【ドル円】 英EU離脱ショックが続き100円切りそう(執筆時点で100円73銭)

ドル円(2016/07/06) イギリスにおけるEU離脱を問う国民投票で「離脱」の結果が出てから2週間あまり。それに伴うユーロ暴落からの、全面的な円高はいまだ収まることを知らず、3年ぶり?の100円切りも目前に迫ってきました。実効性があったかは別として、あれだけ色んなことをやって、どうにかこうにか「円高じゃない」というレベルまで円安を進めることに成功しかけていたのに、一発均衡が崩れてこの結果ですよ。実際にイギリスがEUを離れるまでにはまだ3年くらい掛かるみたいなので、リアルに影響が出るまでにはまだ相当時間が掛かるものの、予想で動く相場はやはり敏感です。経済ってほんとこえー。

東京マーケット・サマリー・最終(6日) | ロイター

午後5時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の 100円後半。海外時間のリスク回避の流れを引き継いで一時100円半ばまで下押 しされた。大幅安となった株価が大引けにかけて下げを縮めると、ドル/円も101 円を回復する場面もあった。

つまり円買いは、株安からの資金逃避ってことなんでしょうかね?一時期のような「黄金時代」ではないとしても、他国に比べれば日本はリスクが少ないってことなんでしょうね。20年後、30年後の先行きはともかくとして、今今の状態は悪くないもんね。

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【ドル円】世界経済が思わしくないとかで円高が進行中(執筆時点で109円52銭)

ドル円 2016/04/07 前回(2016/03/21)111円台になったあと、113円台まで戻していたドル円ですが、ここ数日続く世界経済が思わしくないことなどの影響を受け、昨日からまた円高が進み始めました。

NY市場サマリー(6日) | ロイター

<為替> ドルが下落した。対円では午後に一時109.36円まで下落し、2014年10月 下旬以来の安値を更新した。日銀の介入警戒感が薄れた上に、米連邦公開市場委員会(FOMC)議 事要旨で連邦準備理事会(FRB)のハト派姿勢が確認されたことがドル売りにつながった。 安倍晋三首相が米紙ウォールストリート・ジャーナルのインタビューで、各国とも「恣意的な介 入」による通貨安誘導は避けるべきだと発言したため、日銀は円高阻止のための介入に動かないとの 見方が広がった。さらに3月のFOMC議事要旨では、世界経済の成長減速に起因するリスクが利上 げへの慎重な姿勢を正当化するとの考えがコンセンサスだったことが分かった。

株安とリンクした円高という点では、前回の動きと同じ。しかも今回は日銀に対する介入牽制も込みであり、なるようにしかならんなあという感じ。 超円高から100円を超えて戻ってきた時には、すぐに120円台とかの水準に戻るのかなと思っていたのですけど、アメリカ経済も好調になりつつあったし、でもなかなかそんな単純にはいきませんね。一進一退を繰り返しながら少しずつ成長するアメリカ経済と、良くなる気配がないヨーロッパ経済、早晩ダメになることはわかりつつも今のところ大丈夫っぽいので悪いところを見ないようにしている中国経済。この3つがうまいこと行けば世界経済も好転するんでしょうが、3つとも上手く行くために日本がスケープゴートにされたら敵わんしなあとか思ったりも。SFの世界かもしれないですが。 しばらくはこれくらいの水準で推移するのかなー。

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【ドル円】この1ヶ月間の値動き(執筆時点で111円47銭)

ドル円(2016/03/21) 一気に円高になってから1ヶ月。割と落ち着いた感じで112円から114円くらいまでを行き来していましたが、3/17に1年5ヶ月ぶりの円高(110円65銭)となり、今日は111円台。全体的にはじりじりと円高に向かっているような気がします。

ドル111円半ば、実需筋の買いで小幅高 | ロイター

朝方111.40円台だったドルは、仲値公示の通過後に110.83円まで下落した。日経平均株価が下げ幅を拡大したことが背景で、市場からは「株安と円高がリンクしてスパイラル的に下がっている部分もある」(国内金融機関)との声が出ていた。 きょうは実質的に商業決済が集中しやすい五・十日で、実需筋の売買もそれなりに観測された。仲値まで下値を支えていた輸入企業のドル買い/円売りが一巡したことも下落の一因となったという。 米連邦公開市場委員会(FOMC)で米国の年内利上げ見通しが4回から2回に減ったことが意識され、ドル売りの流れが強まりやすいという。「売られ過ぎ感はあるが、目線が下方向に向いているのでチキンレース的についていかざるを得ない」(同)との声が出ていた。

コラム:事実上の米金融緩和が示す「2つの問題」=鈴木敏之氏 | ロイター

米国のコアインフレ率に上昇の兆しが見える。失業率は4.9%まで低下。経験則で言えば、景気の過熱を懸念しなければならないところだ。それでも15―16日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)は、金融緩和を行ったに等しい結果となった。 つまり、世界経済と金融情勢は引き続きリスクであるという判断を残し、次回の4月26―27日のFOMCでの利上げの可能性を小さくしたのである。

そうなのね。 景気が良くなってきたと言ったり、落ち込みそうなので早めに手を打つとしてみたり、アメリカの金融政策も忙しいね。先進国の国家運営というのはそういうものかも知れないけれど。派手な好景気も不景気もないけれど、手をこまねいているとじんわり死んでいくので常に何か手を打って、レベルを維持しないといけない的な。で、細かい数値に神経過敏になるのよね。政府も市場も。そういうもんなんでしょうけど。手元の数値が小さくても、将来目線では大きくぶれる可能性があるわけだし、その将来に対して投資を行っているわけだし。 こういう投資というか運用というか、している人は凄いなあと思います。僕には見えてないことたくさん見えてるんだろうなあ。

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【ドル円】 大変だ……いつの間にこんな円高に!(執筆時点で112円65銭)

ドル円(2016/02/11) この記事を書くのもなんと3ヶ月ぶり。日銀のマイナス金利からこっち、円高になっていってるなあと気付いてはいたのですが、忙しかったのと、徐々に変化していったので書くタイミングを逃しちゃってたのとで見てるだけでした。でもさすがにここまで円高になるとグラフでも乗せておこうかということで。 グラフ見るとわかるとおり、2月の頭には120円台だったんですね。その前の1ヶ月の間はジリジリと円高で、116円から120円くらいの間で上がり下がりがあるのかなあと言う感じだったのが、ここに来て。何があったんでしょう。

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