ブログ記事を書く前に感じてしまう徒労感

さっき、先月のアクセス統計を見ていて気が付いたんですけど、先月って26件しか記事を書いてなかったんですね。 【Access Report】 2014年6月版 | mutter June 2014 | mutter 確かに半ばから後半に掛けていろいろと忙しくなってしまい、考えていることを文字に起こすための時間が取れなくなったり、そもそも考える時間が減ったりしてしまったのですが、それとは別に、ブログ記事として書き起こす前に徒労感を感じて書くのを止めてしまう話題も多かったです。例えば「集団的自衛権」についての話とか。 いわゆる「集団的自衛権」の問題と言われる「自衛権発動の要件」については現在示されている要件や以前との変更点、現在の外交状況などを考えると個人的には妥当に感じる範囲内かなと考えていますが、一方で国民の同意が必須な案件であって現在の様に理解を得られていない(それが、憲法改正に対するヒステリーであろうと、直ちに戦争を行うという誤解であろうと)現状では、方針を決定すべきではなかったとも思っています。 僕の考える「我が国の平和」は、他国を攻撃するための武力を持たず、他国を侵略する戦争を行わず、それでいて他国に侵略されることのない日本ですが、永世中立国であるスイスが強大な軍隊を持つのと同様に、平和を実現するためには「有事の際に対応することが出来る武力」と「有事の際に頼ることが出来る同盟」が必須だろうと考えています。この2条件を満たすことで「戦わずして勝つ」が僕の考える「平和」です。でもこれ、絶対に受け入れられない人もいるんですよね。 僕にとっての自衛隊は、料理人にとっての包丁であり、能動的に殺人が可能であってもそれを行わないものですが、「殺人が可能ですよね」と言われれば肯定せざるを得ません。そのことをベースにした人にとっては、「戦争の可能性」自体が排除対象であって、それを臭わせるような意見に対しては攻撃でもって対処する。それ考えるともう徒労感を感じて、記事にするのを止めちゃうんですよね。こんな小さなブログであってもそうなので、有名ブロガーの人とか嫌になっちゃうだろうな。もうちょっと平和的に平和について語れないかと思うのですが、まあでも「伝統芸」なので仕方ない。 「集団的自衛権」の状況について「きちんと」知りたい人はこちらを参照してください。 集団的自衛権・閣議決定、雑感: 極東ブログ そうそう「焼身自殺未遂」の件もありましたね。「集団的自衛権」の問題と結び付いていたので、写真などが広く流布され「ショックを受けた」「子供もこれが異常なことを感じたらしい」なんていう言説を見掛けましたし、「マスコミはなぜこれを報じないのか」「政府による言論統制だ」などという糾弾も見掛けました。でもこれねえ、すげえ問題だと思うんですよね。詳しくはここに良くまとまってますけど、 新宿での焼身自殺未遂事件 報道が少なかったのはなぜ? | THE PAGE(ザ・ページ) 「自殺」をマスメディアで詳しく報道すればするほど自殺率が上がるのはこれまでの研究で明らかになってることなんです。小学校の頃の旧友がFacebookに「テレビで報道されたのを見た子供が吐き気を催した。子供もこれが大変なことだと感じているらしい」なんつて悠長に書いてましたけど、感受性高い子供に育つのは良いけれど、でも、それは良くない。良くないよ。良くないからわざわざWHOも内閣府もガイドラインを定めているのだし…… 自殺を予防する自殺事例報道のあり方 – Wikipedia 自殺予防 メディア関係者のための手引き – 内閣府 どんな主義主張の元に行われたとしても、自殺を認めてはいけない。自殺と主義主張の妥当性とは、分けて判断しなければいけないし、自殺を否定することは主義主張の否定にはならない。でもこれについて書いたとき、そのことをきちんと理解してくれる人がどれくらいいるだろうかと思うと……書く前から徒労感を感じますよね。自殺を肯定したくないだけなのに「お前は戦争がしたいのか!」とか言われると、なんつうか、ぽかーんとしてしまいます。んで実際にそうなるし。 穏当な話題で言うと、サッカー日本代表の話も徒労感を感じる話題でしたね。「ファンが優しいうちは日本代表は強くならない」「結果が伴わないのだから叩かなければ」などといって罵詈雑言を投げつけている人(対象は主に本田とザッケローニ)がネットに多数いましたけど、あーうん、僕には全く理解出来なかったです。僕の知ってる「愛」ってそういうものと違うし。罵詈雑言の多くには「憂さ晴らし」は感じたけど「愛」は感じませんでした。確かに1分2敗での予選敗退は「惨敗」でしたけど、ドイツW杯の時とは全然違った印象だったんですよね……あのときは4年間、一度も希望も将来の可能性も感じなかったですし。 惨敗に失望し、ストレスを感じるのも解りますけど、ぜひこの精神で暖かく見守って欲しい。 【山本一郎コラム】サッカーファンのお前ら、ベイスやヤクルト、アストロズ見て落ち着けよ | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト― 負の感情が爆発してる人には何言っても無駄かも知れませんけど…… 徒労感を感じるのはたぶん僕が弱っているか、他のことにエネルギーを注ぎたいと思っているかなんでしょう。それはもう仕方ない。自分が楽に思える話題だけを書いていけば、そんなことで悩んだりしないんですけどねえ。

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ちょっと静岡と東京に行ってきます。(更新休止のお知らせ)

第11回博麗神社例大祭 まあアレです。1年ぶり。 ちょっと有明まで行ってきます。乗り換え覚えてるかしら。 正直なところ、年齢も重ねてきてこの歳でこういうイベントにわざわざ東京まで行くってどうなんだろうっていう葛藤もあるんですけど、去年、精神的にちょっと落ちてるときに出掛けていってかなり気分転換になったので、今年もちょっと行ってみようかなと。盛り上がってるところに混じるのは楽しいですよね、うん。本当は超会議も行きたかったんですけど……まあそっちは予定が合いませんでした。残念。 去年同様、一般参加で適当にその辺ふらふらしながら、ニコニコ動画に動画を上げてらっしゃるサークルさんを中心に回っていると思います。今年はCDを多めに買おうと思っているんで、午後はひたすら試聴してるかも。名刺は持っていきますが、誰に差し上げて誰に差し上げてないか殆ど覚えてないので、今回はあんまり自己紹介しないかも。万一ご縁があった仲良くしてやってください。 ブログの再開は5/12くらい? このところ新しい環境への対応で余裕がなくブログの更新が滞ってますが、まあそのうちまとめて何か書きます。書きたいことはあるんですけどね。 さて、久しぶりの実家に向かう準備をせねば。 37歳のくせに「ちゃんとした靴で来い」と母親に言われてますが敢えてクロックスで出掛ける僕。無印のソファが「人をダメにするソファ」って言われてますが、クロックスも結構人をダメにすると思うんすよね……いや、母君、これは!スポーツ用のスペシャルなクロックスで!明日決行歩くことが予想されるんでわざわざこれを選んで!履いてきてるんです! ……ホントの話なんだけど、「ああそうなの」って言いそうに無いよなあ。母親って。もうええやんか好きにさせてくれよと思うんだけどなー親はいつまでも親であってかわらんすよね。そういうの。

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技術情報のブログを書くときは日付をわかりやすくして欲しいなー

まいにちめくる #よつばと 検索して巡回しているとたまに「いつ書かれた記事なのか全くわからない」ブログってのがあります。自分語りだったらいつ書いたかなんて別に関係ないのだけれど、技術情報だと(場合によっては時事ネタの場合でも)日付ってすごい大事だと思うんですよね……。僕自身もそうですけど、自分が書いた記事すべてを更新していくのは無理だし、基本的にある程度放置になりますよね。そりゃもう仕方ない。だけど「日付」が明記されていれば、それを目安にして読む方もある程度判断出来ます。同じ情報でもそれが2007年に書かれたものか、2013年に書かれたものかで価値は全然違ってくるわけですし。 ところがブログのデザインの仕様なのか、日付が全く書かれていないか、書かれていてもすごい見づらい場合ってのがあります。それだと、情報を最後まで読み終わったあと、「で、これいつの情報?」となってそれがわからずストレスが溜まると。大体は古い情報でも問題は起きませんけど、例えばWindowsの設定とか、ネット周りの設定とかだと最悪、PCが動かなくなったりネットに接続出来なくなったりすることもありますし、今大丈夫でも5年後、10年後も大丈夫かはわからない。 記事をメンテナンスしていくことが難しいのならば、せめてその情報がいつのものかくらいは書くのが良いんじゃないのかなと思います。すごい細かいことなんですけど、意外にそういうのストレスに感じるんですよねえ。嵌まる原因にもなりますしね。 ……まあ、日付書いててもものすごい昔の記事を引っ張り出してきて「仕様と違う」だの「上手く動かない」だの言う人って実際いますけどね。「そんな無責任な」と思うかも知れませんけど、さすがにそれは対応しかねます。申し訳ないですけど。書いた当時の仕様と環境において正しければ、その記事は正しいということだと僕は思いますし、最新の環境でどうかなんて正直知らんてよ。

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