月刊マガジン(*1)で連載中の、BECK(著:ハロルド作石(*2))。
恐らく、2年以上は、連載を追っかけているし、
毎月、このマンガと、あともう一つを読むためだけに、
月マガを立ち読みしていると言っても過言ではないのだけど、
(そのうち、読んでいるマンガについて列挙してみたいが)
今まで、単行本を買おうとは思ってはいた。
でも、なかなか機会がなくて。
旅先で、移動時間とか暇だったので(持っていった本はあっという間に読破した)
新宮の新古書店で、BECK1-5巻を購入。はまる。
実は、連載初期って読んでなかったのね。1年分くらい。
その後、青春18切符なのを良いことに、
マンガを買うためだけに串本から新宮まで赴き(笑)
8巻まで購入。それ以上は重くなるだけなので、断念。
京都に帰ってきてから、現在の最新刊(23巻)まで購入。
何が良いかって…うーん、なんだろうね?
確かに音はないので、見ようによってはひどく馬鹿馬鹿しくも映るかも。
でも、逆に言うと、どんな音がはまっても良いんじゃないかな。
主人公が才能に恵まれているのは、いかにも漫画的だけど、
それを生かす環境には恵まれていない、
というかバンドは、連載開始以来(竜介とエイジが別れて以来)、
ずっと苦境に立たされてるし(笑)
その辺が、ご都合主義じゃなくて、白けさせない。
ていうかやっぱり、音楽を想像させる描写が凄いんだと思うんだよね。
単純にライブの盛り上がりを欠くだけじゃなくて、
まるで映画のカット割りのような表現方法とか、
または、自分だったらBGMがあるようなシチュエーションとか
そう、ちょうどね、サイレントムービーみたいだ、と思った。
アニメ化もされているし、
トリビュートサントラも出てるんだけど(そして評価も悪くない)
それらの評価はあくまで、想像の上に成り立ってるんであって、
特にマンガを補完するようなこともないかなと。
んー…ひさびさにはまったマンガだ。
音楽に対する愛も深いしね。
ジャケのパロディを毎回載せるとか。
ジェネレーション69(*3)とか!
そういう遊び心、も大好き。
注釈
*1) 月刊マガジン:
講談社出版の少年漫画誌。毎月6日(曜日によって前後あり)発売。略称は月マガ。
*2) ハロルド作石:
代表作は、『ストッパー毒島』『ゴリラーマン』。ちなみに、『ゴリラーマン』は高校の頃好きで読んた…が、全然気付かなかった(苦笑)『BECK』とは作風が大きく違ってるし…言われれば確かにそうなんだけど。『BECK』では、表情、情景、その他多くの描写が素晴らしいと思う。情景を通して、音を想像させる力がある。
*3) ジェネレーション69:
作中に出てくる、有名パンクバンド。実際のモデルは『ハイロウズ』らしく、メンバーの絵は激似。『『ジェネレーション69』がいなかったら、俺は人生やれてなかった気がする…』という千葉のコメントには、深い共感を覚える。
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