【読書感想文】 大泉 洋 / 大泉エッセイ ~僕が綴った16年

今や日本で知る人は少ないと言えるであろう人気「俳優」大泉洋さんのエッセイ集。内容は今年4月3日に40歳になられた大泉洋さんが、24歳から32歳の間に「アルバイトニュース an 北海道版」「じゃらん北海道発」「SWITCH」の3誌に連載していたエッセイに、2,013年の大泉さんの振り返りコメントと書き下ろしエッセイ4篇を加えたもので、これまでまとめられてなかったエッセイをまとめて読める、また道民以外の人間にとっては貴重な資料であり、同時に現在の大泉さんと一緒にかつての大泉洋さんを取り巻く状況を振り返るという、とてもお腹いっぱいの一冊に仕上がっています。

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【ドル円】 「ついに100円台に」って書こうと待ってるのに全然来ねーじゃねーか(執筆時点で99円71銭) 【定点観測】

22_usdjpy_10d.png 一瞬「来た」っていう情報も流れたんですけどね。相場の値段としては、来てないようです。朝からずっと、99円60銭から90銭の間を行ったり来たり。よく「○○円台にドル売り(円買い)ポジションが溜まってる」みたいなことを言いますけど、そういうことですかね?確かに「100円」て聞くとある程度長い感じで見てる人でも一旦確定させておきたい、みたいになるのかも。どうなんですかね。 ニュース、専門家の話を漁ってみると、

22日の東京外国為替市場=ドル・円、100円接近も利食い売りに押される(モーニングスター) – ニュース・コラム – Yahoo!ファイナンス

22日の東京外国為替市場でドル・円は、1ドル=100円を前に利食い売りに押される展開が続いた。日本は先週末のG20(20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議で、円安進行に対する名指し非難の回避に成功。これを材料視し、朝方には一時99円90銭近辺まで上昇し100円をうかがった。ただ、100円手前の水準では利益確定売り中心に上値を抑えられ、その後は99円台後半の動きに終始している。

ドル、99円台後半=100円手前で伸び悩む〔東京外為〕(22日午後5時)(時事通信) – ニュース・コラム – Yahoo!ファイナンス

22日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で日銀の金融緩和に理解が示されたことから、上昇した。ただ、1ドル=100円の壁は突破できずに足踏みが続き、午後は調整売りに伸び悩んだ。午後5時現在は99円69~70銭と前週末(午後5時、99円27~32銭)比42銭のドル高・円安。  前週末のG20では、日銀の新たな量的金融緩和策に対し、円安誘導との批判が回避された。このため朝方の東京市場はドル買い・円売りが進み、99円80銭前後で始まった。仲値にかけて弱含む場面も見られたが、ユーロの上昇に連れ高となり、99円89銭まで値を上げた。午後に入ると、調整売りに押され、99円50銭台まで下落。欧州勢が参加し始める時間帯には再び堅調となり、99円70銭前後でもみ合っている。  市場では「100円を目指す買いと利益確定の売りが拮抗(きっこう)していたが、午後に入って売りが優勢になった」(大手邦銀)という。「99円90銭前後には相当数のドル売りが観測されている」(外為ブローカー)との指摘もあった。  100円台到達については「極東勢は自信を持って買っていない。米経済の不透明感が強まれば、しばらくこう着する可能性もある」(前述の大手邦銀)との声が聞かれた。

なるほどねー どうなんですかね。100円超えたらまた一気に行くんでしょうかね。 また深夜、海外で何か起きたりすんのかな。

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【ドル円】 また99円台(執筆時点で99円50銭) 【定点観測】

21_usdjpy_1m.png 前回「100円台になるかも」というエントリを書いたのが9日。 【ドル円】 あっという間に99円台。展開早すぎ…(執筆時点で99円62銭) 【定点観測】 | mutter その後一時97円台まで円高になって、「ですよねー」的なエントリを書こうと思っていたのですけど、今ブログのコントロールパネル見たら「さすがに100円には行きませんでしたね(執筆時点で98円01銭)」というタイトルでそのまま下書きになってました。つまり書きそびれちゃった。まあ、仕方ないね。 つうわけで、定点観測だけ見るとずっと円安模様に見えるけど、グラフ見ると解るとおり、先々週から先週に掛けて一旦円高に進み、再び円安に向かって週末という感じ。最近10日間のグラフで見るとこんな感じ。 21_usdjpy_10d.png 15日から16日にかけての値動きはよく解らないですが、週末に向けての値動きはG20の影響かなあ。 G20では、日本の財政赤字を改善するよう厳しく求められつつ、金融政策については了承されたという感じっぽいので、この辺材料にまた来週値が動くんでしょうかね?

日銀緩和に理解、財政再建要求…G20共同声明 : ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は19日午後(日本時間20日未明)、米ワシントンで2日目の討議を終え、共同声明を発表して閉幕した。  声明は、日本銀行が導入した「量的・質的金融緩和」について、「デフレを止め、内需を支えることを意図したものだ」とし、円安誘導が目的でないとする日本の主張に理解を示した。その一方で、日本に対しては米国と共に財政再建の実行を強く求めた。  日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁は閉幕後の記者会見で、「国際社会の理解を得られたのは良かった。自信を持って金融政策を運営していける」と述べた。議長国を務めたロシアのシルアノフ財務相は、「(日本の政策は)15年にわたるデフレから数年間で脱却しようというもので、我々にも経済成長をもたらす」と支持する考えを表明した。

さてどうなりますやら。

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天一の下水道不正利用のニュースと下水道料金への素朴な疑問

これね。

「天一」工場が下水道不正使用 1億5千万円分 : 京都新聞

大津市は19日、中華そば店「天下一品」を展開する天一食品商事の本社工場(大津市大江8丁目)が、2009年4月から今年1月まで井戸水の利用を市に届け出ず、支払うべき下水道使用料約1億5774万円を不正に免れたとして、過料を含む約4億7324万円を支払うよう同社に請求したと発表した。市の下水道使用料では過去最大の不正額という。  市によると、同工場は1996年9月に水道水と井戸水を使って操業し、下水道に排出する認定を受けたが、2009年4月から使い始めた井戸は市に届け出ていなかった。

確かに徴収された料金は下水道使用料なんで、下水道不正利用で合ってるんだけども、手続き的には「上水道」の手続きを(意図ではなくミスだったと天一は言ってる)していなかったという話なのよね。 なんでそういう話になるかというと、下水道の使用料金が上水道の使用量に合わせて計算して請求されるようになってるから。水道料金の明細見れば解るけども。上水道の使用量はメーター取り付ければ解るけど、下水道の使用料なんかぶっちゃけわかんない。だから「だいたいで多分だけ流してるでしょ」ということで、上水道の使用量で計算した下水道料金を請求するという理屈。まあそうか。 で、今回の天一のように市の上水道を使わずに(つまりメーターを回さずに)水を入手して使用する場合には、メーターを回さない代わりに使用量を水道局に届け出る必要があります。水道局では届けられた内容に従って下水道料金を計算して支払うわけですね。対象になるのは井戸水だけではなくて、わき水や川の水、雨水の再利用なんかもあります。上水・下水どちらもメンテナンスの必要がありますし、ただで使用出来るもんではないってことですね。そんなの日常あんまり意識しませんけど。 たまにビルとかサービスエリアとかで「雨水をトイレの水に再利用しています」ってのを見掛けますけど、ああいうのもきちんと量を計測して届けてるのかしら。大きなビルだったら必ずやってるでしょうけど、小さな店だとどうかな。ていうか、よくよく考えたらすげえめんどくさいなあ。いちいち溜めた雨水の使用量なんか測ってられなくないか。下水道の理屈は解るんだけどさ。

ふとした疑問

飲食店とかだと、蛇口から出たものの下水道には流してない水ってのも結構な量あるんじゃないですかね?つまり飲み物や食べ物でお客様のお腹に収まって店外へ出て行くようなそういう水分(大都市圏の飲食店が水道の水を料理に使っているのか?はさておき)。飲食店は元々水をたくさん使うから、全体の割合からしたら大きくないのかも知れないけど、量だけ考えたら結構バカにならないのでは。もちろんそんなの計測出来ないから、それで下水料金を減免してくれることになったとしても届けようがないけど…… それともあれかな、お客様が店外から持ち込んでトイレで排出する水分とで相殺みたいな感じだろうか。まあそれも考えられなくはないけど……やっぱり、その辺は誤差だから大人しく払ってと言うことなんでしょうな。なんかもやっとする。すげーちっちゃなことなんだけど。もやっ。

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「Dynamic Draw」でフローチャートを作ってみたらすっごい簡単だった

仕事でフローチャートを作る必要が出たのだけど、それまでにきちんと作ったことがなかったのでどうしたら良いかよく解りませんでした。僕の記憶にある「フローチャート作成」は、重くて色んなことが出来るけど解りにくいソフトウェアで、パーツを一生懸命配置して調整して作る「苦役」であり、若干トラウマだったのですけど、でも冷静に考えてみれば世の中にこれだけたくさんのフローチャートがあってそのすべてが苦役の末に作成されたわけはないわけで、僕のやり方が良くなかったんだろうなと。 というわけで、ググったらあっさりソフトウェアが見つかって、しかも凄く簡単にフローチャートが作成出来て、感動しました。普通なんでしょうけどね。社会人としては。でもなんかこう、苦手意識が強かっただけに余計に。 利用させていただいたソフトウェアはこちらの「Dynamic Draw」。

Dynamic Draw

Dynamic Draw は作画ツールです。 とっても軽くて、瞬時に起動し、軽快に動作します。 汎用的な作画機能はもちろん、仕様書、設計書等の作成に、特に優れた能力を発揮します。

その通り軽くて軽快、シンプルで使いやすい。そしてフリーウェア。マジですか。素敵。

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戦略的歯みがきブレイク

作業場所が小売店舗近くで様々な職種の人間が同居する賑やかな事務所から、多くて3人までしかいない狭い事務所に変更になって以来、大体においては快適なのですけど、いくつかある問題のうちの1つに「喋らない」というのがあります。朝出勤してから帰るときまで、長いときで12時間くらい喋りません。そうするとどうなるかというとですね、まず喋れなくなります。スーパーで野菜を買って帰ろうと思って寄って、「10,000円でよろしいですか?」と聞かれてすぐに声が出てきません。パソコンじゃないですけど、喋る機能というヤツもしばらく使わないでいると待機モードに移行するみたいです。立ち上がりに若干のタイムラグがある。たかだか12時間でこの有様なんだから、「引きこもりになったら喋れなくなる」というのを聞いても「そうだろうなあ」と納得してしまいます。そうだろうなあ。 喋らない影響のもう一つは口が気持ち悪くなります。なんですかねえ…喋ってれば大丈夫なのかは定かではないのですけど、なんかねーずっと口閉じて黙ってると口の中が妙にねちゃりとするような。自分ではクサイかどうかまでは分かんないんですけどねえ……あからさまに不快。タバコは吸わないけれど、お昼ご飯食べてるし、珈琲も飲んでるし、そりゃ臭いはなにがしかするだろうなあという。深夜にお酒飲んでそのまま寝ちゃって、翌朝起きて「口臭がある」といわれるのと同じことかなあと。よくない。 というわけで、気分転換も兼ねて、歯みがきブレイクを入れることにしてみました。夕方、これからもうちょっと頑張ろうかというタイミングで、トイレのついでに歯みがき。給湯室で一人シャカシャカシャカと。顔も洗って、気分転換。ふぃー。 なんか今までそういう余裕を持てずにいたんですよね。決められた休憩時間以外は席から動いちゃいけない的な。そんなことを言われたことは無いはずなんですけど、でも席を外す理由がないんでねえ……どうしても……。だからきっかけは他のことですが、それとは別に間を取るのは大事なんじゃないかなーと思って。 戦略的歯みがきブレイク。 ……ふと閃いたこの単語でブログを書いてみたけど、まあなんつうかあんまりしっくり来なかったのは内緒です。 歯磨きなー

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泣きながらWindowsアプリケーションを移植した

「まれによくある」案件なのかも知れませんけど個人的に結構心に来たので書き留めておきたく。 社内のシステムを結構大がかりに入れ替えることになってウェブアプリケーションを中心に更新作業が発生しているのですけど、「前任者の忘れ形見」というか「いずれ踏む地雷」というか、割と業務に密着して利用されているWindowsアプリケーションがかなりの難敵であることが判明。概要はこんな感じ。

  • .NET Framework 1.1向け
  • 使用言語はC#
  • ソースはない
  • 開発環境もない(「Visual Studio .NET 2003」だと思う)
  • 仕様もない
でもって、特殊事情としては、
  • 僕にはC#での開発経験はない(「Hello, World!」でさえ怪しい)
  • 納期やばい
納期がやばいのは他の作業で時間を使いすぎた僕のせいなんですけどそれにしたってこの、プラスチック製果物ナイフでくじらを解体するような感覚に頭がクラクラしました。エンジニアの人ってすげえな。最近「俺、エンジニアじゃねーな…」と思う機会が多いので余計に。 結論を書くと、今のところ8割方動いてます。
  • .NET Framework 4 向け
  • 使用言語はC#
  • ソースはデコンパイルして再生成した
  • 開発環境は「Visual Studio 2010 Express」入れた
  • 仕様は今書いてる
誰かの助けになるとは思えませんが、一応気付いた点もメモ。

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父親と病気

父は63歳。今年64歳になります。 1日2箱くらいの喫煙者で、酒は飲みません。 父は昔から殆ど病気をしない人で、10年に1回くらい風邪を引いて「鬼の霍乱」なんつて言ったもんでしたが、去年、胆嚢炎(胆石)をやりましてね。といっても命に関わるようなものでは無く、少し入院しただけで退院出来たのですが、そこで睡眠の不規則さや食生活の不摂生さを強く指摘されたのが応えたのか、それまでがあまりに健康だったからなのか、途端に弱気になってしまいました。以来、少し体調が良くないと「病気じゃないか」。 今年の年明けにも少し風邪をこじらせたことがありました。同居しているわけではないので詳しい症状までは解りませんが、電話越しには元気そうでしたし、母親の話では大したことないとのことだったのであまり心配していませんでした。ところがなかなか咳が治まらない。そして曰く「癌じゃないか」。自分の父親(祖父)を肺がんで亡くし、自分自身も喫煙者であるという「負い目」や肺がんに対する「恐怖」のようなものがあるのかも知れません。 病気し慣れない人が急に病気すると弱気になったりするもんなんでしょうか?母親の方は僕が子どもの頃からずっと喘息を患っている上、血圧など良くないところもたくさんあって苦労しているので、自分自身のことであってもそれほど慌てないのですが、慣れてないというのはそういうことかも知れません。いや、健康であることに越したことは無いので、どっちが良いのかは微妙なところではあるのですけど。 結局、MRI、血液検査を行った結果、肺がんでも結核でもなく、抗生物質を投与されて2週間ほど禁煙したら治りました。抗生物質が強すぎて肝臓に負担が掛かり、医師に変更してもらうというハプニングはありましたが、まあ「大したことはない」。入院もしなかったですしね。父親ももう若いわけではないので1つや2つ病気の経験も出来て当然だし、そういうことが起きたとしても冷静でいて欲しいなあと思うのですが…なんかこう、突発的なことが起きたとき、それに慌ててしまう、パニックになってしまう、ネガティブになってしまうというのがそのまま自分を見ているようにも思えて、少し苦笑い。仕方ないんだろうなあ。 いつまでも若いと思っていた父親も、歳を取ったのだなあ、と少し寂しく感じた出来事でした。

追記:病気で弱気になっているときの精神状態

単純にネガティブに、鬱になっていくのかなと思っていたら案外そうでもなく、父親の場合はどちらかというと「躁鬱」っぽい感じになっていくようです。暗くふさぎ込んでいたかと思ったら、「精を付けるために焼肉食べに行こう!」と言いだしてみたり。機嫌が悪くなったり、良くなったり。原発のことについてよく解らないネガティブなことを書いていたのもこのせいかもしれないなあ。母親に禁煙を促されて「今までに見たこと無いくらい」怒ったのも、そのせいかも。 まあ、煙草は単純に止めれば良いと思いますけどね。胆嚢にも悪いし。

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京都には「地方局」が1局しかなくて寂しい ── 地方局って大事じゃないかなあという話

静岡から京都に来て思ったことの1つに「テレビ局の存在感の無さ」というのがあります。 大都市圏から出たことが無い人にはあまり実感出来ないと思いますが、地方道県では4大ネットワークに対応したテレビ局がそれぞれ1局ずつあるもんなんです(一部例外を除く/詳しくは記事下部の参考リンクを参照のこと)。 例えば静岡であれば、こんな具合。

  • 日本テレビ系列 → 静岡第一テレビ
  • TBS系列 → SBS(静岡放送)
  • フジテレビ系列 → テレビ静岡
  • テレビ朝日系列 → 静岡朝日テレビ
もちろん京都だってテレビ局はあるわけですけど、京都のというよりかは大阪の。
  • 日本テレビ系列 → 読売テレビ
  • TBS系列 → 毎日放送
  • フジテレビ系列 → 関西テレビ
  • テレビ朝日系列 → 朝日放送
違いは夕方のバラエティや、地方ニュースの距離感に出ます。

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