LAKE BIWA 2002 – 2ND DAY[4]

?走りきれる予\定ではなかったのに(笑)? 彦根の南(地名わからず)のローソ\ンで休んでいると、 店員や常連のお客に色々と声を掛けられる。 湖岸道路からも国道からも離れているので、こんなヤツが珍しいのだろうか? 愛想のいい人ばかりだったので、ちょっと話をして、気持ちもリフレッシュ。 県道2号線をふらふらと走っていると、行く手に山が見えてきた。 そう高くはないが、切り通しのように道路が通っていて、 なにやらちょっとした峠のようである。 疲れていると上り坂はキツイ…かというと実はそうでもなく、 ここまで来ると別に何が来ても同じなので、 多少時間は掛かるけど、特にしんどいということもない。 焦らず、えっちらおっちら上っていく。 上れば必ず下りが待つのが峠の常。一息つきながら下っていくと、 なんと、安土城跡でした。 土台しか残っていないため、そんな看板を見ても『そうなんだ…』としか思わないけど、 少し離れてから、その上にそびえていたであろう天守閣を想像すると、 なんだか凄く感慨深かった。 山を背に、田畑の中にそびえる、煌びやかな天守閣。 見てみたかったなぁ… とはいえしんどさも限界。 郵便局でお金をおろしつつ、安土駅から電車で帰ろうかしら?とも考えてみる。 駅前に自転車を止め、小さな駅舎で一息ついてると、売店の親父が血相変えて文句を言いに。 『これじゃ、自動販売機で買えないだろう!』…おっさんおっさん、どこにお客いるの? 喧嘩をする元気はなかったが、一瞬たりともこの駅にはいたくなくなったので、 行けるところまで行ってやる、と決意を新たにし、 戦線復帰。 根性無いくせによくやるわ。 近江八幡?野洲?守山?栗東。 野洲で国道8号線と合流したのだけど、これがまた大渋滞中。 歩道はきちんとついてるけど、空気の悪いこと。 愚痴をこぼす元気もなく、ただひたすら自転車を漕ぐ。 とっくに脚は両足ともつりそうで、右は太股の裏、左はふくらはぎがヤバイ。 自転車を漕ぐには、軽いギアでスピードを使って進むか、重いギアでパワーを使って進むか、 2通りあるのだけど、現状、どちらかに偏ると、一瞬でパンクしてしまう。 2種類の丁度良いところを探りながら、イレギュラーな筋肉の使い方をしないように、 細心の注意を払って進む。 南草津手前で京滋バイパス方面へ。 地図と相談しながら、今日の目的地となった友人の家へと向かう。 万全を尽くし、十\分に確認した上で道を曲がったはずだったのだが… 地図が古かったらしい…(1999年1月発行。いくら詳しくても3年前では…) バイパスから山へ向かって走り、新幹線と名神を越え…あれ?これって、立命じゃん。 目的地よりだいぶ東。 ま、いいやこれを西に走っていけば…え、この道ここで終わり?工事中?? 右に曲がってって…また山下るのか…おい。 というわけで、疲れ切った足で、余計に一回分山登りをしたのでした。あーあ。 この日、汗でめちゃくちゃ汚い僕を、泊めてくれた、友達に感謝。

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LAKE BIWA 2002 – 2ND DAY[3]

?灼熱の湖岸線? 無事に自転車も直り、午前10時、戦線復帰。 夏場の自転車走行は、この時間帯くらいから つまり、昼を挟んで4時くらいまでが 特にキツイ。 長浜?米原?彦根。国道8号線を行く。 地図上でそれほど離れていないはずなのだが、体が重い。 灼熱の太陽の下では、何もしていなくても 急速に体力が失われていくのがわかる。 長浜を過ぎた辺りで、 ついに国道8号線に愛想を尽かし、湖岸道路へと向かう。 (本当はとっくに愛想を尽かして県道を走っていたのだけど) 湖を渡ってくる風は、冷たくて気持ちいいのだけど、 それもすぐに、アスファルトからの熱気に暖められて、 涼しさと、ぬるさと、何とも曖昧な気持ちの悪い風へと変わってしまう。 湖岸線は、きちんと整備された歩道が両側についており、 自転車も(そして多分自動車も)安心して走行できる。素晴らしい。 当たり前のようで、日本にはこういう道路はあまりない。 ただ、1つ言わせてもらうと、湖岸線というのは遮蔽物が一切無いのだ。 これこそ当たり前なのだけど、直射日光をもろに浴びる。 帽子をかぶっていようとお構\いなし。 道の駅で浴びた水も、30分も持たない。 灼熱の湖岸線。 冷房の効いた自動車で乗り付け、 水遊びにはしゃぐ家族を横目に、しばしの休憩…@彦根。

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LAKE BIWA 2002 – 2ND DAY[2]

?好事魔…多し? すこぶる調子がいい。 脚の疲労はまだ全然抜けきっていないけど、昨日の、『重い』とは性質が違う。 取り敢えず、自分の思うようには動く。 涼しくて綺麗な空気を飲み込みながら、飛ばしていく。 少し岬のようになっている、『海津大崎』を回って、大浦着。T字路。 右に行くと、葛龍尾崎を超える、峠越えの奥琵琶パークウェイ。 左に行くと、国道303号に出て、岬をショートカットする内陸のルート。 どうしようか迷って、暫く逡巡…と、良いところに警察の車が… 『すみません、キツイですか?』『かなり、キツイよ。8時から通れるけど』 時間は…6時。 キツイと8時で左行き決定。後で調べたらそこまではしんどくも無かったらしく (要するに普通の峠越え、ということ)行ってもよかったかな…とも思う今日このごろ。 (こういうのがあるから、また言ってしまうのだよな…苦笑) とにもかくにも、大幅にショートカットして、一路木之本へ…(それでも峠越え) と、塩津で国道8号線に入ったんだけど、8号線って、ほんっとにヒドイ道ですな。 以前、静岡に帰ったときも恐かったんだけど、こっちも同じ。 がんがん大型トラック(時にはトレーラー)通るのに、歩道がない… さらには横の側溝との境もない。古いから仕方ないんだろうけど… 僕が知る中で、最悪の国道ですわ。 とはいえ、大型車の通過に耐え、時には農道へと避け、トンネルをいくつか超え、 琵琶湖の綺麗な風景にも別れを告げつつ、木之本着。 木之本IC手前のセブンイレブンで休んだあと、ひたすら国道で先を目指す…が! 木之本町横山の手前を走行中、後輪で何か大きな音が… 様子がおかしいので降りて確かめると、長い釘がばっちりと刺さってました…。 朝早く持ち金もないし、自転車屋も知らないし、仕方ないので、次の駅(高月)まで 自転車を押していく。 途中、おばちゃんに郵便局を教えてもらう。 地図上では省略されているが、高月にも郵便局はあるらしい。ほっと一息。 とぼとぼ国道を歩く…。 とはいえ、国道を避けて道に入ったら郵便局の位置がよくわからなくなったので、 お総菜屋のおばちゃんに水を分けてもらいつつ、教えてもらう。おお。 なんと、自転車屋に電話してくれたり、 『どうしても困ったら言ってきなさいよ』とまで言ってくれた。 いい人はいるもんだ… 郵便局でお金をおろしたあと、高月駅の近くの自転車屋に向かう。 朝の9時なんかにやってるのか不安だったけど、全然問題なく営業していて、 しかも修理してくれたのは、これまたおばちゃんだった。 (しかも手伝ったし(笑)) 同じようにパンクを直してもらいに来ていた女の人とも話をする。 …よっぽど俺が日焼けしてひどい顔してたんだろうな…(苦笑) 励まされて出発。 2日の旅行をなめていて、パンク修理セットを持ってなかったのは油断だったけど、 こういう出会いがあるから、旅行は楽しい。

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LAKE BIWA 2002 – 2ND DAY[1]

?奥琵琶の美しさ? 04:15 起床…というよりも、それ以上眠ろうとするのを諦めた。 結局眠れたのは…1時?3時くらいかな?蚊は気にならなかったんだけど… というわけで、さくっと着替え、荷造りをして、出掛ける。 自転車で5分くらいの、マクドの隣のローソ\ンで朝食を摂り(夏の旅行の定番:冷やし中華) 東へと進路を取る。 昨日の予\定では、朝7時14分今津駅発の長浜行きに乗り、木之本まで行く予\定だった。 でも、動き出しの時間が早かったこともあって、取り敢えず行けるところまで行ってみようと。 一歩も動けなくなってから、電車に助けを求めても遅くはないし、予\想より脚も回復していたし。 そこから琵琶湖の北端を回る最短距離は、湖岸沿いではなく、内陸部を、 マキノ町→西浅井町(塩津)→木之本町と、国道161・303・8号線を行くルートなのだけど それでは琵琶湖に来た意味がないし、奥琵琶パークウェイはともかく、 せめて海津大崎は回ろうと決めて、湖岸道路を行く。 マキノ町は、湖岸道路よりさらに琵琶湖寄りに旧道? 自転車の通りやすい道路があって、すごく動きやすかった。 朝の琵琶湖は、靄がうっすらと掛かり、 水平線の向こうには何もないように見える。 その中で竹生島の影がうっすらと映り、 朝陽に照らし出される琵琶湖と、多くの野鳥の姿が見える。 (勿論、烏も(苦笑)) これを見せられたら…ここには何かある、と思っても仕方がない、 と思って、琵琶湖を見てた。 大津付近の、南琵琶湖は既に水たまりのようだけど、ここは違った。 カメラを持っていないことが凄く歯がゆかったし、 写真を撮る必要はないようにも、思えた。 >> NEXT

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the flower is you / Ken Hirai

キスをするたび深く君を知ってゆくけれど ホントに触れたいものはため息の奥の痛み 君の涙も笑顔もすべてわけあえると思ってた でもこんな時にどんな言葉で君を包めばいい? Show me Your Smile. すべてを失うときも 自分が嫌なときでも 僕はどこにも行かないから Missing Your Smile 涙に濡れるその前に Ah- 僕が守る傘になろう ふるえる肩を暖めて 朝を待とう 答えのない迷路で出口を探す君の 光になれるようにともしびになれるように 冷たい雨に打たれて不意にこぼれ落ちた花びら 今ひろいあげて胸の隙間に咲いた the flower is you. Give me Your Smile. 孤独にとらわれる夜も 自分が許せない日も 僕は隣で待ってるから Missing Your Smile おもちゃみたいな笑顔が 君に戻るその日まで つられて僕も笑ってるその日まで 涙に濡れるその前に Ah- 僕が傘になろう 言葉じゃなくて この胸で包むから…

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Purple

横浜マリノス戦。 見に行ってきます。 今日は圧倒的に京都の応援を。 これに勝利しても、 優勝の目は限りなく薄いけど、 でも、いいのだ。 下手でも、 なんでもいい、 あの空気…が欲しい。 ずっと前に言ってたとおり。

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5 minutes [4]

いつものバーに入る少し暗い階段を下る。狭いが、アンダーグラウンドを感じさせるものではない。 どう言ったらいいか…この先に漂う空気を得て、少しだけ色づいている。 彼女の、ハイヒールの甲高い音を耳にしながら、降りていく。 ありがちな、少し重い木のドアを開けると、いつものマスターが立っている。 いつも通り、目で挨拶をし、カウンターの奥から2番目と3番目の席に座る。 一番奥は公衆電話の前だから、まぁ要するに一番奥の席だ。 バーの空気を感じながら、そこから一番切り離されていられる。 夏はもう終わったというのに、今年の残暑はまだまだきつい。 店内は程良く冷房がきいていて、背中にかいていた汗もすぐに乾く。 『ご注文は?』などという無駄な音は立てない。ただ、黙って正面に立つだけだ。 このマスターは喋るんだろうか…と思ったりもする。 意外と、よくできたアンドロイドなのかもしれない。 メニューを開いてやりながら、そんなことを考える。 彼女の注文はテキーラ・サンライズ。彩りも綺麗だし、女の子にも飲みやすい。 僕も何か気の利いたカクテルを…と思って探したが、上手く決められず、 そうこうしているうちにマスターが、タヒチ・ビールを指し示した。 やはり、読まれていたらしい。静かに頷く。 彼女はお酌をしたがったが、そんなことをさせるのは申\し訳ない、と思った、というのは嘘で、 ビールは自分で入れる方が、美味しいから断った、というのももちろん嘘で、 単純に照れくさかっただけだ。 久し振りに出会ったことに乾杯し、何から話をしようか考える。 自分の話をするのは気が引けたし、相手の話をするには素面過ぎる。 仕方ないから、共通の友人 ── 彼はいつもネタにされる ── を引き合いに出し、 彼の近況や、最近のエピソ\ードを話した。 話す僕の方も、聞く彼女も笑って、空気は少し和み、僕は2口目のビールを口に含んだ。 程良く苦く、そして甘い香りが広がる。 この5年間で、ほんの少しだけ、会話が上手くなったらしい。

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girls

やたらと積極的な女の子というのは やっぱりちょっと苦手だ。 僕はこんななので (それで理解してもらえるのか疑問だけど) たまにある。 苦手、というか困ってる、ということは、 そのまま押していったら落ちるのかもしれない(ォィ けど、 やっぱり苦手に変わりはない。 昨日の女の子にしても、 やたら視線を送られるのを知ってはいたが 黙って、見ない振りをして、友達と喋ってた。 カウンターでスタッフの人と話をしてたら、 ここぞ、と入ってきて、いやー… メトロには良く来るの? ねぇねぇ、何のイベントに来るの? …どうでもいいじゃん、そんなんさ… とは言えずに適当に答えて。 スキを見て、逃げました(笑) はぁ。 Mistake はもうちょっと静かに音楽、 聴かせてくれよな…

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tel

電話が、 嫌いではなくなりつつある。 なぜだろう? チャットが習慣になったせいかもしれない。 顔の見えない電話の相手と 上手くコミュニケーションできるようになった 気がしてる。 深夜、酔っぱらって友人に電話をする。 明日も仕事なのに、ごめんね。 ただ、電話がしたかった。 声を聞きたかった? …よくわからないけど、 そうかもしれないし、 そうではないかもしれないし。 夏が過ぎていってしまう。 心待ちにしている 69tracks。 でもそれがすぎると、世はお盆を迎え、 僕は実家に帰り、 夏は…終わってしまう。 何かを求めている。 何か… 夏というだけで浮かれる人々で 明らかに荒らされた今日のイベント、 その中には何も無かった。 僕は何を求めているのだろう?

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LAKE BIWA 2002 – 1ST DAY[1]

?始まりはいつも…寝坊(笑)? 妙に不安定な天候、微妙なスケジュール具合などで、いったんは決めつつも『保留』にしていた今回の計画『琵琶湖一周』 『また突拍子もないことを…』と言われるだろうけど、構\想自体は5/6月くらいからあった。 以前、小浜まで出掛けたとき、鯖街道はあまりにきついということで、琵琶湖沿いから迂回していくルートを取り、 そのときに立ち寄ったのが今津だった。未踏の地、その奥にまで行くのが、今回、言ってみれば目的だった。 要するに、琵琶湖ってどうやねん!(笑)って感じ。 そんなこと思いながらも前日、出発に向けて洗濯をしてると、ぽつぽつと雨。 一応、荷物の準備はしながらも、『あーこりゃ計画は延期だな…』と思って寝る(午前4時)。 翌日、8時頃起き、カーテンを開けると、…正直言って、この夏初めて見る快晴。 これは…いっとかなあかんでしょ。 というわけで、いつもなら5?6時出発のため、大寝坊なんだけど、その時の勢いで出発。午前10時。 夏場の遠出は、とにかく日中がきつい。何もしていなくても体力を消耗するくらいだから、 その間、太陽の下で自転車をこぎ続ければ…そりゃへばりますわ。 そのため、朝・夕に行けるところまで行く、というのが鉄則。 もちろん、どんなに調子が良くても1時間に1回は休憩する、というのが僕のリズムで、 それは脚の筋肉が硬く、つりやすい、というのも理由の1つなのだけど、夏だと、それくらいでベスト。 休憩できる『コンビニ』はその辺にいくらでもあるからね。 京都?大津はよく行き来しているので、慣れた道。 山中越えというルートもあったけど…1年くらいトライしていないので自信がなく、それは止め。 素直に三条通りを、九条山?山科?逢坂山のルートで。大体…12?15kmくらい。 いつもだったらウォーミングアップくらいなハズなんだけど、今回は…きつかった。 逢坂山へ向かう長いだらだらとした上り坂で息が上がって、暫く自転車を押してしまった。 このところ遠出してなかったからなぁ…体力的な問題か?それとも4時間の睡眠時間か? 何とか大津までたどり着き、コンビニのトイレで見た僕の顔はヒドイ顔をしてた。(造形ではなくて(笑)) 11時10分大津着。 旅費は現地で郵便局から下ろし、余り持ち歩かないようにしているため、 引き出しのため西大津ジャスコ内の郵便局ATMまで行き、ついでに、12時まで休憩。 この時点で、今日の予\定は、およそ100kmの木之本から、その手前、80kmの今津に変更。 琵琶湖は、大津近辺や、東部でこそ平坦だが、北部に向かうと、山がせり出してきて、アップダウンもきつくなってくる。 そのキツイ方から回ろうとしているのだから、どこまで行けるか?というのは慎重に判断しないといけない。 どう頑張っても1日で京都に帰るのは無理な話なので、焦っても仕方ない。2日目にひびくだけ。 湖西は、何度か通ってるので、ルートで迷うとか、そういうことはなかった。一本道だし。 でも、とにかく、つらい。 これでもかと照りつける太陽に、帽子ですら役には立たない。 と言っても、太陽から逃げることは不可能\なので、ひたすら我慢と、休憩。 初日のピークは志賀町(推定40km地点)1日でもっとも暑い午後2時。続くアップダウン。 志賀町に、相撲をイメージした?公園があって、そこでしばし休憩。 どうせ、今動いても無駄に疲れるだけだし、それなら1時間くらい昼寝をしよう…と思ったけど、 そうだった、俺って外で眠れない人だったのね(笑) 公園で遊ぶ日曜午後の家族連れを見ながら、疲れもとれた(つもりになってみる)

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