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ITmedia +D モバイル:3Gの成熟で進む、携帯のセグメント化と多様化通信ジャーナリストの神尾寿氏とITmedia+Dモバイルの斎藤編集長が、2005年の携帯電話業界を振り返る年末対談企画。第1回のテーマは「端末」。キーワードはセグメント化、デザイン、海外モデルだ。
携帯ビジネスの1年の動きを総括するという意味で、
大変に興味深いコラムでした。
一応、キーワードの解説をしておくと、セグメント化とは、
セグメンテーション(セグメント化)セグメンテーションとは、自社の事業または製品の市場を、なんらかの顧客の視点でセグメント化(分類)することを指します。
企業が事業を行なう場合、自社の事業に対応する市場が必ず1つはなくては、事業は成立しません。しかし、市場を自社の事業または製品との大まかなフィット感だけで選択したのでは、製品は売れません。企業の側からフィットしていても、市場からの視点では、フィットしているところよりしないところが目立つ場合があるからです。
セグメンテーションは、そうした市場との不一致を削減し、一致する部分を増やすために、ターゲティングの前に行なう、市場の理解だと言えます。(
セグメンテーション とは | マーケティング用語集 | ミツエーリンクスより引用)
で、まあ簡単に言えば、『分類』。
コラムの流れに沿うなら、ユーザの想定する使用状況、
PDAだったり、シンプルフォンだったり、デザイン重視だったり…
それらに合わせた端末を投入する、ということかな。
インフラが整ってきて、
それに特化しなくても携帯向けのビジネスとして成り立つようになってきたり(*1)、
MNPに向けて各キャリアがサービスを充実させていたり、
海外端末の参入が相次いでいたり。
そうそう、この記事を読んで、自分がいかに
海外の携帯市場の状況を知らないか、思い知らされた。
『日本人はSamsungを一流ブランドとして見てないけれど、
海外ではソニーよりも上のブランドに見られている、というのを日本人は
そろそろ意識した方がいいかもしれないですね。』
なんて言う言葉が、それを表してる。
サムソンなんて、ついこの間まで、いや今でもかな、
日本製まがいの安い家電を作るメーカーだと思ってたんだけど、
確かに家電に限らず様々な質の高い製品を作ってるのも事実。
それにしてもソニーか…
昔まだ僕がTuKaでソニーユーザだったときは、
ジョグダイヤルのためだけに、端末を選択していたものだったのになぁ。
それからあらゆる意味で、ソニーはダメになっていったよなぁ。
こんな記事もあるけれど、
ソニーは複雑に絡み合う様々な問題を解決し、
(財政的な意味ではなく)本当の意味で、復活できるだろうか?
[*1] 要するに着メロとかアプリとかの携帯専用コンテンツではなくても、物を携帯経由で売れるようになってきているということ、それには通信速度を中心にしたインフラ面と、ブラウザなどのソフトウェア面、料金などのシステム面といった、複数の条件が整うことが必要である、それがほぼ出揃ってきたということ
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