ツクシとスギナのイラスト



話がいろいろアレ過ぎて下書きはするもののブログ記事にすることが出来なかった仕事の話ですが、そろそろそういう季節ですよねって言うことで送別会も終わったし、最近どんな調子かを書いておきます。


居酒屋は熟練スタッフの人手不足が厳しい

まず夜の居酒屋の方ではベテランの大学生バイトが卒業で大量に辞め(全バイトの半数近く)、一時は危機的な状況でしたが、なんとかそれとほぼ同数の新人バイトが入ることになりました。かろうじて数人は慣れたバイトがいるのでクオリティは保てそうですが、安定するまでにはまだ何ヶ月か掛かりそうです。またこれとは別に、3月から5月にかけて社員が3人辞めます。これで僕が働き始めた当時と比較すると社員の数が半分になりました。この約5年でフリーターから正社員に3人登用されましたが(そして3人退職してる)、それ以外フリーターの雇用がなく系列店では長年勤めたフリーターが年末に辞めていて、人手不足がいよいよ深刻。営業時間は大学生バイトをたくさん雇えば何とか回るとしても、仕込みが全く追いつかないでしょうね。現状仕込みはほぼ正社員がやっているので。

正社員になる気はなく良いも悪いもあくまで傍観者である僕から見ると、正直、経営としてはだいぶ行き詰まってるように見えるんですけど、どうすんのかなあ。こういう場合一般的には経営者が危機感を覚えてこれ以上の離脱者を出さないために、また定着率を少しでも上げるために、出来るところからでも改善していくのが普通だと思うんですけど、そういう動きは今のところないですね。僕だったら赤字覚悟でとりあえず定休日増やして社員の実労働時間を減らしますけどね(光熱費とアルバイトの人件費が減るから日を選べば利益はそれほど減らない)。でもたぶん実際には手をこまねいているうちに社員の負担が増して労働時間が延び、誰かが辞めるか倒れるかしそう。

「観察中、観察対象に手を出さない」というのは観察者の鉄則であるので、ブログ記事で時折触れる以外は具体的に何か提案することはありませんが(ほんとのこと言うと何度か提案してみたけど、バイトの意見を取り込む仕組みはこの会社にはなかった)、結果的にどんなサンプルを目撃することになるのか、興味深く観察を続けています。



通販会社は単純作業の人手不足が厳しい

続いてエンジニアとして働いている小売店の方では、マネージャークラスではないけれど中堅で戦力になっていたスタッフが同時に2人辞めてしまい、昨年末のマネージャークラス2人の退社と合わせてなかなか厳しい状況にありますが、マネージャークラスの仕事についてはスタッフ2人がそれぞれなんとかカバー出来つつあり(1人は僕なんですけど)、2月に退職した中堅スタッフの仕事についても既存スタッフと新人スタッフとでやんわり吸収していけそうで今のところ大丈夫そう。ただ単純作業を行う部署では慢性的に人手不足なので(ちょっと給与が安いんだよね)、その辺どうしていくかが今後の課題かなあ。居酒屋と関連させて考えるとシンプルに梱包だけする短時間バイト(大学生とか)を雇用すれば解決する話だと思うんですけどね。単純作業を手伝っている他のバイヤーの生産性も上がるし、良いと思うんだけどなあ。多分教育とマネージメントにかかるコストを気にしてるんでしょうね。わからなくもないです。

ただ復職して1年半弱働いた限りでは、以前に比べてかなり労働環境が改善されたなあという印象。5年前と比べると、

  • 給与が分単位で計算されるようになった
  • どのスタッフも比較的自由に有休を取得している
  • 時間外労働の明らかな減少
  • 会社の全額負担で健康診断実施
  • 近隣スポーツジムが利用出来るなどの福利厚生

などが変わっていて、お金をたくさん使わずに出来る改善がいろいろとなされてました。もちろん中には法律や法令に従っただけのものもありますけど、5年前10年前にはそれをする余裕すらなかった(ないと考えていた)ので……依然として給与は最低限なので流動性は低くないですが、以前よりは定着率が上がったかなとは思います。少なくとも潰しの効かないフリーターの吹き溜まり感は薄まったかな。
(スタッフが歳取っただけという話もある)

ちなみに個人的に一番大きかったのは上司だった人が年末に辞めちゃったことで、次に大きかったことはその元上司が後任として推薦してくれたフリーのエンジニアがイマイチ合わなくて、業務開始から2ヶ月で契約解除になった(正確に言うとなかったことになった)ことですかね。契約解除になった彼には同情もするけれど、月いくらで報酬をもらうことになってるのに「どんな成果を上げたか」を報告してこないのでは、クライアントが疑心暗鬼になっても仕方がないかなという気はします。やっぱりねえ、どんなにおっとりしていたとしてもフリーで働いている以上は「これだけ働いたので見合うお金ください!」っていうアピールは必要だと思うんですよね。ただでさえ、非エンジニアがわかるように説明するのが下手くそな人だったんで(管理全部お任せみたいな仕事ばかり受けてたっぽい)。技術的な能力は高い感じだったし、エンジニア同士であればコミュニケーション能力は高い人だったので、弊社で縁が無くても他でいくらでも仕事はあるでしょう。いつかまた一緒に仕事出来る機会があるといいなと思っています、というか、誰かマジで助けてください。マネージャークラスがいるからその手伝い程度で良いしっていう話で入ったはずなのに、なんか今実質的にマネージャーなんですけど。いやいやいや。



どの会社にも理はある

5年前に仕事を辞めてから、色んな会社に入って色んな人の色んな仕事のやり方を見てきました。人の使い方も使われ方も、上手く行く方法も行かない方法も、バカ正直なビジネスもグレーな道を歩くビジネスも、自分の足で歩くビジネスも大手ポータルサイトに頼り切るビジネスも、労働基準法守る会社も守る気すらない会社も色々ありましたが、それぞれに経営者がいて理を持って懸命に商売をしていることには違いがないんですよね。「そりゃねーだろ」と思うこともあるけれど、そこで働いている人たちが良しとしているならなかなか文句を付けづらい。

結局は経営者が何を考え何を大事にして経営しているかということであって、そこに良いとか悪いとかないんですよね。もちろん法律的な意味での良い悪いはあるけれど、それでさえ現場では曖昧になってしまう。経営する人間には大きな権利が与えられていてそれをどう行使するかはとても大事、なのだけどでもそれも経営する人間が大きなリスクを払っているからこそでもあります。その辺のバランスの取り方って難しいなあ、そんで、人によって会社によって全然違うなあと思うわけです。いつも思いながら見てるんですけどね、自分だったらどうするだろうって。
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