Mac miniでBluetoothイヤフォンを繋ぐと音がこもる問題

以前からそうだったわけではないと思うんですが、macOS 10.14 Mojaveにアップデートしてから、Mac miniにBluetoothイヤフォンを繋ぐと音がこもるようになってしまいました。おかしいなあと思って調べてみると、どうやらこういうことらしい。



MacのBluetoothイヤホンが異常に音質が悪い – ビギグラマーのノート

このぼやけ具合は昔ハンズフリーを使った時の感じと似ています。そこでBluetoothの送信方式(コーデック)を確認します。コーデックはBluetoothを接続した状態で Optionキーを押しながら上に出ているバーのBluetoothボタンをクリックします。

有効なコーデックがSCOになっていたらハンズフリーイヤホンとしてMacに接続されています。



なるほど、イヤフォンが入力装置として登録されると、出力のコーデックが一緒に制限されるわけですね。確かにBluetoothイヤフォンには、電話の応答をするためのマイクが装備されていますが、それを入力装置として使いたいわけではないので、設定から外してしまいたい。

と思って設定を見てみるのですが……設定では入力機器が見つかった場合には必ず1つ入力機器を選ばなくてはならないらしく、1つしか入力機器がない状況では設定を外せません。えっ。アップデート前は入力機器は「内蔵マイク」となっていたような記憶がうっすらあるのですが、Mac miniなのでもともと内蔵マイクは付いていませんし、ディスプレイもただのディスプレイなのでマイクが付いていると言うこともない。

ということはつまり、Mac miniにBluetoothイヤフォンを接続すると必ずコーデックは「SCO」となり、音がこもってしまうということじゃないか。なんだそれは……今まで普通に聴けてたのは逆になんだったんだ……


というわけで対策しました

  1. Bluetoothイヤフォンなど入力を行う機器を2つ用意します
  2. 2つとも接続
  3. サウンド設定で音を聴くのに使う機械を出力機器に、それ以外を入力機器に登録


以上で、本来音楽を聴きたいイヤフォンの方は出力機器としてのみ接続され、コーデックはAACやSBCとなり、音質が改善します。これは入力用に用意した機器を切断したあとも継続され、次回出力機器を接続したときには高音質の設定が維持されています。


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……力技感が半端ない……

もう少しスマートに解決する方法は無いものだろうか……