【京都マラソン2025】まだまだ届かないサブ4と見えてきた最後の課題【完走レポート】

京都マラソン2025
2/16(日)に行われた京都マラソン2025の完走レポートです






完走してみての感想:「まだ届かないんだ」と「届く場所まで戻って来れた」

タイムはネットタイム4時間10分59秒でした。





今回も、

  • ネットタイム4時間
  • フルマラソンの自己記録(4時間0分17秒)
  • 京都マラソンの自己記録(4時間10分8秒)

そのいずれもクリア出来ない結果となりました。レースに向けたトレーニングと見比べるとこれは残念な結果ではあるのですが、ただしかし、新型コロナウイルスによる中断がありその間に年齢を重ねもう取り戻せないかなと思っていた感覚が、意外に遠くないところにあるなという実感をゴール後に持てたので、気持ちの上では随分とポジティブです。

まあ、結果を出せなかったのは変わらないですし、来シーズンはまた1つ歳を重ねて50歳に近付いてしまうので、これがポジティブな結果だとまでは言えないのですが、それでも何を解決すれば近づけるかというのがわかってきたのは良いことかなと。


どの辺りでその感想になったのかも意識しつつ、振り返ってみます。



ラップタイム

ラップタイムは手元のランニングウォッチのものです。最終的な距離が500メートルほど長くなることもあり公式タイムだともう少し時間が掛かっていますが、ペースを計算する上では走った距離が5kmと決まっていた方が計算しやすいので。


0-5km:29’46”(5’57”)

天気は曇りで時折冷たい風が吹く状態ですが、このあと天気が良くなって行くことが予想されていて気温自体は少し高め。

これまで2月のマラソンには長袖で参加していましたが、今回は半袖 + アームカバーという格好で参加しました。結果的にはコレが正解で、長袖で体温を気にしながら走るよりよほど快適でした。本当はノースリーブでも良いかなとも思ったんですけど、タイム大したこと無いのに妙にやる機関出すのがちょっと恥ずかしくて止めました。ただ走った感じではそれでも良かったなあと思ったので、来シーズンはレース前に色んなウェアで何度か走ってみようと思います。10kmと30kmとでは違うし、晴れと曇りとでも違うしね。

ちなみにこの区間の大混雑はいつも通り。いつもブロックの最後尾近くからスタートするので、スタートからしばらくは後方ブロックの人にガンガン抜かされるんですけど、そこはもうじっと我慢。


5-10km:29’18”(5’51”)

5km過ぎて桂川沿い。このところずっと川沿いを走るのを習慣にしていたせいで、堤防の上を走るのは非常に落ち着きます。しかもいつもなら車が多くて危ない道路上を堂々と走れるのは気楽。スタート直後の混雑を抜けて序盤の目標ペースである5分50秒/kmで走れています。ここまで順調。


10-15km:28’50”(5’46”)

アップダウンが続き序盤にして既に難所のきぬかけの路と、一旦下って安心させたあとにジリジリ登らせる西大路の区間。ペースがなるべく変わらないように上りも下りもゆっくり走るように心掛けていました。それは上手く行ったんですけど、12km過ぎに右足太もも付け根に違和感発生。痛いわけではないけど少し張りを感じる。まだ30kmあるしあんまり気にしても仕方がないのでいったんは無視してペースを維持することに集中します。

……のちのちこれが問題になるわけですけど、12km地点でこれってことは、うーん事前になんか良くないことがあったかなあと思ったり。もともと体が硬くて一部のよく動かしている筋肉、関節以外は硬いので、緊張するレースの前ぐらいもう少しストレッチしてもよかったかなあとも。


15-20km:28’24”(5’41”)

上賀茂神社前を通過して西賀茂橋折り返し。

以前足繁く通っていて、今は全く走らなくなってしまった場所なのでかなり懐かしく感じました。15kmを過ぎて少しずつペースを上げていっています。このあたりで手袋、アームカバーの両方を取りました。かなり暑かったからなんですが、このあと風が出てきて寒さを感じるようになるので、ちょっと早すぎたかもしれません。特にアームカバーは最後まで付けててもよかったかもなあ。


20-25km:28’13”(5’39”)

北山折り返し。

2023年は雨が少し降る中、ペースを上げられなくて焦っていたようですが(そして無駄に頑張ってしまっていた)、今年は「上げようと思えば上げられるけど上げない」という状態を保ったまま上手く走れました。

実は北山通って平坦で景色があんまり変わらない直線道路であんまり好きじゃないんですよね。沿道の皆さんの応援でなんとか倦まずに走れています。賀茂川もう少し奥まで行って良いから、北山通もう少し短くならんかなあ。


25-30km:28’47”(5’45”)

植物園を通過して賀茂川河川敷、鴨川河川敷へ。

植物園から河川敷は道路が狭くて大混雑なので、ペースが多少落ちるのは仕方がありません。歩き始める人もちらほらいる中、何とか捌きつつ前へ。いつもはふくらはぎ、太ももに異常を感じ始める区間ですが今回は大丈夫。

以前気にしていた30kmのタイム は、2時間53分18秒でした。目標は2時間52分だったので1分以上遅いタイム。早すぎるペースよりは良いけれど、ちょっと時間が掛かりすぎました。出来ればこのままの調子で後半頑張って目標に近付きたいところですが、残り10kmで1分追い上げるためには、目標ペースよりもさらに1km6秒ものペースアップが必要でちょっと厳しい。でもできる限り頑張る。


30-35km:28’26”(5’41”)

丸太町で道路に上がり、京都市役所前まで。

32km地点手前でずっと違和感があった右足太もも付け根、両膝の内側(内転筋あたり)に痛みが走り始めました。痛みを無視して走るのは出来そうでしたが、痛みを無視するためにはいつもより力を入れて走らざるを得ず、そうするとどんどん攣りそうになっていくのでまだ10km以上あるこの地点で無理は出来ない。34km地点まではなんとか5分40秒/kmを下回るペースを維持できていましたが、35km地点ではもうギリギリに。


35-40km:32’32”(6’25”)

今出川通。

35km地点を過ぎて、いつ脚が攣ってもおかしくない状態になってペースががっくり落ちてしまいました。給水所で水をもらって脚に掛けると一瞬痛みが引いてペース上げられるようになるんですけど、すぐに熱を持って効果終了。今回は絶対歩かない、そして出来る限り沿道の方のコールドスプレーも借りないと決めていたので、無理なく走れるペースを模索してどうやら6分30秒/kmならいけるということになってそれで淡々と。

こういうときって体は打開策を探して必死に試行錯誤してるんですけど、頭は案外暇なんですよね。このときやれることしか出来ないし、心肺機能もキツくないし、実は色んなことを考えられます。自分の状態とペースを観察しつつ、このペースで行くと4時間10分ぐらいで行けるかな、せめて京都マラソンの自己記録は切りたいななんてことを計算しながら走っていました。


40-ラスト:16’43”(6’14”)

坂を下りて平安神宮まで。

残り2kmまで「無理すれば上げられるけど攣りそう」という足をなだめて走ってきて、いよいよラストということで少しだけ無理して(それでも6分/kmまで)ゴールまで。んでその区間、思いのほか走れてゴールのあとも着替えのときも攣らなかったので、もしかするともっと手前からペース上げても大丈夫だったかもしれません(そしてそうなると京都マラソン自己ベストだったかも)が、後から言っても仕方ないのでねえ。4時間11分を1秒だけ上回ったのは最後の意地でした。



感想とまとめ

去年は個人的に悲惨なレースでしたし、2023年は雨の影響で寒くて大変なレースでしたが、今回は天候に恵まれ、ウェアの選択も正解で快適に走れました。それだけに結果が伴わなかったのは残念ですが、関係者の皆さん、ボランティアの皆さん、沿道の皆さん、ランナーの皆さん、その他京都市民の皆さんのおかげでとても楽しかったです。今回もありがとうございました。来年もまた走りたいなあ。


来シーズンに向けて

フィジカル的なことをざっくり言うと、心肺機能には比較的余裕がありましたが、相変わらず脚の耐久力が低くて最後まで持たなかったという印象です。毎年書いて来たことと同じ。

ただ今まではふくらはぎやふとももが攣ってあっさり走行不能になっていたんですけど、今回はそこは大丈夫。以前より大きい筋肉を使って効率的に走れているのかもしれません。確かに結果的に足は痛みましたが、股関節と内転筋をもう少し鍛え、柔軟性を確保出来れば、ペースダウンせずに最後まで走れるという実感を得られました。実際のところ、毎日しているストレッチの中でその部分てあんまりやってこなかったんですよね。距離走れば動くようになるだろうと思ってたんですけど、うーん。意識しないと動かせない筋肉もあって、ストレッチで能動的に動かしたり、筋トレで補強したりしていかないとダメそうです。

散々走って48歳になった今気付くなっていう話ではあるんですけど、気付かないよりはマシです。京都マラソンを終えてから、毎日の入浴後と走った後のクールダウンで念入りにストレッチするようにしているので、半年後には少しは改善できているんじゃないかと期待しています。


今はまだペースを上げると右足太もも付け根に違和感があるので、そこはじっくり直しつつ、来シーズンに向けてコンディションを整えていきます。


来シーズンはもう少したくさんレースに参加したいですね。長いこと参加してない長浜市あざいお市マラソン(10月)、苦い思い出を払拭したい神戸マラソン(11月)、京都マラソン(2月)、京都マラソンがダメだったら大阪マラソン(2月)、スケジュール的に行けそうならびわ湖マラソン(3月)。自己ベストを出した2020年2月の京都木津川マラソンも、3ヶ月前の神戸マラソンがあったからこその記録だった気がしますし、レースじゃないと出来ない調整ってのもありますしね。全ては抽選次第ですけど、少なくともエントリーはしていこうと思います。来シーズンこそ。



……あと、地味に必要なのは体重の維持だよな、、レースごとに7kg減量とかボクサーじゃないんだから。太りやすい体質なんですよねえ、、それも頑張る。