フルリモートエンジニアとして気をつけていること(軽め)

テレワークのイラスト(男性)
たまたま流れてきたテキスト読んで「そうよね」と思ったので自分も何か書く






読んだのはこちらの記事

こんにちは。吉田智哉です。 岩手県盛岡市に住みながらエンジニアとしてフルリモートワークで東京の開発案件を請けてます。 気が付くとこの働き方で8年間も経過していました。 8年生き延びることができたので、そのコツをシェアしたいと思います。

エンジニアとしてフルリモートワークで8年生き残る技術 #リモートワーク – Qiita


  1. その日のコミットはdraftのpull requestとして出す
  2. わかりやすい文章を書くように心がける
  3. コミュニケーションの手段にこだわらない
  4. ビデオ通話の時は結論やネクストアクションをチャットに記入する
  5. 冷たい印象を与えないように絵文字を多用する
  6. 常に最新技術を学んで試してみる
  7. アウトプットする
  8. 毎日の業務の記録を残しておく
  9. 魅力的な経歴、プロフィールを転職サイトに書く


どれもなるほどと思う項目なので気になる方は吉田さんの記事を読んでください。



僕が気をつけていること

フリーランスとして一番大事なことは、評価してもらうことです。誠実で質の高い仕事が大事なのは当然のこととして、した仕事をわかりやすく共有しアピールすることが必要です。


これは吉田さんの記事にも通じることなのですが、やっていることや考えていることを見てわかる形で残すことが一番重要です。我々フリーランスはただでさえ「何やってるかわからん」と言われがちな人種なので、そこのところは特に意識していくべきです。プロジェクトでご一緒する皆さんのうち、評価されない人というのはスキルが十分でないと言うことももちろん大きな理由になりますが、その次ぐらいに「ちゃんと情報共有してくれない」というのがある気がしています。

PMやビジネスサイドに、「あの人にこれぐらいのタスクを投げれば、これぐらいの時間でこれぐらいのレベルのレスポンスが返ってくる」といった感じの印象を持ってもらえるようになれば、その後の仕事は随分やりやすくなると思います。



僕が評価を得ていること

自分で気にしていることだけでなく、自分が無意識にしていることで僕が評価されている理由になっていることみたいなのをプロパーの方に語られることも多いので、それについても書いておきます。

大体ざっくりこんな感じ。


  1. チケットに残すドキュメントが過不足なくわかりやすい
  2. コーディングの可読性、メンテナンス性が高い
  3. コミットログが適正なサイズ、簡潔なコミットメッセージ付きで読みやすい


こういう感じの仕事をしておくと、非エンジニアの人相手ならチケットのドキュメントが、エンジニアの人相手だとコードが自分の仕事の証明になります。特に2番目と3番目はレビュワーの心に刺さりまくるらしく、LGTMするにせよ、修正点をリクエストするにせよとてもやりやすいと好評です。

1人で作業することに慣れている人は、1つのコミットがやたらデカくなってしまうことがありますが、プッシュして世に放たれた瞬間から自分が書いたものは誰かが読むものに変わるので、そこんところを念頭に読みやすいように構成することは意外に大事です。


コード内に大量のコメントを残したり、附帯のドキュメントを重視したりする人もいますけど、個人的には前者はメンテナンス性という意味で邪魔だと思いますし、後者はやり過ぎると誰も見なくなるしそもそも固定のドキュメントは更新し忘れが発生しやすいという点で難点があると思っています。

もちろんチーム内ルールに従うことが前提ではありますが、もし可能なら、コードとチケットとプルリクエストだけで意図がわかるようにしていくのが結局一番いいんじゃないのかなと考えています。ドキュメントは後からでも書けますしね。



まとめ

吉田さんの元記事もそうですが、こういうのって「コミュニケーション能力」という単語で一括りにされてしまいがちです。でも「コミュニケーション能力」って正直難しいですよね。苦手な人にとってはいつまで経っても自分には備わらないと思わせてしまうような「圧力」があります。実際、人と話すのが苦手な人がそれを克服するのは容易なことではないし、そもそも得意だったらフルリモートじゃなくても良いわけですし。


フルリモートで仕事を円滑に進めるためには、「コミュニケーション能力」そのものがフルセットで必要ということはなく、本当に必要なことを「コミュニケーション能力」の中から抜粋して実践するだけで十分です。そして根本には自分のことをわかってもらおうとすること。そういう意識があれば、上手くやっていけるんじゃないかなと僕は思います。


あともう1つ

仮に、フルリモートでのお仕事が上手く回らないなということがあったとしましょう。もしかするとここで書いたようなことが上手く実践できてないのかも知れません。でも、もうひとつ大事なことは、コミュニケーションっていうのは1人では出来ないってことです。簡単にいってしまえば、相手が悪いせいかもしれないんですよ。実際、そういう人もいらっしゃいますしね。


上手く行かないことが続いたとして、自分に対する反省はもちろんきちんとするわけですけど、その上で自分に大きな問題がなさそうならあまり悩まないようにすることも大事なポイントです。他人はなかなか変えられないんでね。そんなもんです。