不戦勝が正式に決定
日本サッカー協会（JFA）は3月30日、中止になった26日の北中米ワールドカップ（W杯）アジア2次予選の第4節・北朝鮮について、試合の扱いを正式発表した。国際サッカー連盟（FIFA）規律委員会より北朝鮮側の一方的な自国開催返上を受け、没収試合で日本の3-0不戦勝となる決定が通知されたとしている。この結果日本は、W杯2次予選2試合を残して最終予選進出が決まった。
日本代表の北朝鮮戦、3-0不戦勝が正式決定 没収試合で4連勝…W杯最終予選へ進出 | フットボールゾーン
経緯はこういうことなんですけど、
日本は21日に行われたホーム開催の北朝鮮戦を1-0で勝利。当初は26日に平壌でリターンマッチを戦う予定だったが、北朝鮮側の意向から同国での実施は白紙に。3月のFIFA（国際サッカー連盟）デイズ（18日～26日）で中立国を含めた試合開催が困難になったため、試合は中止になった
日本代表の北朝鮮戦、3-0不戦勝が正式決定 没収試合で4連勝…W杯最終予選へ進出 | フットボールゾーン
同試合の扱いはFIFAの判断に委ねられたなか、23日に公式サイト上で「この試合の開催および日程変更はない」と発表。没収試合扱いが正式に決まり、日本の3-0不戦勝となった。この結果、日本は6月にミャンマー戦（6日／アウェー）、シリア戦（11日／ホーム）を残すものの、4連勝で最終予選進出が決まった。
簡単に言えば北朝鮮が「平壌での試合はしたくなくなったのでキャンセルしたい」と急に言ってきたって感じです。日程に余裕があれば、代替地での試合開催も可能です。実際、2月に行われたなでしこジャパンの試合はサウジアラビアで行われました。まあこっちもギリギリで、正式に決まらないまま日本を出るみたいな感じだったんですけど。めちゃくちゃかよ。
日本と北朝鮮がホームアンドアウェー方式で対戦するアジア最終予選は、当初、アウェーの第1戦が今月24日北朝鮮のピョンヤンで行われる予定でした。
なでしこジャパン パリオリンピックアジア最終予選 北朝鮮戦の開催地はサウジアラビアに正式決定 | NHK | なでしこジャパン
今月上旬、アジアサッカー連盟は北朝鮮に対して試合に向けた準備が難しいことなどを理由に中立地での開催を検討するよう提案し、その後調整が難航していました。
これについて日本サッカー協会は、21日、試合はサウジアラビアのジッダで行われると正式に発表しました。試合開始時間は現地時間の24日午後4時4分、日本時間の午後10時4分に決まりました。
なでしこジャパンの選手たちは、20日夜に成田空港を出発しすでに現地に入っていて、合流できていなかった海外組も現地入りして試合に向けた準備を進めています。
キャンセルの理由は「劇症型溶血性レンサ球菌感染症が怖いから」ということになってるみたいですが、実際それがほんとなのかどうか、よくわかりません。ちゃんと説明してくれたら良いんですけどね。。ああいう国なので。一説には「平壌で代表チームが負けるところを金正恩に見せるわけにはいかなかったから」という話もありますけど、どうなんですかね。
アジア2次予選やめてアジア版EUROでもやったらどうか
国際試合というのは基本的に2国間でギブアンドテイク、こっちで開催するときは責任持ってセッティングするから、そっちで開催するときはお任せしますよ、ということで成り立っているわけです。それが「無理っすわｗｗｗ」とかいって上部団体に丸投げするとか、いやお前。しかも2戦連続で。そもそも感染症の話をするんだったら、日本開催の第1戦もキャンセルしなさいよ。「2次予選から降ります」って言えば可能でしょう。中国とか韓国とか、日本人から見て信じられないようなことをすることはままありますけど、でも枠組みとしてのルールはきちんと守ります。守る中で最大限自分たちに有利になるよう振る舞うというだけで、仕組みを台無しにするようなことまではしません。ていうかそれが国際試合だから。ルールを守れないのだとしたら、それはもう「こっちくんな」ってことだと思うんですよね。いくらサッカーが強くてもね。
日本としては、戦わずして勝ち点を得られたというメリットと、海外組が増えて数少なくなっている貴重な強化のチャンスを1つ無駄にした（練習しただけで解散した）というデメリットがあり、まだ2次予選であることを考えるとデメリットの方が大きいなあ。
こういうことがあるといよいよアジア2次予選の意味について考えちゃいますね。韓国、オーストラリア、日本、イランあたりは最終予選からの参加でいいんじゃないですかねえ。アジア2次予選の間は4ヵ国総当たりの強化リーグでもやった方がよっぽど有益な気がします。EUROのアジア版みたいなヤツ。あ、ちょっとそれ見たいなあ。どうですかね。
