2017年以来の「準備不足でのマラソン」
マラソンレースに出場し始めたのは2016年のこと。最初の2年間はマラソン用の準備をほとんどしないままほぼぶっつけで走っていました。当然しんどかったしタイムも良くありませんでしたが、ただ今と比べるとだいぶ若かった。なんとか走れた。きちんと準備をして臨むようになったのは2018年の京都マラソン(当時41歳)からで、前年までは5時間をなんとか切るタイムだったのにこの時のタイムが4時間11分53秒。準備をすれば歳を取ってもきちんと走れるんだと言うことを知り、このときから「4時間」を目標にずっとマラソンに挑んできました。
結果的にはまだ4時間切りは達成出来ていないし(自己ベストは京都木津川マラソン2020での4時間0分17秒)、京都マラソンでのベストタイムは「4時間10分8秒」で4時間10分すら切れていません。
当然今年も4時間を切ることを念頭に夏頃から準備を始めていたんですが、、いやあさすがに今年は厳しい。2017年以来の「準備不足でのマラソン」になりそうです。
積み上げたものがないランナーは成績も残らない
「勝負を諦めるなよ」「出来ることを精一杯やれよ」という思いはありますが、マラソンの世界に努力を伴わない根性論は存在し得ません。練習してないやつが本番で走れることはないです。そういう意味で今年のコンディション、走り込みの距離数や体重のコントロール、ではとてもじゃないけど目標タイムを口にするのはちょっと難しいかな。。良いところで怪我したり、風邪を引いたり、それまで走っていた時間帯で時間が取りづらくなったり、様々原因はあるんですけど、最終的にはやる気の問題でしょうね。秋以降、ストイックに行けませんでした。体重が増えきっているのはその現れで、仮にコンディションが整わなくてメニューを消化出来なくても体重のコントロールは出来るはずなんですよね、、
この状態で頑張って走っても、ハーフまでは今までのマラソンと同じようなペース(5分30秒/km前後)で走り、25km以降極端にペースが落ちて死にそうになりながらゴールという姿しか思い浮かびません。付け焼き刃はダメです。
タイムが狙えなくても楽しんで走れば良いじゃん?
そういうわけで今回は既にタイムを狙うのは諦めていますが、しかしそもそもなんで毎年マラソンを走ることになったか?というと、別にタイムをどうこうしたいからではありませんでした。とてもシンプルに「始めて走ったマラソンがものすごく楽しかったから」です。当時は走力も足もないし走り終わったあとは足が痛くて死にそうでしたけど、でも間違いなく楽しかった。タイムを考えれば考えるほどマラソンの走り方は効率的になってきて、楽しむ方向からは離れて行ってしまいます(少なくとも僕レベルまではそこまでの余裕はない)。久しぶりのマラソンだった去年も含めて、直近のマラソンはずっとそんな感じだったなあと。やり甲斐はあったけどなんか違うなと感じる部分もある。
もちろん今年だってタイムを狙えるなら狙っていきたいですけど、それが無理でもせめて楽しんで走りたい。目標タイムはいちおう4時間30分に設定しますが、それよりも道中楽しんで走ることを大事にしたいと思っています。1km6分を超えるぐらいのペースで35kmぐらいまで走って行き、余裕があったら最後少し頑張ってみるぐらいかな。
京都マラソンまでは残り4週間ほど。このままだと楽しむことすら出来ずに終始苦しんで終わる可能性もあるので笑、せめて最低限のコンディションだけは整えます。体重も出来るだけ減らす。そして走り終わったあとに「また明日から頑張ろう」と思えたら良いかな。そういうときがあってもいいよね。