「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2023年12月のデータを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました






使用データ

NHK世論調査 内閣支持率 | NHK選挙WEB



内閣支持率



36% → 36% → 29% → 23%

いやあ底が見えませんなあ。今月の支持率低下の具は間違いなくこれ。


自民党の5つの派閥は、2021年までの4年間にあわせておよそ4000万円分の政治資金パーティーの収入を政治資金収支報告書に適切に記載していなかったとして、大学教授が告発状を提出し、各派閥は訂正を行うなど、対応に追われる事態となっています。

さらに、NHKは、その後の2022年分について独自に調査を実施しました。

すると、4つの派閥と1つの議員グループの政治団体で、少なくともあわせておよそ600万円分の収入が適切に記載されていなかったことが明らかになりました。

1からわかる 自民党派閥 政治資金問題 安倍派でキックバック疑い 松野官房長官らも いったい何が? | NHK政治マガジン


自民党以外はこのスキームを採用していないのか知りませんけど、少なくとも一番おおっぴらにやって裏金作ってたのは自民党で間違いなく、ごめんなさい間違ってましたで済むような話でもなく、こりゃもう誰もフォローできませんね。あかんでしょ。

ここまで支持率が下がってしまうと、いくら解散を求められない状況とはいえあまりの不人気さに岸田さんがうっかり「決断」してしまうこともありえるわけで、いやあどうなるんですかね。でももう内閣総辞職した方がいいような気もするなー。岸田派もやってたみたいですし。


ただ1つ問題点がありましてね、この政治資金問題、有力議員が軒並み名前挙がってまして。仮に内閣総辞職するんだ、新しい首相を選んで内閣を作るんだってなったとして、ポストに見合う人材足りてるの?的なことになりますよね。若手議員はチャンスかも知れませんけど、知識もコネクションも無いのに重要ポスト付いたところで仕事が出来るはずもなく。そう考えると解散よりはマシだけど内閣総辞職だって相当に混乱はするよなー。


いやーどうすんのこれ。



政党支持率



当たり前と言えば当たり前ですけど、回復基調にあった自民党の支持率が一気に 37.7% → 29.5% へと8.2ポイントも下がりました。30ポイントを下回るのは2012年12月以来実に11年ぶりのことです。

一方で自民党支持率と連動していた「支持なし」の割合は 38.5% → 43.3% と4.8ポイントしか増えていないので、自民党に不信感を持っただけでなく自民党以外の主に野党支持に変えた人が相当数いるということかと。これはちょっと流れ変わったんじゃないですかね、、





政党支持率(野党)



自民党の大チョンボで野党の支持率が軒並み上昇!かと思いきや、政党によってくっきり分かれててなかなか興味深いです。


  • 立憲民主党 → +2.7ポイントの大幅アップ!
  • 国民民主党 → +1.2ポイントの大幅アップ!
  • れいわ新選組 → +0.3ポイントと続伸

  • 日本維新の会 → 変わらず
  • 共産党 → 大きな動き無し
  • 社民党 → 大きな動き無し


簡単に言えば、立憲民主党と国民民主党の2党が自民党の代替として期待を集めましたという感じ。


一方で自民党と支持層が被っていそうな日本維新の会は動きなし。


それはわかるとしても共産党の支持率がピクリともしてないのは不思議ですね。なんだろ、政策的な意味で共産党を支持する人のうちアクティブな人はれいわ新選組に移っているみたいなことなのかな。

高齢化が進んでエネルギーが下がる一方の共産党と、党首もまだ若くエネルギーに溢れるれいわ新選組が同じ政策を主張したら、まあ確かに後者の方が期待感持てそうです。

もちろんまだまだ共産党の方が支持率は高いわけですし、抱える国会議員・地方議員の数も全然違うわけですけど、もしかするといずれ極左政党トップの座が交代する日が来るのかも知れません。



以上、今月の内閣支持率、政党支持率まとめでした。