「セルフ授賞式」なんていうバカバカしいことも楽しんでやってくれる羽生善治先生は最高すぎるし、日本人の目指すべき未来ってそこかもなって

第1回達人戦立川立飛杯
何を言っているのか分からねーと思うが、大好きです。






まとめ

羽生善治という一人の将棋士があまりにも強すぎて、授賞式がもはやコントになってしまった「芸人よりオモロい」

羽生善治という一人の将棋士があまりにも強すぎて、授賞式がもはやコントになってしまった「芸人よりオモロい」 – Togetter


3行でまとめます。


  1. 現在の公益社団法人日本将棋連盟会長は棋士の羽生善治さん
  2. 50歳以上の現役棋士が参加出来る達人戦(今年が第1回)が行われる
  3. 羽生善治九段が優勝し会長の羽生善治さんが優勝した羽生善治九段に賞状を贈呈する


実際の映像はこちら。





  1. 0:00 羽生会長のご挨拶
  2. 3:15 羽生会長から羽生九段へ表彰状授与
  3. このあと優勝した羽生九段の挨拶



だから羽生さん大好き

最近の日本将棋連盟所属棋士のみなさんのサービス精神たるやすごいものがあり、「しかめっ面して盤に向かって将棋を指す気難しい人」というイメージとは全く合わない、とても親近感を感じるコミュニケーションがたくさんある印象なのですけど、会長である羽生さんからしてこのノリですからね。これ、社会一般の50代男性の中には「バカにしてるのか」と怒り始める人、結構いると思いますよ。副会長なりスポンサーなり他の人を立てろとか言い出す人とかね。


でもやる前からこうなる可能性があることがわかっていて、でもそうなったらそうなったてやっちゃおうと言ってこうなってるわけで、そのなんだろう、それ含めて楽しんでしまう雰囲気、この空気感は羽生会長だけでなく日本将棋連盟全体にあるもので、どの辺りからなのかは詳しくはわかりませんけど、羽生さんが会長になる以前から少しずつ醸成されてきたものです。で、実際にやっちゃうことに関しては羽生さんの人間性も多分に含まれているのだと思うのですけど、この感じがとても素敵だなあと思うのです。そりゃ慕われるよね。



日本人が目指すべきは鷹揚さへの回帰では

日本が目指すべき組織像ってこういうことなんじゃないかなってちょっと思っています。


なんでも真面目でコンプライアンスを守ってきちんとやらなあかん、そういうのが大事な場面もあるけれど、真に重要なことが守れていれば多少緩いことがあってもそれは別に良いじゃん、そういう緩急の付け方が出来る柔軟な対応こそ、本来日本人が持っている鷹揚さなんじゃないかなと思うんですよね。「真面目な日本人」っていうのは第二次世界第戦後に植え付けられたイメージであって、江戸時代とか見ると全然そんなんじゃないし、そこに回帰することが日本人の未来にあるべき姿かなと思っています。


そういうので良いんだと思うんだよなー。会社組織も、仕事のやり方も、メディアのあり方もね。官公庁はまあちゃんとしてくれないと困るけどね。