お酒を飲む頻度が増えるとウコンを飲む量も増えるという悪循環
ウコンの効能そのものは特に害があるものでは無いと思います。「今日は少し多めに飲みそうだから飲んでおこう」ぐらいのレベルであれば、体調管理に役立つとも思いますが、それが飲酒習慣の一部になってしまうと良くないみたいです。僕に起きた悪循環は- お酒を飲む
- ウコンを飲む
- 酔いにくくなるのでお酒をたくさん飲めるようになる
- お酒を飲む日が増える
- ウコンを飲む日が増える
- ますますお酒が飲めるようになる
いやあもう書いただけで「あかんやつ」ってわかりますよね。お酒を「飲めるから(お酒を)飲む」という展開からの、お酒を「飲めるから(お酒を)飲むから(ウコンを)飲む」という展開。
クルクミンの許容摂取量
ウコンの主成分「クルクミン」には1日許容摂取量というものがあり、国際機関JECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)では「体重1kgあたり1日3mg」とされているそうです。僕の体重約70kgですから、1日の許容摂取量は210mgということになります。クルクミンの安全性について、国際機関JECFAでは、ADI(一日許容摂取量)を体重1kg当たり3mgと設定しています。ADIは人が一生涯にわたって毎日摂取し続けても、健康に影響を及ぼさないと判断される量です。
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さて僕が飲んでいたウコンのクルクミン含有量はどれぐらいかというと……おおっと。
310mgかー。普通に1日許容摂取量超えてますね。たまに飲む分には良いけど、毎日飲むサプリメントというわけではないってことですね。
クルクミンの体への影響
基本的には無害であり、有益な効果もあるといわれているクルクミンですが、体質が合わなかったり過剰摂取したりすると以下のような症状が出ることがあるらしいです。- アレルギー反応やアナフィラキシーショック
- 含有するアルコールによる肝酵素値の上昇
- 腎臓からグルクロニドとしてのみ排出されるために、クレアチニン値が異常上昇
考えてみれば僕、人間ドックの腎臓の値がすごい悪いんですよね……特に、クレアチニン値が正常値を超えてて、今まではなんとなく「体質かな」とか「飲みすぎかな」「ストレスかな」とか思ってたんですけど、クルクミンについて調べて愕然としました。これだった……!
ウコンを常用するのを止めた結果
というわけで、結果です。基本的な効果としては、- お酒を飲む量が減った
ということがあげられます。ウコンを「ドーピング」して自分のアルコール許容量を増やすということをしていないので、ウコンを飲んでいるときに比べて相対的にお酒に弱くなっています。結果、途中でギブアップするので飲酒量が減りました。
2日酔いになりにくいことを理由に「ウコンさえ飲んでいればアルコールが体に与えるダメージが軽くて済む」なんて単純に考えていましたけど、間違いでした。健康のことを考えたら「たくさん飲めれば良い」っていうもんじゃなかったんですね。2日酔いは減るかもしれないけれどその分アルコールを摂取することになるわけで、体に与えるダメージは大きくなります。
また飲酒量が減ったことに付随して、以下のような効果もありました。
- 快便
- 疲れにくくなった
お酒が増えると下痢になりやすくなるんですけどそれが無くなりました。毎日快便。飲酒量が増える前まではずっとそうだったので戻ったというだけですけど。疲れにくくなったというのは、飲まないから2日酔いにならないという単純な話かも知れませんけど、もしかすると腎臓の話も関係しているのかもなあとぼんやり思っています。次の人間ドックでどうなっているか興味深いです。
まとめ
クルクミン含有量が多いウコンを毎日飲むのは止めましょう。頻繁にウコンを飲んでいるかたは、健康診断や人間ドックで腎臓の値が上がっていないか確認した方が良いと思います。普通に飲んでいれば健康に悪いということはないので(健康に良い効果もある)、週に1回とか飲む頻度を下げるか、弱めの(クルクミン含有量が少ない)ウコンを飲むようにすれば影響はないかもしれません。そういえば我が家の場合、スパイスカレーなどでターメリックを摂取することも多いので余計に影響があったのかも。なんでも安易に飲んだらダメですね。反省。
その後に買ったこれだったらクルクミン含有量が少ない(50mg)のでいいのかも……腎臓の数値下がるまでしばらく飲みませんけど ↓