店頭にある張り紙
物流トラブルのため、本日販売分の商品に欠品・遅延が発生しております。
実際の売り場は確かにモノがない
別に深夜撮影した写真ではありません。午後1時です。それでこの状態。もちろん一口に物流と言っても商品によってルートが違いますから、店内すべからくモノがないというわけではありませんが(スペースが目立つところだけを撮影しています)、それでも明らかに売り場は寂しいです。
さらに人手不足で
物流トラブルも確かにあるのかも知れませんが、それに拍車を掛けているのが人手不足。スーパーマーケットは売上的には新型コロナウイルスの影響はそれほど受けていないだろうとは思うんですけど、それでも以前に比べると深刻な人手不足。不安定な入荷に対応するためか従業員総出でものすごい量の品出しをしているんですがそれでも捌ききれてない感。人がいなくてレジも十分開けられないから長い行列が……あくまで肌感覚でしかありませんが、どうもね、練度の高い中年女性スタッフが戻ってきてない感じがするんですよね。練度の低い大学生バイト(特に男子大学生)はよく見掛けるんですけど、どうしても慣れてないから仕事は遅い。別に彼が悪いわけでは全くないんですけどね。誰でも最初はそんな感じなんだし。
物流も多分同じように人手不足なんだろうなあ……
人手不足が解消される日は来るのか
マスコミはよく「日本は働く人が足りない」「人手が足りない」とあおるが、実はわれわれ日本人に本当に足りないのは、「低賃金重労働」という日本人がずっと依存し続けてきた構造的な問題に、真正面から向き合う「覚悟」なのではないか。
なぜ現場で働く人が不足しているのか 「コロナのせい」ではないワケ:スピン経済の歩き方(1/7 ページ) – ITmedia ビジネスオンライン
難しいよね。
単純に賃金を上げるとそれは物価上昇に繋がるし(薄利多売の小売店が単純な人件費上昇に耐えられるわけがない)、一番良いのは1人あたり人件費(賃金)は上げつつ総人件費は抑えつつの経営だけど、それはつまり生産性が低い日本と密接に関係していて改善は一筋縄ではいかない。スーパーで言えば、バラバラのサイズで入荷してくるものを人力で売り場に配置している限りは品出しに相応の人手が必要だし、レジではお客様1人に必ず人が1人が対応しなければならない、物理的に人を減らせない。
新型コロナウイルスをきっかけにこの方面でも社会的な変革が進むといいんですけど。。