iDeCoって何?
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは
iDeCoの概要 |厚生労働省
iDeCoとは、公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度の一つです。公的年金と異なり、加入は任意となります。加入の申込、掛金の拠出、掛金の運用の全てをご自身で行い、掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受け取ることができます。国民年金や厚生年金と組み合わせることで、より豊かな老後生活を送るための一助となります。
○ iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度で、加入は任意です。
iDeCoの特徴|iDeCoってなに?|iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)【公式】
○ iDeCoはご自分で申し込み、掛金を拠出し、ご自分で運用方法を選んで掛金を運用します。 掛金とその運用益との合計額を給付として受け取ることができます。
○ iDeCoでは、掛金、運用益、そして給付を受け取るときに、税制上の優遇措置が講じられています。
国民年金や厚生年金といった公的年金とは別に個人で加入できる年金です。
基本的には投資信託などと同じような設計になっていて、銀行や証券会社などに自分で加入申請を行い商品を選択。受給開始まで掛け金を運用していき一定年齢になったらその結果(元本+運用益)をリターンとして得られるます。投資信託などと違うのは「個人型確定拠出年金」として申請することで税制面で優遇されること。掛け金が全額控除の対象になるほか、運用益に対して税金が掛からなくなります(通常は源泉分離課税20.315%が掛かります)。
つまり超ざっくり言うと
国の公的年金だけで老後の年金をまかなえるようにするのはもう無理だから、余裕のある人はiDeCo(個人型確定拠出年金)制度を利用して個人で対応出来るようにしておいてね
ってことです。実際問題、公的年金なんて崩壊してるも同然で、今払っている保険料が今の高齢者を支えていると納得したしても、将来の僕を支えてくれる人はいるの?っていう疑問には誰も答えてくれない。だっていないし。
もし国民年金だけに加入していて満額(40年間)支払った場合に支払われる年金額は年間78万900円、1人あたり月々65,075円です。持ち家だったらいいかも知れないけど賃貸だったら家賃にもならんぞ。これでどうやって生活しろというんだ。
国民年金(老齢基礎年金(満額)) 65,075円
令和3年4月分からの年金額等について|日本年金機構
とまあ、そういうこともあって「老後のために貯金急いておけ」とかいろいろ言われるわけですけど、そんなんで目先の消費が伸びるわけないですよねえ。誰だって余計なお金はみんな貯蓄に回しますよ。例え金利がつかなくても。iDeCoもそういった「老後への準備」の一環なんですが政府が自ら推進するのってなんかちょっとモヤるところがありますね。制度としてもうちょっとなんとかならんのかと。
わかってんですけどね。少子高齢化社会では無理だってことは。わかってんですけど。
結論:やれるならやりましょう
個人の自由なのでやってもやらなくても良いし、なんらかの準備が既に出来ているなら別にやらなくても良いと思います。ただ今から何か老後に向けてやりたいということであれば、- 掛け金が控除される
- 運用益に課税されない
という2点において他の投資より有利なので、もしやれるならやりましょう。
ただし、投資以上に余裕のある範囲で
ただiDeCoは基本的には老後にリターンを得るためのもので現金が必要になったときに解約するような性質のものではありません。死亡などやむを得ない場合を除き解約できないし、掛け金の減額も年1回までしか出来ません(停止・再開は出来る)。そういう意味では全て使う予定で積み立てている僕の貯金はあんまりiDeCoに向いていないような気はするのですが、少しでも何かやっておけば将来困らなくて良いかなと思ってやる方向で検討中です。掛け金は月5,000円以上1,000円単位で設定できますし、5,000円ぐらいなら万が一でも続けられそうなので。しかしついにこのブログにも「老後」とかいう危険なワードが出てきてしまったかー。なんか年取っちまったなあ。