なぜなのか
答えは明確で、清水エスパルス立ち上げの時に静岡に帰ってきてくれなかったから
いやあなんだろう、これが微妙なところで当時の(そして今も)カズにとって清水エスパルスが似合ってたか?といわれると賛同しかねるというか、当時の読売ベルディの派手な感じがカズのイメージとぴったりだったというところがあって、必ずしもそう希望したわけではないけれど、高校サッカーで活躍した静岡出身選手が多く移籍してくれた(堀池巧、大榎克己、長谷川健太、三浦泰年、澤登正朗など)中でそうしてくれなかったカズに対して距離を感じるというか。
復帰してくれなかったことを恨んでるわけでは全然ないけど、そうじゃなくて、復帰してくれた選手のことをより近く感じるよねということでこれはもうどうしようもない。お兄さんの三浦泰年さんは清水エスパルス立ち上げと同時に移籍して在籍期間は短かったけれど主将まで務めてくれたし、ちょっとやっぱり違う。
まあ、静岡に帰る気が1ミリもない僕が今さら静岡出身者として語るのもおかしな話だとは思うし、典型的な田舎の発想かも知れないけれど、フランクフルトで愛される長谷部誠選手とか今でもスコットランドで愛される中村俊輔選手とかに代表されるように地元や地元クラブチームへの愛情を重視するのがサッカーなわけで、なんとなくね。
もちろん結果的にカズは静岡のではなく日本のヒーローになったし、そうなるだけの能力があったということだろうから、それが誰にとっても最良の選択だったと理解はしています。そのことへの疑問はまったくありません。だから別に良いんだけど、カズを見てるとそんなことを思い出すことがあるわけです。カズは帰ってきてくれなかったんだよなーみたいなね。
これはたぶん静岡出身以外の人には理解してもらえない感覚だろうなあ。カズのことは大好きですよ?もちろん応援もしてます。でもなんかこうモヤる部分があるんですよね。うっすらなんですけどね。