「大腸内視鏡検査」を受けてみた(検査編)【健康診断2021】

大腸内視鏡検査のイラスト
先日の健康診断で「便潜血」が出てしまったので、念のため「大腸内視鏡検査」(以下、大腸カメラ)を受けてみることにしました。検査を受けるのは初めてのことなので色んな準備に戸惑いましたが、終わってみたらそれほどしんどいなということもなく。まあ、何度もやる気はしませんけども。


そんな大腸カメラの経験を経過時間ごとに付けていたメモをベースに軽くレポートしてみます





検査2週間前

検査の予約の電話をしたのが健康診断の結果を受け取った10日後。検査の前に1回診察がありますということだったので、まずはその予約から。1週間後に予約を取ることが出来たのでまず診察に行きました。診察では健康診断の結果やこれまでのカルテを元に問診、簡単な確認などが行われ、大腸カメラを入れることが決まりました。今問診をしてくれた先生が目の前の端末上で大腸カメラの予約を取ってくれるという環境にクラクラしつつ(病院のDXってすげえな)、最速で診察から2週間後が空いてますとのことだったのでその日程で予約を取りました。

早く検査しないと不安というよりは、普通に検査面倒くさいと思ってしまうタイプなので、今、検査を受ける方に気持ちが向いているこのタイミングで予約しちゃわないと止めちゃう可能性がある、だから急いで予約までしておきたい、そんな感じです。あんまり自分を信用してないのよねー。4ヶ月先の歯科医院の予約も時間まで指定して取ってるのも同じ理由。

診察後は看護師さんに「検査前日と当日に飲む下剤とその作り方、飲み方」について細かく説明を受けました。病院によっては当日病院に行ってから看護師さん指導の下、下剤を飲んで出すという病院もあるようですが、僕が行った病院は検査前に自分で準備しておくというスタイルのようです。幸い難しいことはなく丁寧なマニュアルもあるので、特に困ることはなさそうです。たぶん。



検査前日

写真をまじえつつざっくり時系列で。

16:00

晩ごはんに備えて米3合を柔らかめの水分量でセット。19時までに食べ終わらなければならないので、いつもより早めの18時炊き上がりで予約。

18:30

早めの晩ごはん。晩ごはんは、白ご飯、おでんの豆腐、具無し味噌汁(出汁に卵を落として味噌を溶いたもの)。白ご飯を多めに食べたのでまあまあ満足した。夜中にはお腹が空くだろうけど。




20:05

20時に飲む予定の下剤の準備をしていて気付いた。「食物繊維や肉など消化に時間の掛かるものや腸に残りやすいものを食べない」のはてっきり前日の晩ごはんだけだと思っていたけど、パンフレットをよくよく読むと「前日の食事」となってた。つまり、朝からダメだった!卵かけご飯とスムージーの朝ご飯はともかくとして昼ご飯はがっつり食べたし、なんなら間食までしてしまった……あかんやん。2人で唖然とする。

でもまあそんなこと言ってももう仕方ないので、諦めて下剤(マグコロール)を服用。200mlの水で溶きながら飲むことと書いてあったけど結構な分量があったので、500mlぐらいの水で溶きつつゆっくり飲む。飲み終わった直後にトイレに行きたくなりそうな感じがあったけど結局特にトイレに行くこともなく終了。第一段階はこれで終わりであとは明日の朝7時。





ちなみに体温は36.7℃。これも測り忘れてたけど、飲み終わったあとに計ったら37℃を下回ってて一安心。

21:47

風呂出たけどトイレ行きたくならず。お腹が張ってる感じはあるんだけどね。

23:30

就寝。



検査当日

写真をまじえつつざっくり時系列で。

03:15

何か出そうな感じがして起きトイレに行くも何も出ず。

04:45

ようやく一回目の便が出る。もちろん緩い、というか2回目以降はほぼ水。

06:55

起床。体温は36.5℃。外はうっすら雪が積もってる。

07:00

モビプレップを作成。思ったより粉末が溶けない。




07:10

ジメチコン内用液を飲んだあと、モビプレップを飲み始める。小さめタンブラーの上から2センチぐらいまでで360ml、コップ2杯分。これを20~30分掛けて飲んでいく。超絶邪魔くさい。




09:15

4セット目の1杯目でようやく便が透明になったのでここでモブピレップの服用は終了。あとは水分摂って1時間ぐらい経てば下痢も止まるはず。

11:00

二度寝しようと横になっているときにもよおしてトイレへ。恐らく最後の便。

13:00

検査1時間前までは水またはお茶を飲んでいいということなので、水を一口飲んで出掛ける準備をして準備完了。

13:25

家を出る

13:40

内視鏡検査センター到着。受付、体温測定。

13:45

まだだいぶ早いけど検査室へ移動、付き次第着替え。

13:50

検査開始。始めの管を入れるときがちょっと痛い。そして痛いと締めてしまうようでなかなか入りづらく、我慢して緩める必要があったが、入ってしまった後は特に痛みはなし。空気を入れたり液体を入れたりするごとに違和感はあり、お腹に力が入ってしまうものの検査には支障がないようで無事最終地点まで到達。ここまで10分。途中で血圧を測る、特に問題なく正常。

そこからカメラで状況を見ながら検査していくのだけど、「自分でも中の様子見ますか?」といわれたので「見ても良いですか?」と聞いたら小さいモニターで見せてくれた。なかな見る機会無いので興味深い。途中、出血しているポリープが1つと、小さなポリープが2つあり、その場で切除するのかなと思ったら、「特に急いで取る必要はないですけど、根の方に組織化しているので別途電気で切除しましょう」ということになって今日は何もせず。この検査の詳しいお話を担当医の先生に聞いたあと、いつどうするかを決めるということになるみたい。まあ取って置いた方がいいんだろうなあ。面倒くさいけど。

14:20

検査自体は全部で17分ほどで終了。サクッと着替えて受付に戻る。

14:30

会計処理と支払いが終わって全て終了。支払窓口に行ったあと会計処理が終わって番号がモニターに表示されるのを待ち、支払いマシンで支払い。この支払いマシンが優秀で診察券を入れて会計内容を照会、クレジットカードを入れてサクッと精算完了できるのがいい。

その後、帰宅して昼ご飯。



検査を振り返って

下剤などの準備は正直面倒くさかったけど、思ってたほどしんどくはなかったです。技師さんも看護師さんも女性で恥ずかしさはあったけど、検査自体は横になってるだけで終わるし。ただ小さなものとは言えポリープが見つかったのはちょっと想定外でした。自分としては「ああ、異常ないですね」で終わると思っていたので……検査結果って大事なんだなあ。

EMR

現時点で担当医の説明を受けていないけれど、おふたりの会話に「EMR」という単語が出てきてたのはこれかなと。





平坦なポリープを除去するために生理食塩水を注入して膨らませた上で、通電して切除するっていうやり方のようです。なるほど。検査用の内視鏡ではそこまで準備してないから改めてやりますってことなのかな。

そして当然だけどもし切除しましょうっていうことになったらまた今回と同じ準備をするわけか……さすがに短期間に2回は面倒くさいなあ。面倒くさいけど、じゃあどれくらい間を空けたらいいのっていうといつやっても面倒くさいのは変わらないから、それならなるべく早く済ませてしまった方が気楽ではある。予約とれ次第するかなあ。「たぶん大丈夫」といわれてはいるけど、病理検査で何もなければ良いんですけど。この漠然とした不安、嫌ですよねえ。。



手術編に続く。たぶん。