「ローズマリーの育て方・栽培」より
ローズマリーは根を触られるのが嫌いです。挿し木は容易なのに移植を嫌うという性質があります。剪定した枝が落ちてそのまま根付いてしまうこともよくあるくらいローズマリーの挿し木は容易です。反対に根付いたローズマリーを抜いて移植しようとしても枯れてしまいます。
ローズマリーの育て方・栽培 | LOVEGREEN(ラブグリーン)
(中略)
水に挿す前に水に浸かる部分の下葉は取ります。葉がついたまま水に入れると水が腐ってしまい発根しづらくなります。下葉を処理をしたら水に挿して、直射日光の当たらない風通しのよい部屋に置いて管理すると、しばらくすると発根します。
つまりローズマリーを育て始めるには、種を蒔いたり苗を植えたりする方法以外に、「元気なローズマリーの若枝を切ってきて挿し木する」という方法があるんですね。すごい。春になったら知人にわけてもらおうと思っていたんですけど、年末に実家に帰省したら庭にローズマリーが生えていて冬だというのに超元気。
聞いたところ「花壇に生えていたローズマリーが増えすぎたので切ったんだけど、しばらくしたら花壇を飛び越えて駐車場から生えてきてた」「脇の道路にも芽を出した」とのこと。タケノコかよ。どうやらローズマリーはミント並に強靱な生命力・繁殖力を備えているようです。
挿し木前に水に漬ける
母親に挿し木してみたいんだけどって聞いたら「冬でも室内に置いておけば増えるよ」ということだったので、試しに一枝もらってきてみました。水につかる部分の葉をとって、メネデールを入れた水の中へ。切り取った枝は水分を吸い上げる力が弱いので、挿し木前にある程度水を含ませてあげる必要があるそうです。3日ほど水に漬けたあとプランターに挿し木
ローズマリーは水耕栽培も可能で(どれだけ強いんだよ)、枝を水に入れておくと切り口から根も出てくるみたいですが、そこまでやって腐ってもなんなので良いところで挿し木することにしました。ベランダで育てることになるので挿し木する先はプランター。カレーリーフと同じく根をいじられるのを嫌う性質のようですが、どれぐらいのスピードで大きくなるのか(そもそも挿し木に成功するのか)わからないので、まずは小さめのプランターで様子見。水はけの良い土を好む&挿し木直後はカビが生えやすいのでなるべく無菌の方が良いらしいので、有機野菜用の土(ベースは赤玉土)にバーミキュライトとくん炭を足した土を用意しました。バーミキュライトだけの鉢に挿し木することも考えたんですけど、手持ちのバーミキュライトがそんなにたくさんはなかったので。
この状態で3~4週間すると根付くそうですが室内とは言え寒いしどうかな?1ヶ月経っても葉が枯れるようなことがなければ根付いたと思って良いのかな。春になれば伸びることでしょう。上手く成功してくれると良いなあ。
ちなみに:ローズマリーの特徴
- 暑さに強い
- 寒さに強い
- 強風に強い
- 乾燥に強い
- 栄養がない荒れ地でも育つ
最強かよ。
あとローズマリーには背が高くなる「木立性」のものと横に伸びていく「匍匐性」のものがあるらしいですが、もらってきた実家のローズマリーは多分その中間の「半匍匐性」。上手いこと刈り込んで整えていきたいところですが、刈り込むの苦手なんですよねえ。
どうなることやら。