キーボードを新調しました「FILCO Majestouch Convertible 2 CHERRY MX SILENT BLACK」【8年ぶりのFILCO】

Majestouch Convertible 2 CHERRY MX SILENT BLACK
その昔、ばりばりとプログラミングしていた頃は「メカニカルキーボードこそ至高」という主義でした。文章を書くことも多かったし習慣的にテンキーも欲しかったので、HHKB方向には行かず、質の高いメカニカルで有名なダイヤテック株式会社の「FILCO」シリーズが僕の愛用キーボードでした。ものすごく気持ちいい打鍵感のキーボードを音鳴らして打っているだけで何か仕事できるような気がしていたもんです。なつかしい。


安いキーボードを使い潰す時代

時は流れまして、キーボードで熱心に文字を打つという機会がだんだん減り、僕の中で質よりも耐久性を求める時代がやってきました。多少飲み物をこぼそうが、塗れようが平気で長時間動いてくれて、万が一壊れたとしてもすぐに変わりを注文出来る程度に兆安価なキーボードを使い潰していくという時代です。主に使っていたキーボードはロジクール製無線キーボード「K270」、廃盤になってからは「K375s」。その昔使っていたFILCOのキーボードひとつで、5個買えてしまうぐらいの価格で、ぶっちゃけ使っていて使いやすいキーボードではありませんでしたが、何をやらかしてもダメージがないという意味では極めて気楽であり、FILCOとは違う意味で気に入っていました。


「K270」に関してはそれで満足だったんですけど、後継にあたる「K375s」に関しては打ち間違いの多さが悩みの種でした。キーレイアウトがかなり圧縮されたせいだと思うんですが、単純なキーの打ち間違い(「Z」と「S」とか)が多かった。一番難儀していたのが「Enter」と「Delete」キーの近さ。例えば、「お願いいたします」と書いて変換して「Enter」を押すときに一緒に「Delete」を押してしまっていて「願いいたします」となってるみたいなのが頻発していました。1回変換を戻して再変換すれば直るんですけど、結構ストレス。感覚的な問題だし使ってるうちに慣れるだろうと思っていましたけど、1年使って慣れなかったのでやっぱりアレは設計ミスなんだろうなと思います。


【レビュー】 キーボード新調「Logicool ワイヤレスキーボード K375s」 【Windows/Mac/iOS/Android対応】 – NOBODY:PLACE


で、その「K375s」なんですけど、最近チャタリングが酷いんですよね。何かこぼした記憶はないけれど、たぶんなんらかの汚れの問題なんだろうとは思います。電池を交換していったんは改善したんですけど、使っててやっぱりダメそうなので買い換えることにしました。いくらフリーランスになったとは言え最近の金使いすぎだし、出来れば買わずに何とかしたかったんですけどねー。生産性に直結することなので仕方がない。



「FILCO Majestouch Convertible 2 CHERRY MX SILENT BLACK」レビュー

前置きが長くなりました。

今回購入したのは、昨日(2021/05/20)発売になったばかりの新作キーボード、「FILCO Majestouch Convertible 2 CHERRY MX SILENT BLACK」です。


型番:FKBC108MBS/NB2
商品名:【通販限定】Majestouch Convertible 2 CHERRY MX SILENT BLACK 静音黒軸スイッチ・フルサイズ・日本語かななし
JANコード:4515213032589
ブランド:Majestouch Convertible 2

【通販限定】Majestouch Convertible 2 CHERRY MX SILENT BLACK 静音黒軸スイッチ・フルサイズ・日本語かななし 購入ページ | ダイヤテック株式会社


「Majestouch Convertible 2」という有線/無線両対応のメカニカルキーボードのシリーズの最新作。通販限定ってことは店頭には並ばないのかな?僕はダイヤテックサイトで購入しました。注文したその日(発売前日)に速攻で発送され、発売日に届いて驚きました。やるやん。


打鍵感を決めているのはキーボードで採用されているスイッチ「静音黒軸」

このキーボードの特徴はしっかりとした打鍵と静音。「静音黒軸」(MBS)と呼ばれるスイッチを搭載していて、しっかり打っても音がほとんど鳴りません。打鍵音は柔らかい感じ。「30%静音」ということらしいですが、感覚的にはもっと静かな気がします、いわゆる「カチャカチャカチャ……ッターン!」の快感はありませんが、打鍵感がしっかりしているので打った感は強いです。



(ダイヤテック株式会社サイトから引用:https://www.diatec.co.jp/products/CHERRY/


ノートPCのようなストロークの浅いキーボード(いわゆるメンブレンキーボード)で軽快にタッチするといった打ち方には向かず、それに比べると少しだけ力が必要です。メカニカルキーボードの中でも少し重めの方かな?その辺りは好みの問題かも知れませんが、個人的にはこういう感じの「打った」感あるキーボードが好きなので大満足ですね。僕は元々FILCOユーザーなのでわかってましたけど、あまり馴染みのないひとは1回ヨドバシでも行って触ってみた方が良いと思います。ノートPCに慣れてると解らないと思うので。


タッチミスが劇的に改善

これは個人的なフィーリングの話なのですが、先に書いたとおりロジクール「K375s」ではとにかく打ち間違いが多くて難儀していました。いやあもうね、素面でも上手く打てない。レポートとか少し長めの文章を書いている時なんてストレスがマッハで死ぬかと思いましたよ。

で、このキーボードに変えた瞬間からタッチミスが劇的に減りました。ああやっぱあれ、キーボードのせいだったんだ……自分のタイピングが劣化したのかと思い始めてたので、良かった。残念ながら僕には「K375s」のキーレイアウトが合わなかったみたいです。


接続方法は3パターン

接続方法は次の3パターンから選べます。






無線キーボードの自由さになれてしまうとなかなか有線には戻れない感覚あるんですけど、電池の入れ替えは確かに煩わしい。今のところ無線で遅延を感じることはないので接続を有線にすることは考えていませんが、給電をUSBにするのはあってもいいのかなとは思います。まあ、有線にして接続方法をBluetoothにするメリットがどこにあるのかよく解りませんけど。PCから給電してもらいつつスマホと接続するみたいなことかな?切り替えを考えるとBluetoothにしておく方が便利なので。


ペアリング出来る端末は4台




Bluetooth機器として4台とペアリングすることが出来ます。同時に接続出来るのは1台だけですが、スイッチで簡単に切り替え可能。試しにiPhoneに接続してみましたが、あっさり繋がってとても書きやすかったです。まあ……現実的にiPhoneの入力をキーボードでやるか?といわれたらやりませんけど、フリーランスの受託先からMacBookを貸与してもらえそうなので、MacBookをディスプレイに繋ぎつつキーボードをBluetoothで繋いで作業ってことはあるかも知れません。

「Majestouch Convertible2」シリーズのBluetooth接続方法に関しては、ヘルプのこの辺に情報があります(覚え書き)。

Majestouch Convertible 2の接続について – サポート情報 | ダイヤテック株式会社



長く愛していけたら良いですね

「K375s」のチャタリングが酷くてもう辛抱ならん!となっているときにいろいろさが探す中でこのキーボードの発売を知り、新製品だからレビューもないというのに直感でなかば衝動的に購入してしまったんですが、思いのほか良い製品で早くも気に入っています。毎回思うことですけど、良いものを使うというのは大事なことですよね。QOLの上がり方がハンパない。そのぶん壊したときには「良いものを使うのは大事だけど気を遣うのはいやだ」という方にも振れてしまうんですけど……


自分の性格上、何年後かにはなにがしかの「事故」を起こしてしまいそうですが(過去の事故 → キーボード壊した(また))、以前使っていたFILCOの有線キーボード(最初に買ったやつで左Ctrlが壊れている)も実はまだとっておいてあるぐらいだし、好きなんですよね。出来ることなら末永くずっと使っていけたら良いなと思っています。