お湯割りにしてゆっくり飲む方が飲みやすいし温まるんじゃないか?
同じ温まるなら熱燗もあるけど燗を付けるのはちと手間が掛かる。お湯割りなら保温ポットにお湯を用意しておくだけで良い。お湯割りなら焼酎だろう……というところまでは良かったのですけど、僕、焼酎なんか買ったことないんですよ。泡盛なら詳しいんですけど。仕方がないので「お湯割りに合う焼酎」でググって出てきたやつをリカーショップで探して買いました。
まず買ったのはこちら
鹿児島県喜界島特産の黒糖焼酎「喜界島」。水曜どうでしょう「リヤカーで喜界島一周」(通称「喜界島」)の中で出てきたホテル、「喜界第一ホテル」の支配人さんが4人に振る舞ってくれた焼酎として一部で有名な焼酎です。
黒糖焼酎と聞いて、最初は黒糖の甘ったるい感じなのかなと思ってました。それは苦手だぞと。でもレビューを読んでいると確かに香りはあるものの味に関してはそういうわけではなさそう。そうなのか。じゃあ買ってみようと買って飲んでみたところ、確かに甘くない。お湯で割るとふわっと黒糖のすごく良い香りがして、でも飲んでみると黒糖さ加減はコクに変わって甘味はあまりなく、とても飲みやすくて美味しい。
黒糖焼酎ってこんなのだったんですね。思ってたのと全然違う。美味しいじゃないか!
食わず嫌いは良くない。
そしてさらに美味かったのがこれ
長崎県壱岐島は麦焼酎発祥の地といわれているそうで、そこで作られる焼酎は「壱岐焼酎」と呼ばれているようです。リカーショップだと「壱岐」というラベルの焼酎が一番よく見掛けるヤツですが(玄海酒造)、そんな壱岐焼酎の中でこの「嘉助」(壱岐の華酒造)が特にお湯割りに合うらしい……
ネット上の「オススメ焼酎」は生産量が少ないものとか、プレミアムなものが多くてなかなか酒量販店には売っていないのですが、たまたま行ったやまやで取り扱っていたので、これも何かの縁だと思って購入。
始めはあんまりピンと来なかったんですよ。黒糖焼酎の方は始めから香りと味がガツンと来て、特徴がわかりやすかったんですけど、「嘉助」はそんなに存在感を主張してこない。確かに飲みやすいけどまあ普通に焼酎だよね、みたいな感じを受けてたんですが、少し割り方を変えて見たらガラッと変わりました。
焼酎とお湯の割合はとても大事
お湯割りの基本的な割り方は、焼酎とお湯の割合が「6:4」(ロクヨン)「5:5」(ゴーゴー)「4:6」(ヨンロク)であるところ、僕はいつも大体「3:7」ぐらいで割って飲んでました。それをヨンロクとゴーゴーの間ぐらいまで引き上げたら、途端に「嘉助」の香りと味が立ってきて、なにこれ全然違う。今まで本気出せてなかったのか……すみません僕が薄く割りすぎてました!加えて割り方も、お湯を先に入れてから焼酎を入れる方式に変えたら、焼酎を先に入れるよりも香りが立って良い感じに。そうか、飲み方も重要だったんですね。知らなかったよ。確かにこれは美味い。いつまでやまやにあるかわからないので今日にでも2本目を買いに行こうかと思っています。
参考
おいしいお湯割の研究|焼酎飲み方研究所|アサヒビール焼酎が苦手というわけではなかったんや
考えてみれば、泡盛が好きな僕が焼酎が飲めないわけなかったんや……そもそも泡盛は黒麹で醸して作る米焼酎ですもんね。僕の中の「焼酎苦手」という意識は、恐らく以前飲んだ芋焼酎があんまり口に合わなかったからだと思うんです。ただただ香りとアルコールがきつい飲み物みたいな感じ。でもそれ、20代の頃で今は感じ方が変わってると思うし、そもそもその芋焼酎だってちゃんとしたのだったか怪しい。というわけで、今度一度芋焼酎も買ってみようかなと思っています。居酒屋で働いていたときに店で置いてた焼酎「佐藤」がお湯割りに合うらしいので探してるんですけど、この辺の店にはないみたい。なので買うなら「赤霧島」「三岳」「一刻者」あたり。「晴耕雨読」っていうのも気になるけど、酒量販店には置いてないだろうなあ……
ビールと同じく焼酎の取りそろえの良い酒屋を探すべきなのか。まあ多分、六条通のタキモトさんに行けば大概解決するだろうとは思うんですけどね。ちと遠い。でも1回そういう店も行ってみたいですね。
まだまだ知らないことたくさんあるなあ。2021年はなんと焼酎を飲み始めましたよ。自分でもびっくり。