通常ゆで卵を作るには好みの固さに合わせて一定時間沸騰させるのですが、このやり方は「沸騰させたら蓋をして放置」。温泉玉子と同じ要領で90℃前後を保ったまま緩やかに加熱させて卵を固めるという方法です。通常のゆで卵と同じく、長く放置すれば固ゆでに、短くすれば半熟卵や温泉玉子になります。実際やってみたところ、冷蔵庫から出して常温に戻す必要がなく、条件のブレが少ないのでいつも同じ卵が作れて非常に楽でした。
作り方
- 冷蔵庫から卵を取り出して皮むき用に小さな穴を開ける
- 鍋に卵を入れ、ひたひたまで水を入れて火に掛ける
- 黄身偏り防止のため時々回しながら沸騰するまで待つ
- お湯が完全に沸騰したら蓋をして火を止める
- 「6分」 経ったら、湯を捨て流水で冷やした後、皮を剥いて完成
今回はこのあと燻製機で燻製する予定だったので、黄身が少し固まり気味の半熟卵に仕上げましたが、もう少し半熟の方がよいという人は6分ではなく「5分」でやってみてください。ラーメン屋さんの煮卵で出てくるようなとろ系半熟卵に仕上がると思います。
バリエーション
同じような方法で温泉玉子を作ることも出来るみたいですが、沸騰状態では少し温度が高すぎるので、- 沸騰したら火を止め、水を差して温度を下げる
- 蓋をして13分間放置
といった感じの工夫が必要とのこと。今度トライしてみようと思います。
話題になっていたツイート
ほぼ偶然というのは年末に長崎の雲仙に行って食べた温泉たまごが美味しかったので自分で作れないかと思い、温泉の源泉が大体90度くらいなので余熱だけでいけるんじゃないかと試したらめちゃ美味しいのができたので驚いたのです。その後複数回試したので卵の個体差ではないと思いツイートしました。
— 七井コム斎 (@nanai_komusai) January 12, 2021