年の終わりの円相場(執筆時点で1ドル103円16銭)

円高ドル安のイラスト
最近めっきり為替相場から興味がなくなりまして、理由は3つ。


1つは内製エンジニアをやっている輸入企業に対してもはや自分の職域以外の興味を持っていない(会社の好不調すら興味がない)こと、もう1つはなんらかの投資をしてみようかという下調べとして眺めていたけど僕には外国為替は合っていなさそうだ(ギャンブルがあまり得意ではない、しかも悪いことにちょっと好き)ということ、残る1つは新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で海外旅行に行くチャンスがしばらくなさそうで調べても仕方がなさそうなこと。それでも時々気になって見てはみるんですけど、どんなことが起きてこんな流れになっているのかというところまでは調べなくなりました。まあ、仕方ないね。

とはいえ2020年は、地球に住む人類の大半にとって大変な1年であったと思うので、その辺の影響を眺めながら振り返ってみるのも良いかなと。



ドル円





今年1年のドル円の値動きはこんな感じでした。新型コロナウイルスが猛威をふるう前(2月頃まで)と、それ以降とを比べると傾向の差は一目瞭然で、4月以降は一貫して円高基調です。もちろんこれは円が強いということではなく、被害が拡大しているアメリカという国の通貨であるドルが世界的に下落しているということ……ですよね。ドルユーロでもやっぱりドルは下落基調ですし。







来年1月には大統領がトランプさんからバイデンさんに変わりますが、それで何か状況が劇的に変わるというわけもなく、方針の転換から緩やかに変わっていく程度でしょうから、しばらくはこんな情勢が続くんでしょうね。過去の円高を超えて日本企業も(良くも悪くも生産拠点を海外に移すなどして)円高で壊滅するような企業ばかりではなくなったので、円高だからどうってことは無いだろうとは思うんですけど、1つ言えることは、海外から何かを買いやすくなっていいなあというぐらいですかね。庶民にとっては。



ちなみに

ニュースを覗いて見たらこんなこと書いてました。


[ニューヨーク 30日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、米国の追加財政政策に対する期待が高まっていることで安全通貨としてのドルの需要が減退し、ユーロ、豪ドル、ニュージーランドドルが対ドルで2018年4月以来の高値を付けた。

ドル下落、米刺激策期待で安全需要減退=NY市場 | ロイター


つまるところ、


  1. 経済が不安定なときは安全通貨であるアメリカドルを買う動きが広がる
  2. アメリカが追加財政政策を実施することで経済が安定化する
  3. アメリカドルに逃げていた資金が他国通貨に戻ってきて相対的にアメリカドルが下がる

ということらしく、アメリカによって世界経済が安定すればするほどドルは売られるということみたいです。そうなのか。ドル安を嫌がる発言をアメリカの誰かがしてたような気がするので、アメリカとしてドル安を歓迎しているわけではないみたいなんですけど、でもアメリカの影響力が大きい以上仕方ないですねえ。やっぱり2021年も今みたいな状態が続くのかな。

まあ、僕には未来のことはわかりませんけどね。


そんな感じで。