【12月23日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は22日、大統領経験者を生涯にわたり刑事訴追から免責する法案に署名した。
ロシア大統領経験者に生涯の刑事免責、プーチン氏が法案に署名 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
22日にオンラインで公開された同法案は、大統領経験者とその家族が生涯の間に犯した罪について、刑事訴追から免責する内容。警察官や捜査官による尋問、捜索、逮捕も免れる。これまで大統領経験者は、在任中に犯した罪についてのみ刑事訴追から免責されていた。
法案は、この夏の国民投票で承認された憲法改正に伴うもの。改憲により現在68歳のプーチン氏は、2036年まで現職にとどまることが可能になった。(c)AFP
本文中にある「改憲により現在68歳のプーチン氏は、2036年まで現職にとどまることが可能になった」とはこのこと。
ロシアの大統領の任期はこれまで6年だった。プーチン大統領は2000年に初めて大統領に就任して以降、4選を果たしている。間に首相時代を挟んでいるものの、20年にわたってロシアの政治の主導権を握っている状態だ。 改正案は、大統領の任期を最長で2期12年間と定めているが、現職や大統領経験者の過去の任期は数えないとしている。 このため、プーチン氏の任期は任期満了となる2024年に一度リセットされるため、そこから最長で12年、2036年まで現職にとどまれることになる。
ロシアの改憲投票、78%が賛成 プーチン大統領は2036年まで続投可能に – BBCニュース
最長2期12年というのは変わらないのだけど、それがこの改正案で一旦リセットされるというのがミソ。今68歳で2036年までっていうとそのときプーチンは84歳。元大統領の訴追回避を法律にしちゃってるというのを見るに、さすがにそこまで引っ張らないんじゃないかという気はしてるんだけど、いやあ、どうなるかわかりませんね。ロシアも結局真の意味では民主化出来てないってことか。
韓国もアメリカもそれやったらどうですか
日本でそれやられたらたまったもんじゃないですけど、辞任後の大統領に悲劇が続く韓国とか、明らかに訴追準備が整いつつあるアメリカとか(トランプ大統領だけだけど)、これあったら大統領のみなさん喜ばれるんじゃないですかね。まあ、喜ぶと思うだろうけれどでも実際にやれるかというと不可能なわけで、さすがロシアとしかいいようがないですね。今はまだプーチンがしっかりしてるから良いけど、将来ヤバい人がトップに立っちゃったらどうするつもりなんでしょうね。レーニンならまだ良いとしてもスターリンに継承されたら大惨事みたいな。もしくは晩年のエリツィンみたいに体調がわるくなったとか。そういえばエリツィンといえば、エリツィンから権力を引き継いだプーチンが今回の法案みたいな大統領令を出してましたね。ロシアってそういうことが許される文化なのかも知れないですねー。
後継の大統領として、プーチン首相を指名し、プーチンの最初の大統領令はエリツィンを生涯にわたって刑事訴追から免責するというものだった[34]。
ボリス・エリツィン – Wikipedia