社民党は14日、東京都内で臨時党大会を開き、希望する国会議員や地方組織が立憲民主党へ合流することを認める議案を諮る。福島瑞穂党首を除く国会議員が離党し、党は事実上分裂する見通しだ。「55年体制」の一翼を担った社会党の流れをくむ社民党は、大きな岐路に立たされる。
社民党、ついに国会議員1人に 14日に臨時党大会 立民に合流容認で岐路(産経新聞) – Yahoo!ニュース
直近の選挙で得票率2%を超えているので、国会議員が福島党首だけになっても直ちに政党要件を満たさなくなるわけではありません。離党する3人にどこまの集票力があったのかわかりませんが、少なくとも今まで以上に露出の機会は減るでしょうし、次の選挙で前回と同じような健闘が出来るかというとなかなか難しいかも知れません。
かつては与党の一角を担い首相まで輩出した名門政党である社民党(当時は日本社会党)が、政治の表舞台から姿を消すというのも時代の流れなのですねとしみじみ思います。
個人的には、左派政党として既に役目は終えているのではないかと思いますし、解散というか改組して下部組織ごと立憲民主党に合流する方がお互いにとってメリットになるのではないかなと思うのですけど、でもその辺は外部からはわからないイデオロギーの違いもあるでしょうし、シンプルに名前への愛着もあるでしょうから、紛糾するのも仕方ないのかも知れませんね。理念的に賛同できない政党に与するぐらいなら緩やかな死を選ぶ、それもまた政治活動なのかもしれません。社民党のみなさん、長い間お疲れさまでした。