採種
個人的にはもう少し大きくなるまで待ちたかったのですが、既存の1本への負担を考えてそろそろ切り落としたいという同居人からの要請もあり、まだ緑の小さい粒が残っている状態で採種。カレーリーフの種蒔きについて調べてみると、カレーリーフの実ってもっとつやつや黒くてお節の黒豆みたいな感じなんですが、うちのはしわしわでいかにも「まだ無理やって」という状態。どうしたもんかなと思ってしばらく置いておいたら、緑の実も次第に黒くなっていき、最終的にすべて黒くなりました。これはもしかしてチャンスなのでは。
実から種を取り出して種蒔き準備
とはいえタネとして十分に成熟していないであろうことが予想されるので、下準備としてメネデールを用意。切り取った枝でさえも1ヶ月ぐらい生きながらえさせてしまう驚異の液体メネデール、本来の使い方は追肥ないしは種蒔き前のタネを1昼夜程度漬け込んで発芽の確率を上げるもの。固いカレーリーフのみをぬるま湯につけてふやかしたあと、爪で果肉をとって種だけにして、希釈したメネデールに漬け込みました。後で考えるとこの段階でメネデールに入れる前にアルコール消毒をしておくべきだったんですが、それはまた別の話。
種蒔き
カレーリーフの種蒔きに於いてもっともハードルが高いのが発芽、次が寒さに負けない最低限の大きさまで育てること。特に自家採種のタネは発芽率があまり高くないようで、少しでも発芽率を上げるために次のものを用意しました。サカタのジフィーポット。土に返る素材で出来ており、移植時にポットごと埋められるのが利点です。根や芽を傷つけなくて済みます。
このポット1つずつに土を入れて種を蒔き、ケースに水を入れて蓋をする。これで高温多湿な状態を保ち、発芽率を上げることが出来ます。カレーリーフがもっとも発芽するのは25℃前後、少なくとも20℃ぐらいは欲しいということなのですが、季節は既に9月の終わり、昼間は20℃を超えるものの夜は15℃ぐらいまで気温が下がる日々。18個用意したポットから1つも発芽しない、そんなパターンも覚悟しつつ、育成を見守ります。
さてどうなりますか。発芽編に続く。
ちなみにこちらは何とか育成中の次期エース。なかなか大きくなりませんが、何とか頑張って欲しいところ。