これまでのハーフマラソンの自己ベストは、レースに出て記録したタイムが2018年の長浜市あざいお市マラソンのもので「1時間55分32秒」。トレーニングで記録したベストタイムは2019年3月に記録した「1時間53分52秒」でした。
自己ベストを狙うつもりはなかった
今年は夏の間ずっとペースを落として距離を稼ぎつつ、jogのラスト2kmとか、ビルドアップとか、タイムを意識したトレーニングはかなり回数を絞っていました。当然スピードトレーニングもほとんどしていないので、スピードの乗りが悪いなというのは実感としてあり、多分今5kmタイムアタックをやっても自己ベストは更新出来ないだろうと思っています。筋肉の比率も変わっているんでしょうけど、それ以上に体の「モード」が違う気がします。リズムとかピッチとかストライドとか。最近のランは平均心拍数が145bpm程度で、心肺的に全然追い込んでないんですよね。そういうわけで、この日のランもタイムを狙うつもりは全くなくて、スタートから7kmほど続く上り坂を軽くながしたあと、後半は飛ばしすぎない程度にビルドアップぐらいの予定で、実際、中盤の下り坂はかなりスピードを抑えて走ったつもりだったんですが、終盤の上り区間でもスピードが落ちなかったおかげで最後追い込めて自己ベスト。19kmから21kmの区間が最も速かったあたりに、今年距離を踏んできた成果が出ているのかなという気はします。
以前は15kmぐらいで足が止まってました
思い返してみれば、トレーニングに20kmを取り入れ始めた2018年頃は15kmを越えると平地であっても足が動かなくなるというのが常で、そこまで5分35秒/kmぐらいで来たけれど後半は6分/km前後までペースが落ちて終わってみたら2時間5分ぐらいみたいなことが多かった気がします。それが今回はなくて、20kmを越えてもペースを維持することが出来ました。これはつまり現在のペースでより長い距離を走ることが出来るようになってきたとともに、もう1段階早いペースで走る準備が出来たと言うことかなと。今は大体5分30秒/kmぐらいを目安に普段のランニングを行っていますが、これを負荷を掛けないときは5分20秒/km前後、負荷を掛けるときは4分50秒/km前後まで上げても良さそう。もちろん先に書いたとおりトレーニング的な意味でスピードを出せる状態になっていないので、スピードトレと並行しながらになりますしタイムに結び付くにはまだ時間が掛かりますが、夏の間に考えていたとおりの成果として「長く足が使える」状態になってきているのはちょっと嬉しい。いつになるかはわからないけど、次のフルマラソンは表向きは「今度こそ確実にサブ4達成」、自分としては「サブ3.75達成」ということになるかな?サブ3.75(フルマラソン3時間45分切り)達成のためには、少なくとも平均ペースで5分19秒/kmが必要。いわゆる「後半型」で達成するためには、5分10秒/kmのペースで少なくとも20kmは走れるようになる必要があるし、今の自分はまだまだハードルが高い。5分10秒/kmでハーフ走れたらタイムは「1時間49分1秒」。今回のランで初めから飛ばしていって最後まで足が持てば大体それぐらいにはなれたと思うけど、今はまだ無理。もう少しベースのスピードを上げていかないと……とはいえ、レースが迫っているということもないので、この調子で少しずつ負荷を上げられるようになって行ければ良いかなと思います。焦って怪我したら元も子もないしなあ。若くない自分にとって怪我してブランクを作ることはマイナスだし、そうしないことがどんなトレーニングより大事だし。
ランニングってほんと長く楽しめる趣味ですよね。最近ますます楽しい。