半旬ごとのデータ
気象庁にある半旬(1/6ヶ月)ごとの気象データというものを使って、平年値、今年(2020年)、そして酷暑と言われた2018年を比較してみましょう。グラフでパッと見た感じでは2018年の方が若干暑く見えますが、2018年と2020年には大きな違いがあります。それは「気温のピークがどこに来たか?」です。
ピークのズレが体感の差に繋がった?
2018年は梅雨明け(7/9頃)前から暑さが際立っており、7月中旬にピークを迎えました。一方で2020年は梅雨が長引いたこともあって、7月下旬までは平年値さえ下回っていました。気温が上昇し始めたのは8月に入ってからで、8月中旬にそのピークを迎えます。
平年値のピークが7月下旬から8月上旬であることを考えると、どちらの年もただ暑いだけでなく暑さのピークが平年とは少し違っていたことがわかります。2018年は梅雨の最中でまだ暑さへの準備が出来てなかった時期に急激に暑くなったことで厳しかった。2020年は「すわ、冷夏か?」と思われたところで、普段なら暑さが収まってくるはずの8月中旬に急激に暑くなったことで、厳しさが増した。そんな感じでしょう。準備が出来ていないところに突然の変化が起こるとダメージが大きい(=熱中症増など)ということでしょうか。
というわけで、結論。
「今年の夏が暑かった」というよりも、「今年は8月上旬から中旬だけが猛烈に暑かった」ということになりそうです。いやあほんとやばかったもんなー。今年は、長い梅雨が明けたとはゲリラ雷雨もないぐらい晴天が続きましたからね……余計に暑く感じましたよね。夜0時になっても30℃前後とかさすがに暑すぎます。それでもアイスノンだけで爆睡する僕、ちょっとすごいなあ。結構やれるやん、暑さに強いのかなと思っていますが、ただしかしこの「成功体験」が持続するのもあと10年ぐらい。老年が近付いて温度の感覚が鈍ったまま「成功体験」だけ持って生きてると、自覚無いまま熱中症になって悪くすると死にます。今はまだ良いけれど、数年のうちにはエアコン買わないとだめでしょうねー。気をつけます。