そんなことを思いつつ、走れるときにはペース落とし目でじっくり距離を踏むという走り方を最近はしてきたんですが、それだけだと少し物足りなく感じるときもあるので、考え方を変えてペースは上げないけど積極的に上り坂を上がって足に負荷を掛けるということをし始めました。言ってみればトレイルランみたいなもので、もし出来るのであれば僕もトレイルランやってみたいと思っているのですけど、いつも走る時間が深夜なのでさすがにそれは無理。その代替みたいなものです。
例えばこんな高低差。
途中にある山のおかげで急な上り坂になっているコースで、2kmで40mを上がるような勾配。たかだか2%ぐらいの傾斜でしかないんですけど、走るとなるとなかなかしんどい上りで、ペースを上げるのは諦めて腕を意識的に振りながら一歩ずつ確実に上がっていく感じ。調子が良ければ上りきったあとの下りでペースを上げても良いのだけど、だいたいに於いて爽快感と引き換えに怪我リスクが高まるので、下りも出来るだけゆっくり下る。京都は盆地なのでアップダウンを作れるコースもいくつかあり、その中から気分に応じて選びつつ、こんな感じで走っています。
上り坂があったら「ありがとうございます」と思えてきた
タイムを気にしていると上り坂なんて邪魔以外の何ものでも無いし、下り坂を一気に下るための助走でしかないんですけど、ゆっくりペースで負荷を掛けながらと意識して走っていると上り坂は絶好のおかずです。どんなにキツい坂でもトレイルランに比べれば大したことは無いし、終わらない坂もないわけなので焦らずじっくり一歩ずつ。そのせいか最近は上りを走るのが体力的にそれほどキツくなくなってきて、むしろもうそのためにそこまで走って行っていると言っても過言ではない。言ってみれば「ありがとうございます」ですね。サイクリストとは違ってわざわざ激坂に挑みに行くまではしませんが、それでも15kmなり20kmなりのジョギングコースの中に割と急で長い(出来れば1km以上)の坂を組み込むと、ジョギング全体に対してメリハリが付いてとても良い感じです。昔はマイペースで走り続けられる、出来るだけ平坦なコースが走りやすくて良いコースなんて思っていましたが、1つのトレーニングの中でも色んな負荷を掛けたいと考えると、平地でペースアップする時もあれば(小出流で言えば最後の2kmは息が切れるまで追い込む)、じっくり上り坂を上がるときもある、そう色んなことが試せるコースが良いコースなのかなと最近は思います。
神戸マラソンにせよ京都マラソンにせよ、最終盤に急坂を持ってくる嫌らしい設定になっているので、ギリギリを攻めてもその急坂を全力で走り抜けられるくらいの脚力を身につけたいですね。このアップダウントレーニングを続ければ、あるいは。
最近買って気に入ってランニング時に被っているキャップ。蒸れないし深めだし良い感じです。
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