「東京大会のレガシーにしたいのはバリアフリー化だ。駅にはエレベーターが複数設置され、ホテルも間口を広くし、バスルームやトイレへのアクセスもよくしている。3月には全国で聖火リレーが始まる。東京は7月10日から15日間ある。これからの機運醸成は聖火リレーの明かりのように、ますます各地が明るくなってくれれば」
小池都知事、「東京大会のレガシーにしたいのはバリアフリー化」 混雑緩和のためテレワークも呼びかけ (1/2) – ITmedia NEWS
本来の意味からするとこれが正しいんだろうなーと思うんだけど、昔ってもっとネガティブな意味で使ってなかったっけ。思いつくのは、こんな感じの用法。
我が社の基幹システムは既にレガシーと言ってよく、メンテナンスに多大な時間と人件費が掛かっている。次期中期計画ではこの刷新を目指したい。
「古い」とか「古いまま固着している」とかそんな感じだったような記憶がある。もしかすると僕の記憶違いで、「それはそれで重要な財産なんだけど」ぐらいの意味合いだったら最近耳にする使われ方と連続しているかなとは思うんだけど、プログラミングの本の説明でもこんな記述が見掛けられた。
レガシーコードとは、バグを多く含み、壊れやすく拡張が難しいコードを指します。
レガシーコードからの脱却 ―ソフトウェアの寿命を延ばし価値を高める9つのプラクティス | David Scott Bernstein, 吉羽 龍太郎, 永瀬 美穂, 原田 騎郎, 有野 雅士 |本 | 通販 | Amazon
このようなコードの保守と管理には多大な労力がつぎ込まれることになります。
しかも一度作ってしまったレガシーコードの質を上げるには、初めから質の高いコードを作るよりも膨大なコストがかかります。
これと今の「レガシー」とは出自が違うってことなんだろうか。
それはそれとして
お前らレガシー、レガシー言いすぎやろ。それ言いたいだけちゃうんか。「東京大会のレガシーにしたい」なんつってもなかなか伝わらんのちゃう。政治家はもう少しわかりやすい言葉を選んで欲しいなあ。「東京大会の後に残したいもの」でええやんけ。