人力で頑張るのは限界がある
扇風機なら電気代が無駄になるだけだけど、電気ストーブは危ない。で、同居人に怒られてすごく反省するんだけど、反省したところで取りうる対策は「気をつける」しかなく、それが出来たら最初から出来てるんだよなあ。難しい上に出来なかったときのリスクテイクが出来ないのは正直言ってバグだよね。なんかこう、僕自身の能力とは無関係に強制的に失敗しないような対策が取れないか。そんなことを考え悩んでいたある夏の日、ふといいものを見つけて試しに買ってみました。こんなの。
いわゆる「スマートプラグ」というやつです。Wi-Fiを通してスマホ上のアプリと繋がっていて、スマホでプラグの電源をオン/オフできるというプラグです。いわゆる「IoT」(Internet of Things)というやつですね。詳しい機能については、このあたりの記事がとてもわかりやすいです。
前回Meross WIFIスマートプラグをレビューしましたが、アプリの設定などを書こうと思ったのですが、思った以上に長くなってしまったので記事を分ける事にしました。
Meross WIFIスマートプラグの設定や操作方法を紹介。 | トコログ
というわけでこの記事ではMerossスマートプラグのアプリの設定や操作方法について紹介したいと思います。
ただスマホをリモコンにするだけではない
スマホアプリでオン/オフできるだけだったら、電気ストーブや扇風機のスイッチをオン/オフするのと変わりないですし、メリットは出先で「消したかな」と不安になったときにオフに出来るというだけです。ネットを通して動く遠隔リモコン。それだったら買う必要がない。これの本気は、状況に合わせてオン/オフすることが出来る、その設定を行ったときに発揮されます。設定できる状況は例えばこんな感じ。
- 家から出たら電源をオフにする
- 帰宅し家に入ったら電源をオンにする
- オンにして一定時間が経過したらオフにする
- 特定曜日の決められた時間になったらオフにする
- 日の出でオフ、日没1時間前にオン
テストとして夏の間、扇風機の挙動制御に使っていましたが、家の「入り」はなかなか上手く捕まえてくれませんでした(Wi-Fiの範囲内から出たり入ったりで補足してるんだろうと思うんですが)。外出時オフはわりと正確にウドいたので、最終的には保険的に「外出したらオフ」だけ設定しておいて、それ以外は手動でという感じになりました。宝の持ち腐れ感がすごかったけれど、気が付いたらすぐオフに出来るようになったし、おかげで付けっぱなしで外出ということはなくなりました。
夏が過ぎて冬が来て
扇風機の季節が過ぎてスマートプラグを常にオン状態にしていたんですが、電気ストーブを出すときに設定するのを忘れてしまって、またもや雷が。すみません、すみません。気をつけてたんだけどどうしてもなあ。今年最初の消し忘れ、その時に限ってバレるんだよなあ。そういうもんか。電気ストーブにもタイマーは付いてるんですけど、オン/オフスイッチにガタが来てて、オフったつもりでオンのままだったということがあって、スイッチ使ってないんですよね。。というわけで、冬用の設定として、
- 平日朝8時30分になったら強制オフ
- オンにして1時間後に強制オフ
という設定をしました。もちろん自分でこまめに物理スイッチでオン/オフする前提ではあるものの、万が一それを忘れてしまったとしても、スマートプラグがフォローしてくれる体制になってちょっと安心出来ました。せっかく買ったスマートプラグなのに設定をオフにしていたせいで怒られてしまって残念だったけど、もう同じ失敗はしないぜ。
1時間で電源が切れると、特に深夜など時間経過がわかりやすいんでそれも良い感じです。電気ストーブも扇風機も普通はタイマー付いてるだろうから、本来スマートプラグにやらせる仕事じゃないかも知れないけれど、残り時間が秒単位で見えるのは意外に便利です。
というわけで:便利です。
購入から4ヶ月が経ってようやくレビューを書くタイミングがやってきました。帰宅して電気ストーブを付けたいときにまずスマホアプリでスマートプラグをオンにしてから電気ストーブの電源をオンにするって、面倒にも程があるけれど、まあでもそれぐらいでちょうど良いのかなとも思います。京都なんて暖房設備内と死ぬような極寒地域ではないので。僕がお試しで買ったのは1口サイズの小さなプラグなので、正直いって割高です。1口で1,700円て。でもラインナップには4口、USBポート4つ付いて3,980円てのもあって、本気で運用したいのであればこっちの方が割安です。
電気ストーブや扇風機とかだとアレだけど、電灯とかだともっと便利かも。もちろん4つがそれぞれ独立して操作できるみたいです。
スマートプラグは外出先からスマホでポチッとするだけで、手軽にコンセントをON/OFFに切替できる便利なアイテムです。
各差込口ごとに遠隔操作できる『スマート電源タップ』が便利だった! – CHASUKE.com
そんなスマートプラグを複数まとめた『Meross スマート電源タップ』を購入してみました。4口コンセント+USB4ポートが搭載され、各差込口+USBごとに電源操作が可能な優れものです。
Alexaに対応しているから声で点灯させることが出来るし、IFTTTに対応しているので例えばツイートを拾って電源をオンにするとか、日の出とともにオフに日の入りと共にオンにするとか、複雑なシステムを構築している人ならセンサーに反応してカメラの電源オンとかいうことも出来るはず。夢が広がりますね。
Meross works better with IFTTT