【レビュー】キングデラックス 研ぎ器 高級刃物用砥石 標準型 #1000 中仕上用

キングデラックス 研ぎ器 高級刃物用砥石 標準型 #1000 中仕上用 No.1000
「研石は何使っても同じなんじゃないの」そう思ってました。大事なのは番手であって、石自体の差なんて僕ら素人にはわからんだろうと思っていたんですけど……違うね。以前使っていた砥石(貝印のやつ)も使いやすかった(なにより石が減りにくいのがよかった)んですが、刃が出るまでに少し時間が掛かるという難点がありました。それがこのキングデラックスの砥石だとバキッと刃が出る。体感では貝印のヤツを使ったときの半分ぐらいの回数で刃が出る感じ?




若干砥石の減りが早い気がするけれど、仕上がりは間違いなくこっちの方がいいので、オススメです。



で、これだけあればいいの?

本当のことを言えば、この前には400番ぐらいでざっくり研いで、この後には3,000番ぐらいで仕上げた方がいいんだろうけど、日常のメンテナンスにはこの1,000番だけで大丈夫みたいです。といっても我が家には1,000番しかないんですが……ただ、番手の大きい砥石(細かい砥石)で研ぐとより鋭くなるらしいので、何回かに1回かは仕上げまでした方がいいかも知れません。

ちなみにプロの方のコメントを見ると……


荒砥石、中砥石、仕上げ砥石の3種類を使っていれば優秀です。 1種類また2種類ですますと言う方も多いです。 番手は 1、切りたいもの(どの程度の切味を望むか)と 2、研ぐ周期によります。 1、たとえば、魚の骨などの硬い物を切りたい場合はあまり鋭い刃を付ける 必要はないのです。ステーキを切る場合と筋を切る場合は刃の付け方も違います。 2、2~3日に1度研ぐなら中砥石からでもよいでしょうし、1週間以上あけるなら荒砥石から研ぐ必要があると思います。2日月も間隔があき、カケなどもできているなら100番あたりからが適当です。

砥石の番手の選び方 | 研ぎ師 光三郎のブログ


そうか……そうなると家の包丁の場合1ヶ月に1回くらいだからせめて400番ぐらいから研ぎ始めないとダメか……中砥石に関しては今回紹介したキングデラックス1,000番で良いとしても、なにか荒砥石を用意した方が良さそうですね。200番から400番。砥石自体はそんなに高いもんでもないので、今度また選んで買ってみます。


家の包丁は仕事用に比べて使用頻度が低いんでそんなに頻繁に研ぐ必要はないけれど、研ぐとなんか気持ち良いですよね。上手く研ぐのは慣れが必要ですけど、研いでみないと慣れないんで、一度自分で研いでみるのオススメです。あ、研いだ後は当たり前だけどめっちゃ切れるのお気を付けください。