汗と尿が同じ成分であると言うことを感じることがある

汗を拭く農家の男性のイラスト
「汗と尿は同じ成分」というのをどこかで聞いた記憶があるのですが、調べてみると当然のことなら違いました。



哺乳類の尿(特にヒトの尿)の場合、約98%が水であり、タンパク質の代謝で生じた尿素を約2%含む。その他、微量の塩素、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、リン酸などのイオン、クレアチニン、尿酸、アンモニア、ホルモンを含む。

尿 – Wikipedia

汗の主成分は水である。また、ミネラル、乳酸塩、尿素、皮脂も含む。ミネラルの組成には個人差があり、また熱・運動・発汗への順応状況、(運動、サウナなど)ストレス源の種類、期間、体内のミネラル組成などの条件によっても違ってくる。ミネラル分の目安としては、ナトリウムが 0.9 g/L、カリウムが 0.2 g/L、 カルシウムが 0.015 g/L、マグネシウムが 0.0013 g/L ほどである[13]。その他のさまざまな微量元素も汗と共に排出される。濃度の目安(実測値には15倍ほどものばらつきがある)としては、亜鉛が 0.4 mg/L、銅が 0.3–0.8 mg/L、鉄が 1 mg/L、クロムが 0.1 mg/L、ニッケルが 0.05 mg/L、鉛が 0.05 mg/L ほどである[14][15]。これらよりもさらに少ない微量元素も、それに応じた低い濃度で汗と共に体から流出するものと考えられる。ヒトの汗は血漿よりも低浸透圧である[16]。

汗 – Wikipedia


臭いの原因はアンモニアなので、尿の方が一定の刺激臭を持っているのとは対照的に、汗の方は刺激臭というのはない。でも長い距離を走った後のウェアとか、なんとなく尿臭さ(アンモニア臭?)を感じるんですよね。あれなんなんだろう。



人間は疲労を感じるとアンモニアを汗として排出するそうです

疲労臭はニオイの発生する仕組みが異なります。皮膚の表面上に発生した雑菌ではなく、体内から出る“アンモニア”が原因となっていて、それによりツンとした体臭となるのです。

疲労臭発生のメカニズム

「疲労臭」の原因となるアンモニアは、体内でたんぱく質が分解されたときにできる成分です。 筋肉疲労の回復や腸内細菌のはたらきなどにより発生したアンモニアは、肝臓で尿素に分解されたのち、毒素がほとんど取り除かれた状態で尿となって体外へ排出されます。そのため、通常であればアンモニアは体内に蓄積されることはありません。ところが、疲労により肝臓のはたらきが弱まると、体内でアンモニアを分解する能力が低下。すると、肝臓で分解されなかった体内のアンモニアが血液に乗って全身に循環し、皮膚の毛穴から出る汗や皮脂に含まれてしまいます。これが「疲労臭」となるのです。

なんだか臭う…それはお疲れのサイン「疲労臭」かも?|健康とくらし情報|eo健康


なるほどそうだったのか……汗が臭うのは、疲労や飲み過ぎのサインか。
上記記事によると、尿がアンモニア臭くなる理由は次の5つ。

  • 過労ぎみ
  • ストレスが多い
  • 肥満ぎみ
  • お酒をよく飲む
  • 便秘がち

個人的な状況に沿って言うと、ストレスはそう多くない、肥満ではないし、便秘でもない。僕の場合そうそう飲み過ぎることはないから、やっぱり疲労……それも肉体疲労?対策として「アンモニア臭を抑えるミョウバンの入ったデオドラント剤を使う」ってのがあるので、それなら効果的かも……


走ってる間に自分の体がオシッコ臭くなっていると思うと、気恥ずかしさで狂いそうになりますが、でもあれだけ汗だくになってたらしかたないよなあ……ウェアが絞れるレベルですからね。汗をかかなくなる季節がくるのを待ちましょう。