【メモ】起動時に非常に重くなったまま動かせない(Windows 7)

Microsoft Security Essentials

TL;DR

Microsoft Security Essentialsのスキャン除外ファイルに「MsMpEng.exe」を設定したら軽くなりました。




経緯

「職場のPCが非常に調子が悪くなって使えなくなって、必要なデータとアプリケーションは他のPCに移行させたのだけど、もし手隙の時間があったら軽くで良いので調べてもらえませんか」という依頼があって調査。復職時に「社内サポセン的な仕事はしない」ということで話は付いていたんだけど(継続的にフルタイムで働けるわけではないし、時間掛かって何とか直すみたいな働き方が出来ないから)、最低限のリカバリーは既に他の社員がやっていて、万が一何もわからなくてもそれはそれで別にOKという話だったので、まあそこまでやってくれてるんであれば見ますかということで調査。



症状

「とにかく動作が重すぎてアプリケーションも開かないし使えない」


見てみると僕がまだ働いていた頃に買ったLenovo製ThinkPadで、多分買ってから7年くらいは経ってるはず。それぐらい経ってれば色んな所に障害が起きても不思議では無いし(よくあるのはファンの故障とか)、そうなったらもう仕方ないけどソフトウェアだけでも見てみようかと思って起動してみるとまあ確かにくっそ重い。アプリケーションの起動どころか無線LANに繋ぐのでさえ何分か掛かってるし、このPCの名前なんだっけと思ってカジュアルに開こうとした「マイコンピュータ」が既に開かない。なんだこれは。



調査

なんか良くないもん入れたんじゃ無いのと思って見てみたけど怪しいものは特になし。鬱陶しい窓開いてきたフリーソフトを1つアンインストールしたぐらい。

続いてタスクマネージャを空けてみると、CPUの占拠率はさほどだったけれどものすごい量のメモリを食ってるアプリケーションがあっていかにも怪しい。名前は「MsMpEng.exe」。やばめのプログラムなのかと思って調べてみると、あれWindowsにデフォルトで入ってるアプリケーションなんですね、しかも、セキュリティソフトです。Windows 7だと「Microsoft Security Essentials」、Windows 10だと「Windows Defender」って名前かな。マルウェア対策だそうで。


どういうこと?

詳しい話はわかりませんが、このアプリケーションはPC内で怪しいプログラムが動作していないか監視しているんですけど、自分自身をスキャン対象にして処理がループしてしまうことがあるらしいです。へー。間抜けですね。



対策

  1. すべてのプログラムから「Microsoft Security Essentials」の管理画面を開く
  2. 「除外されたファイルと場所」をクリックして「参照する」を押して「MsMpEng.exe」を指定
  3. 追加をクリック
  4. 登録
  5. PC再起動

以上です。僕の環境では「MsMpEng.exe」の場所は「C:\Program Files\Microsoft Security Client\MsMpEng.exe」でした。他の環境でも多分似たような場所にあると思います。

参考

Windows10の重い遅い対策 – Qiita
有限会社ピーシーエー – アドバイス情報



その後

Webブラウザを立ち上げたり、業務に必要なアプリケーションを立ち上げたりしてみましたが、特に問題は起きませんでした。ただ元々事務仕事で使えるギリギリのスペックのPCを買っているので、そのせいもあったかもしれませんね。金銭的に余裕があるのであれば10万ぐらい出した方が将来的な心理ストレスは軽減されるんでしょうけど、なかなかねー。スタッフ用のPCって(エンジニアとかデザイナーとかでない限り)ケチりがち。

そう考えると今業務でバリバリ開発環境動かしてるmac miniはメモリ増やしただけのモデルで10万ぐらい?大昔はただ高いだけだったけど、最近のAppleはコスパいいですよね。一般向けかといわれると難しいですが(身近に詳しい人がいれば別だけど)。