もう随分と今のやり方でやってきて馴染んでいるので自分としては特別なことをしている感じは全くないのだけど、「家計簿をきちんと付けましょう」みたいな話を聞くと、ああ、うちは結構ちゃんとしてんなーと思ったりします。
我が家の家計簿
- 生活費は2人がそれぞれ入れる
- 食材、日用品その他、必要が生じたときに買える人が買う
- 10日に1回程度を目安に手持ちのレシート等を元に家計精算を行う
- 精算した結果は家計簿に付ける
- 月ごとに集計して生活費が大幅に不足している、もしくは余るという状況の場合には入れる額を見直す
- 食費の増減等についても同じように実績と比較して見直す
使用ツールはGoogleスプレッドシートのみ
家計簿ログを記録していくシートと集計用のシートを作って精算時に入力していくだけで、精算用の数字と分析用の数字両方が出来る仕組み。家計簿ログに関しては、必要なのは「食費」「保健・衛生」「通信」などの科目だけ。「食費」にしてもいつ、いくらだけを記録すれば細かい明細はなくてOKということにしてある。税務調査が入るようなことだったらそんなのじゃダメだけど、まあ家計だしいいんじゃない。集計するのは「食費」と「食費以外」だけ(公共料金は全部クレジットカード引き落としなので別で集計する)。
より細かく何をどこでいくら買ったと記録していってもいいし、科目をもっと細かくしていっても良いんだけど、複数の人間が触るということになるとシンプルにしないと続かないので、続けることを目的に出来る限り緩くしてみた。集計に関しても毎月必ずあって月ごとの変動が小さいはずの「食費」だけは単独で数字を追うけれど、それ以外は細かく集計したところで家計レベルだと年1回とかいうものばかりになってしまうので、ざっくり。
これだけで割と有効な情報が蓄積出来て、1ヶ月にどれくらい家計で使ってますか?と聞かれたら即答できるくらいには、健全な家計に貢献できています。文句言いながらも同居人も続けられているし。良いシステムだったんじゃないかな。
家計簿なんか、ざっくりでいい。
家計簿が苦手とか続かないとかいう人は、ちゃんとしたものをやろうとしすぎだと思うんですよね。買ったものを全部細かく帳簿に付けていくとか。確かにそれがあったら、去年のごぼうは158円だったんだとかわかるかもしれないけど、でもそんなのいらないですよね。ざっくり総計がわかればそれでいい。要は何に使う数字を作るんですか?ということなので……子供がいたり両親と同居していたりすると僕らより少し複雑かも知れないけど、でもそれは後で知りたい数字を切り分ければいい(例えば「子供関連費」とか)だけで、基本は同じです。細かく集計したところで人間の活動はそんなに細かく調整できないんでね。それを「家計簿とはこうあるべき」から入るとしんどいんじゃないかなー。そういうのはもっと慣れて好きになってから。そうじゃなければざっくりでいいんすよ、ざっくりで。