NHKはもっと魅力的な「会社」になれないか

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色んな会社が電話営業でやってる新人研修が、NHKだと受信料の徴収になるのかなと思いますが、NHKさんが久々にいらっしゃいました。前回はいつだったっけな……引っ越し直後とか来たかなあ。2年前くらい?忘れましたが。いつもは年配の人って言う印象でしたが、今回は若い男性でした。


以下、やりとり。


「ピンポーン」
インターフォンの受話器取る
はい
「506号室でお間違いないでしょうか」
はい
「わたくしNHKのものですが確認したいことが2点ありますので玄関先までお願いいたします」
いえ、ここでお願いします
「あの、受信料の申込みがされていないと言うことで伺ったのですが」
は?
「受信料の」
ああ、TV持ってないと伝えてあるんで引き継いでおいてください
「今も持ってらっしゃらないんですか?」
こちらから報告しない限り、ありません
「わかりました。ありがとうございます」
はい


以上、30秒くらい。
テレビ持ってないのは事実だし、廃棄するときに解約処理もしているし、僕は間違ったことは全く言ってません。僕の受け答えが多少イラついて見える理由は次の2点。

  1. 説明は後でするからとにかく玄関先まで出てこいという態度
  2. 「契約のステータス管理」という概念がないこと




説明は後でするからとにかく玄関先まで出てこいという態度

NHKが訪問してきたからって、玄関先で詳しく話を聞いてあげる必要はないはず。話の内容なんかだいたい想像付くし、玄関先出てこいってのは粘るため、家や住人を確認するためですよね?別にやましいことなく、純粋にテレビ持ってないだけなのにそこまで言われるのがちょっと。



「契約のステータス管理」という概念がないこと

次に契約のステータス管理。以前は契約して受信料を払っていましたが、あるときテレビの廃棄と一緒に解約を行い、以後契約はなく受信料を払っていない。仮に顧客データベースがあるとすれば、僕の情報はそうなっているはずです。引っ越ししたり電話番号が変わったりして断絶している可能性は高いけれど、でもそのたびに説明してるんで今もそうなっていて欲しい。

でも実際には、「直近何ヶ月かに受信料の支払実績があるかどうか」だけで訪問先を決めている節があり、「受信料の支払時席がない=支払を忌避している」みたいな感じで接されることが多いわけで、顧客データは住所単位、ステータスは契約済みか否かのみで、その他細かいことは申し送りされてないんだなあと思ったり。

ああいや、以前住んでいた場所でも今住んでいる場所でも、割と強めに「テレビ買ったら契約しますが、現状その予定はないですし、訪問しても無駄なので」と言うことを伝えておくと、以後しばらく来ないので、集金担当者個人の中ではステータス管理はしているんだろうなとは思うんですけど、担当が変わるとまたイチから。集金担当の効率も悪くなるし、もうちょっとなんとか上手いこと出来ないのかと思うんですけどねえ。



もうちょっとなんとかならんか

なんだろ、ただ単純に「NHKに来て欲しくない」というわけではなくてですね、痛くもない腹を探られ疑われ無駄な時間を過ごすのが嫌ってことです。もしきちんと顧客管理出来ているならば、僕みたいな人を訪問して言うべきことは「受信料払ってないですよね。払ってください」ではなく、「今現在、こういうキャンペーンやっていて3ヶ月は地上Dの受信料だけでBSもご覧になれます」とか「いまなら読売新聞と同時に加入されると1年間受信料を割引させていただきます」とか「MLBに興味はおありですか?MLBパックとして生中継がある時間帯と夜中のハイライトのみ視聴いただけるプランがあるのですが」とか「テレビをお持ちでない方も月額いくらでNHKの番組がすべてオンデマンドで試聴いただけるサービスがありまして」とか、そういう「提案」だと思うのですよ。それなら、心が揺らぐこともあるかも知れない。でもそういうの、なんかやっちゃいけない風潮があるじゃないですか。NHKは儲けたらダメ的な。

法律的縛りがあって広告始め商品設計に限界があり、結果的に収入を受信料に頼らざるを得ないのはわかるけれど、もしNHKがそういう経営だったらもっと面白い「会社」になるだろうになあと思うのです。完全に民営化してNTTみたいになったらいいんじゃないのかなあ。せっかくエネルギー溢れる「会社」なのに、もったいない。

半官半民としてヌルいのはそういうとこだよなー。