先日、ドナルド・トランプアメリカ大統領が就任しまして、それと前後して為替相場も大きく動きました。トランプ大統領の施策を反映したもので、基本的には「ドル高」基調。で、年末年始、118円くらいまで行ったんですが、トランプ大統領が口先介入するじゃないのってことでこのところ少し戻して、今は113円です。
ドルがトランプ氏発言で全面安、ポンドは急反発=NY市場 | ロイター
終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが全面安となった。トランプ次期米大統領が前週末、ドル高/人民元安に強い懸念を表明したことが影響した。
(中略)
トランプ氏はウォールストリート・ジャーナル紙のインタビューで、米企業は「(中国)と競争できない。なぜならドルが強く、われわれは死にそうな目にあっているからだ」と述べた。
このところ市場では、ドルの上昇に一服感が広がっていた。クレディ・アグリコルのFXストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は、こうした中でトランプ氏の発言がドルの調整トレンドを一層強めたと分析した。
適正相場は100円から105円と見る向きもあって、その辺までは行くのかなあ。ドル試算は今のうちに円に替えておいた方が良いのかも。
トランプ大統領が口先介入すると…=「ノーガード」の日本を直撃、円が急騰?(窪園博俊) – 個人 – Yahoo!ニュース
為替の適正水準(いわゆる購買力平価)を導き出すのは難しいが、一般的には「100から105円の間ではないか」(大手機関投資家)とされる。110円を割り込んだぐらいで介入すると、トランプ政権から為替の不当操作と認定され、強い制裁措置を受けかねない。従って、「100円を大幅に割り込む水準まで為替介入は封印されるのだろう」(外資系金融機関)との見方が支配的だ。
その他の通貨
基本的に今のところ安定してはいますが、イギリスがEU脱退を仄めかす発表をしてて先行き不透明です。もしほんとに脱退とかなったらどうなっちゃうんだろう……イギリスは移民の制限さえ受け入れられればEUにいたいみたいですけど、でもそれ許すとねえ。各国がそれぞれの都合や希望を我慢して、市場形成のために集まっているのがEUなわけで、それぞれに自分勝手なこと言い始めたら成り立たないし、イギリスの要望を受け入れるわけには行かないよなー。
はてさて。