この続きといっても良いかな。
年明けの業務状況 | mutter
定期的に書いている、パートタイムでエンジニアっぽいことをしている会社の話なのですが、先日新しい男性事務スタッフが入って良かったねと思っていたら、その引き継ぎも終わらないうちに2/20限りで女性スタッフが辞めてしまいました。まあ事務処理能力が無く、電話対応も社会人とは思えないレベルだったので、業務上の損失はそんなに大きくないですけれど、その女性スタッフが自分でも満足に出来てない仕事を新人に教えていて、もちろんまったく教えられてなくて、結局専務が出てって教え直すという二度手間になってて、ちゃんと仕事できるってのは大事なことだなあと思った次第です。
一定以上にちゃんとした会社にお勤めの皆さんは、「こんなの誰だって出来るし、特別要領がよかったり頭の回転速かったりする人が手早いくらいで、そんなに差なんかないだろう」と思っていると思いますが、単純な仕事が出来ない人ってのは存在するんですね。僕はちょっとびっくりでしたけど。40歳過ぎてからだともう電話対応とかすら出来るようにならないもんなんでしょうか。絶対、そんなことないと思うんですけどねえ。本人の意識次第で出来るようになるんじゃないのかなあ。不思議。
なにはともあれ、お疲れさまでした。
で、新人さんは
年齢は30歳前後かなあ。歓送迎会には行ってないんで(忙しすぎて日程合わない)前職が何かとか、結婚してるのかとか、そういうの全然知りませんが、今のところの特徴としては、- 電話対応がバカが着くほど丁寧。
- 事務処理能力は高い。この会社の独自ルールを飲み込みさえすれば仕事は早いと思われ。
という感じで、まあ1ヶ月もすれば前任者を軽く上回って1人で事務作業回せるようになり、専務の負担もだいぶ軽くなるんじゃないかなと期待してるんですけど、問題はこの会社の定着率の悪さ。パートタイムとしては時給は悪くないし、休みは融通してもらえるし、年末年始やお盆時期の休みは十分すぎるくらいもらえるし(バイトだしその間給与出ないけど)、なんかスタッフがどんどん辞めちゃうのよね。
僕が入ったときにいた事務の女性は、かなり事務作業出来る人だったけど、会社と合わないつって辞めちゃいました。仕事出来る人であればあるほど、ある程度仕事任せて欲しいと思うんですよね。でもワンマン経営だとなかなかその辺の線引きが難しい。社長や専務は、自分の事務仕事を減らすタイミングを見極めるべきだと思うんですけどね。事務の人間は代わりがいるけど、社長は代わりがいないことが多いんで。銀行や取引先の折衝とか。
あとはあれ、これもワンマン零細特有なのかも知れないけど、人使いが荒い。ちょっと畑違いの仕事を投げられて、いやこっちの仕事に掛かりっきりで時間ないしそもそも僕の技術力では満足に出来ないんで、コンサルのデザイナの人に頼んでくださいと断ったら、その作業を素人の事務男性に振ろうとする社長。まだ本職でさえ手探りで頑張ってる彼に、そんな無茶振りしちゃダメですよ。大事に使わないと、使い減りする一方じゃないですかねえ。
どういう会社にしたいかというビジョンを持つ
まあ、パートタイムなんてそんなもんよという話なのかも知れないですけど、人件費の話はともかく業務の安定を考えると、定着してもらわないと次のステップを考えられないわけで、ていうか事務作業が属人的になってるとかリスク高すぎるわけで、そのへん会社として上手く待遇していかなアカンのちゃうかなと思うんですけどね。経営者の資質として、「この会社をどういう会社にしたいか」というのを明確に持っていることは、かなり大事なことだなあと最近よく思います。目先の経営に必死になるのはわかるんですけどね。必死な中でも、実現可能性が低くても、ビジョンがないと頭を上げて進めないよなあと思っています。
別に僕の会社ってわけでも、僕が会社持ってるってわけでもないですけどね。
将来のことを考えると、いろいろ感じちゃうわけです。