ご近所さん。

今日の鴨川(パクリ) #kyokamo


3軒くらい隣のマンションに老夫婦が住んでまして、夕方過ぎに2人で散歩しているのが印象的だったのですが、2年ほど前、その奥さんが脳疾患で倒れたのか歩けなくなってしまいました。ご主人の支えがないと歩けない、歩けたとしても一歩が10センチくらいしか脚が動かず、前傾してなんとか移動出来てるという感じ。リハビリのためにはそうやって動かしていくことが一番良いのでしょうけれど、見ていてとても痛々しく、それに自分の親だっていつそうなるかわからないわけで、毎日なんとも言えない気持ちで見ていました。


そして時は経ち……


今、奥さんは一人で買いものに出掛けられるまでに回復しました。少し前傾して歩く姿は変わりませんが、一歩一歩は力強く、表情が硬すぎると言うことも無く、およそ普通に生活出来ている様子がうかがえます。別に特別声を掛けたわけではないですし、親しいわけでもありませんが(話したことすらない)、でも「何となくよく見掛ける」という意味で少し心配していたので、最近の元気そうな様子を見て安心しました。年取ってからの病気でも、リハビリって成功するもんなんですね。諦めたらダメですね。


まだまだ色々と大変なことはあるでしょうけれど、元気に長生きして欲しいなあと、今日も思うのでした。見るたびにとても温かい気持ちになります。心の中で頑張れ、と。