両親が農家から米を買っている話を聞いて「情報強者」について思ったこと

実家に帰ってました。ただいま。

実家にいる間はiPhoneでTwitterとFacebookをときたま覗く以外ネットには繋がず、とても心穏やかな暮らしをしておりました。自分の食い扶持フィールドのことを考えずに言うと、やあ、みんなネットばっかりやってたらあかんよ。うん。


でで、まあそれはそれとして、お米の話。うちはお米が大好きで、2人暮らしながら結構な量を食べています。そのせいで米の値段が上がると結構きついんですが、実家の両親が農家からまとめて米を買っているとかでときおり送ってくれます。これが美味い。とはいえ米の値段は、京都のスーパーで買うと安くて5kg2,000円、普通に買うと2,280円、米屋で買うと2,500円から3,000円というレンジで決して安いわけではないので、両親に頼るのは心苦しく思っていたんですが、実家に帰ってその辺のことを喋って判明。知り合いの農家に、安全で美味しいお米を安く分けて貰っていたんでした。諸々事情はあるんですけど、10kg2,000円。どうなってんの。しかも、超美味しいの。少なくともスーパーで手に入る古米混じりのお米よりか、ずっと美味しい。


美味しいお米を買うには?っていうと、産直の市場を探すかネットで検索する買ってことになるんですけど大体高いんですよね。道の駅的なところで見ても、5kg3,000円とか言ってんの。無農薬玄米ならまだしも白米でそれは難しい。ネットで検索して買っていた時期もありました。ネットで検索すると、安全評価から食味分析からありとあらゆる情報が載っているのでとても安心出来ます。送料もそれほど高くはないし、多めに注文すれば5kg2,500円くらいで購入可能です。安心出来る美味しいお米がこの値段で買えるんなら、わざわざ同じようなお金出してスーパーで買う必要ないなあ、と思っていたのですけど、それより全然正しい解は、「農家の知り合い作って売ってもらう」。これ最強。しかもうまい。来年はうちの分もまとめて買ってもらおうかと思っています。もちろん両親にお金を払って。

その農家の人というのは実際には遠縁の親戚で、別の畑を安く貸してる縁なので「知り合いを作る」っていうとちと語弊はあるんですけど、僕にとってはもう30年くらい会ってない人(名前もわからん)なので、知らない人。それに販売価格は別に親戚割引きと言うことでもないらしい(別の親戚じゃない農家の人から買ってたときもそのくらい)。うおーそんな社会、俺しらねー。そんな社会との接続口は、ネット上には落ちてねえ。そういう接続口は、実際に足を運んで、話を聞いて、作るもんなんだろうなあと。そういう接続口を作るの、うちの父親も母親も天才的に上手いので、息子の僕も美味しいお米が食べられる、と。


ネットを過信してるつもりはなかったのですけど、「何もない俺でもネット使えば人並みに、いや人以上に上手くやれる」的なことは思っていたかもしれません。少なくとも「ネット使えないと街の電器屋で定価で冷蔵庫買う」くらいのことは。でもなー「情報強者」ってのになる方法は何もネットを使うことだけじゃなくて、当たり前なんだけどさ、昔ながらの人と人との繋がり的なところにも大事なことはたくさんあるのよね、と再確認しました。それをサボるためにネットを使おうとしたらあかんね。


そんで米美味くて幸せだー