食の好みなんて簡単に変わる
今日は休みであり炊事当番だったので、リクエストに応えてきんぴらを作りました(上画像)。
具はにんじんとごぼうとレンコン。
ごま油で炒めたあとに酒とみりんとしょう油を同量ずつ適宜入れ(今日は具の量が多かったのでそれぞれ大さじ3ずつ)、唐辛子を加えてフタをして火が通るまで煮ます。火が通ったら完成。ね、簡単でしょ?(参考:ヨーガンレールの社員食堂 野菜でつくる一皿料理)
いや本当は、それぞれを拍子切りにするのが面倒であったり、手際が悪くて大きさがまちまちであったり、かといってスライサー使ってニンジンを切ったら長く出来すぎて慌てて半分に切ったりと苦労があったのですけど、そこそこ慣れている人であればちょっとした手間でおかずを追加できる便利な料理です。美味しいし。
具材に使ったごぼうとレンコンはどちらもきんぴらの定番でありつつ個人的にもとても好きな野菜なのですけど、外食して出てくることはあってもなかなか自分で買おうと思うことは少なくて、必然的に「嫌いじゃないけどあれば食べる」くらいのところにあった食材でした。
それが変わったのは、3年くらい前に圧力鍋を買ってから。レシピにのっていた「ごぼうのゴマ和え」と「レンコンの酢のもの」を作ってみようとごぼう、レンコンを買ってみたらば、「面倒そう」と忌避していた下処理が実は全然面倒でなく、調理も特に大変なところは無いことが解って、目鱗。今まで料理人が使う食材だと思っていたのに、自分で作っても十分に美味しいと解ってからごぼうとレンコンがとても好きになりました。
なんだか変なきっかけですけど、出来上がったきんぴらを食べながら、「好きになるってそんなもんだよねー」と思いました。そんなもんだよねー。