京都市中心部で路上喫煙が禁止されてから5年、罰金が科されてから4年が経ちました。大分浸透してきたかなと思いますが、同時に「タバコを吸う方法」についても洗練されてきたなあと思います。それが「喫煙所の把握」であったり「煙草が吸えるコンビニ情報の集積」であったりしますが、最近になって目立つようになってきたのが裏通りに待避して歩きながらタバコを吸い、次の角で大通りに戻るような人達の増加です。喫煙方法としての「路上喫煙禁止になっていない道路の選択」です。
具体的には御池通の1本北の「押小路通」です。位置関係はこんな感じ。
赤い部分が路上喫煙禁止区域です。赤い部分の上辺が「御池通」になります。この道はとても広く気持ちの良い道で朝から晩まで通行人の絶えない道です。平成19年時点では御池通の南側だけが路上喫煙禁止区域でしたが、平成22年の区域拡大で北側も含まれるようになりました。
で、青い線が押小路通。細い通りですし本来そんなにたくさんの通行人がいる場所ではないのですが、今現在、朝の8時か9時の間とか、夕方以降の夜の時間とか、通行人が非常に多いです。そして高い割合で火の付いたタバコを手に持っています。皆さん職場が押小路通り沿いにあるというわけではなく、一服が済んだら御池通に戻ります。そのまま出勤ですかね。もしくは家に帰る、地下鉄に乗る、バスに乗る。
タバコを吸っている人にとってはその5分なり10分なり押小路通を通るだけでしょうけど、そこに住んでる人にとっては次から次へと喫煙者が通るわけです。これは軽く喫煙所ですよね。迷惑すぎる。僕は出勤するときにそこを通るだけですが、それでもそう感じます。
単純に喫煙区域を拡大していけば良いという話ではないだろうとは思いますが、それにしても特定地域をクリーンにした結果周辺地域が汚れるというのでは、臭いものに蓋をしたに過ぎないんじゃないでしょうかね。御池通に喫煙所(出来ればオープンエアーではないもの)を設けた上で、大通りからもう1,2本分奥まで規制して貰えれば、タバコを吸う人も諦めて御池通から出てこないだろうし、より上手に分煙できると思うのですけど。
いやあそもそもの話として、タバコを吸いたかったら、5分早く家を出て、コンビニの前で吸えば良いと思うんですがねえ。なんで裏通りに入ってまでして歩きながら吸うの。マグロかなんかですか。止まると死んじゃう系の。よくわからん。
京都市路上喫煙等の禁止等に関する条例の取組について/京都市 文化市民局 くらし安全推進課