タクシー規制混乱…車列消え、客が長い列 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
JR京都駅(京都市下京区)北側の烏丸口で客待ちのタクシーがあふれ、周辺道路の渋滞を招いているとして、業界団体とJR西日本は1日朝、タクシーの乗り入れを制限する社会実験を始めた。
客を降ろす車だけを進入させ、空車の乗り入れを禁じるという選別方式だが、スタートしたとたん、タクシーが足りなくなり、客から不満が噴出。午前中に実験を休止する場面もあった。秋の観光シーズンに合わせて古都の玄関口のイメージ一新を狙った試みは、いきなりつまずいた格好だ。今後、実験を続けるかどうかは、関係者で協議して決めるという。
京都駅でタクシー乗り場へのタクシー乗り入れに関する実験を行ってるみたいです。
発端は、タクシー乗り場へ通じる道にタクシーが溢れまくってて交通の障害になってるからだそう。実験とかぬるいこと言ってないで、業者と契約して24時間違法駐停車を取り締まれば済む話だろうと僕なんかは思うわけですが、さすがにそこまでは出来ずに乗り入れを減らす方式を実験したとのこと。
まぁぶっちゃけ言えば、これだけの客待ちスペースがある場所に対して「客を降ろすタクシーだけ入ってよし」とかどんだけ筋悪いんだよと思わなくはないですけど、何にせよやってみないと効果のほどは解らないわけだし、失敗するのは大いに歓迎すべきだと思うのです。だって、今京都は比較的暇な時期だし。
観光で訪れた大阪府枚方市の植田仁美さん(56)は「お昼に料亭で予約を取っているのに、このままでは間に合わない。観光シーズンなのに実験をやる時期を考えてほしい」といら立った様子。
何を言ってるのか解らないです。植田さん。
「京都のオフシーズンはいつですか?」と聞かれたとしたら、どう答えるか?正直な話、京都にオフシーズンなんか無いわけですが(1年中、修学旅行生はいます)敢えて答えるなら、正月が一段落して梅が咲くまでの2月と、夏休みが一段落して紅葉が始まるまでの9月・10月と答えるでしょうね。植田さんがどう考えてはるかは知りませんけど、相対的にそうなっています。
で、京都の2月に屋外でタクシーを待たされるような実験をして欲しいと思いますか?そんなの全然無理でしょう。
こういう面においての京都の悪いところは、「観光客がいるから」「今できないから」などといって、対策を先送りにしていつまでも抜本的な対策を取らないことです。んで、どん詰まりになってようやく動くと言うね。どうせだめならやっておけよと思うので、むしろ今やってるのは良いことなんじゃないかな。確かに植田さんには不快な思いをさせてしまって申し訳ないと思うけれども、ここで譲歩してしまうと、将来の大勢のお客様に対して申し訳ないのではないかと。
せっかく業界団体がやる気になっているのだし、このタイミングでどんどんやってもらって、良い解決策を見つけて貰いたいと思います。そうでもしないと、この街では何かが動いたりしないよ。気を遣いすぎてね。観光都市にだって、メンテナンス期間ってのは必要なんだよ。