今回のお題は「起動に異常に時間が掛かる」。
どれくらい掛かるかというと、
- 電源オフから電源オンすると、WindowsXPが起動し終わるのに軽く1時間。2-3時間かかることも。
- スリープから復帰させても数十分かかる。
こうなってくるとHDDに何らかの異常があるんじゃないかと思うわけですが、
- 起動したあとは何の問題もなく作業できる
という点で「???」。
HDDが飛びかけてたら異音がするとか、動作が急に止まるとか何とかあるはずなんですが。
あとそれ以外に気になる問題点は、
- HDDの残り容量が異常に少ない
余り新しいモデルではないノートPCだったのでHDD容量は90GB。
でも動画や音声、画像素材を多く扱ってる人でない限り、なかなか使い切るのは難しいはず。
業務用のPCならなおさら。
というわけで、入っているアプリケーションをチェックしながら、1つずつ調べてみたらば、
どうやらタイトルのような事が起きているみたいだと。
原因の追究
まずスタートアップをチェックしたり、デバイスマネージャをチェックしたり。特に異常無し。
アンチウィルスソフトのログも問題なし。
起動中のアプリケーションでリソースを極端に食っているソフトも…なし。
該当PCには、使用者がなんとか使い勝手を良くしようと頑張った様子が見られ、
「高速化ソフトウェア」と「バックアップソフトウェア」がそれぞれ複数入っていたのですけど、
基本的に「高速化ソフトウェア」というのは役に立たない…というか、
速くすることは出来ても遅くなっている原因を解決するわけではないので、
今回のように明らかに原因があって急に遅くなった場合には無力。というわけで全部アンインストール。
ここまで特に変化無し。起動時間も変化無し。
次に「バックアップソフトウェア」は複数あっても無駄だし、
- 重要なデータは手動で外付けHDDに退避している上、元データが別PCにある
- 端末にはメーカー製の「バックアップ機能」が存在している
という理由でこれも全てアンインストール。
ここまで特に変化…あり。起動時間が正常に戻った。
謎解明: 原因は?
調査の結果「Buffalo Backup Utility」との相性が良くなかった模様。起動するたびにHDD全体のバックアップを行っていて、容量が容量だけにもの凄い時間が掛かっていたと。
設定の問題かも知れないし、他のソフトとの兼ね合いかも知れないけど、
ともかくこのソフトをアンインストールすることで起動時間は解決した。
HDD容量の方も、同じくバックアップツールの問題。
こちらは端末に搭載されていたIBMの「Resque and Recovery」という機能で、
HDDを丸ごとバックアップし、ボタン一つで以前の構成に戻せるという優れものなのですけど、
- 週に1回自動的にバックアップを取る設定
- バックアップを自動的に削除する機能がない(あっても設定されていない)
- 使用し続けるとHDDの容量をどんどん食いつぶす
という難点があり、上手く活用するには設定をきちんと行った上で、
定期的にバックアップの削除を行う必要があるという…えー。
というわけで、もうどうせ役には立たない3年前のバックアップデータなどを根こそぎ削除。
その結果、空き容量が18.5GBから63.6GBに増大。
どんだけバックアップするのよ……
結果的に全て問題が解決し、PCは元通りさくさくと動くようになりました。
でもなんか…釈然としない。。
お節介な機能も良し悪しですなぁ。