AutoPagerizeはGreasemonkey版からFirefoxアドオン版に移行するみたい(でもまだ満足に動かない)

先日、Greasemonkeyに関するセキュリティリスクが報告され、それに合わせていくつかのスクリプトが更新されました。AutoPagerizeもその一つです。

AutoPagerize セキュリティアップデート – SWDYH

malaさんによる解説:

外部コンテンツを読み込む系のGreasemonkeyやブラウザ拡張を作る際の注意事項 – 金利0無利息キャッシング – キャッシングできます – subtech


AutoPagerizeをご利用の方は、こちらのページから最新版をインストールしてください。

AutoPagerize for Greasemonkey



Firefoxアドオン版も開発中

Greasemonkeyは手軽にカスタマイズできるという点で非常に便利なのですが、多くの場合更新を察知できないという点で、不便だったりします(確かそれを解消するアドオンみたいなのもあった気がしますけど、上手く動いてなかった記憶が)。

AutoPagerizeにはGreasemonkeyだけでなくFirefoxアドオン版もあり、並行して開発が進められています。開発者のswdyhさんも最新のエントリで、

Firefox拡張がだいぶできてきたので、Greasemonkeyのを使ってるひとは試してみてください。

そのうちGreasemonkey版は終わりにするつもりです。
 

と書かれていてだいぶ期待大なのですが、まぁ正直、現状はあんまり使い勝手がよくありません。
具体的には以下の問題があります。

  • 特定のページで動作しない(Yahoo!Japanなど)
  • 設定がしづらい(設定画面がわかりづらい、など)
  • 処理に時間が掛かる(いつまでも読み込み中が終わらない)


設定の変更は、AutoPagerizeが反応しているページで右クリック→AutoPagerize Configで設定変更画面を起動できるのですが、


なんというかきちんとした設定画面ではないので、動作が不安定です。しかも設定が効いてないっぽい?(設定してもバーは表示され続けるし、動作しないURLを登録することも出来ない模様)。加えて、その設定画面内にあるリンクをクリックすると、他のページに移行してしまい、以降設定画面に戻れなくなります。なんというトラップ。

設定画面は対象じゃないページでも表示させたいし、普通にウィンドウにして欲しいんですがねぇ。


まぁそういうわけで、AutoPagerize的な動作という面でもアドオン自体のデキとしてもまだまだクオリティは低いので、Greasemonkeyを止めてFirefoxアドオン版に切り替えても不便になるだけかなぁと思います。

人柱所望の人以外は、もう少し煮詰まるのを待った方が良いでしょうね。



ちなみに、巻き戻したいときは

Firefoxアドオン版を入れては見たものの使いづらいという人は、Greasemonkeyに戻すのは可能です。アドオンをアンインストールまたは無効にし、Greasemonkeyを入れ直せばOK。

Greasemonkeyを更新したら使いづらくなったという人は、一応過去のバージョンのソースコードも公開されているので旧バージョンに巻き戻すのは可能ですが、その間には「セキュリティリスク」という壁があるので巻き戻しはオススメできません。だったらどうすりゃいいんだと言われると困りますけども。