【FIFA World Cup 2010】 デンマーク戦雑感。



喋りに集中していたせいで最初の方はそんなに覚えてないんですが、点が入ってからはもう結構楽しく見てました。今、昨日のUST聞きながら書いてますが、自分で言うのも何ですがちょっと面白いw僕の解説(笑)は、正直言って8割方的外れでしたけどその辺はヤマちゃんがフォローしてくれてたし、まぁピッチレポーター的賑やかしくらいにはなってたかなと。




そんなことより雑感

とはいえまずはダイジェスト。得点シーンのみですが。




FKシーンも素晴らしかったし、3点目の繋ぎ→決めも最高に良かったですね。
本田の試合後インタビューでもの凄くいい顔してたのも印象的です。可愛いなぁ。


(詳しい内容は、フモフモさんのところで読むとかなりわかりやすいですよ!)



全体としては。

試合開始直後から30分くらいまではデンマークのサイドアタックが効いていて、その分長友と駒野が守備に追われるシーンが多かったのですが(特に駒野は忙しそうだった)、遠藤のFKが決まった辺りからどうしても勝ちが欲しいデンマークの攻めが単調になってきて、ピンチは増えたもののそれほど怖さを感じず安心してみてられました。PKのシーンも崩されて決定的というような場面ではなかったですしね。

いやぁ。日本、強くなったなぁ。

開幕前ここまでやれるとは思いませんでしたし、正直に言って何も望まない無の境地で代表を見ていましたが、今は少し違いますね。日韓W杯の時とはまた違う、もっと基礎の部分に近い自信を持てたような気がします。素晴らしい。



“スタイル”にたどり着いたのか

繰り返しになりますが、この素晴らしいサッカーはここ1ヶ月くらいで作られたもので、正直に言えば、それまでの2年はなんだったんだっていう複雑な想いはあります。ですが、「日本らしさ」という言葉に踊って彷徨った結果たどり着いた姿が、組織的で強固な守備とサイドも広く使える素早い展開だとするのなら、それは素晴らしいのではないかと。大会後「あれは相手が強かったからの仮初めの姿」「また元通り攻めて戦えるスタイルを模索する」とするのではなく、このスタイルを継続・ブラッシュアップしながらバリエーションを加えていって欲しいと思います。

代表チームに限らず、人にはそれぞれ好きなスタイルというヤツがあり、スペインの派手なサッカーが好きな人もいれば、ブラジルの自由なサッカーが好きな人もいますし、ドイツの規律正しいサッカーやイタリアの堅実なサッカーが好きな人もいます。今まではどれか1つが正しく他は時代遅れ=間違っているという論法で語られることが多かったですが、それももう必要ないかと。それらは味付けであって素材ではなく、結局良い悪いではなく好みの問題です。日本が出来ることは今回の大会で良い部分も悪い部分も明らかになったと思いますし、こんなに有用な材料はないでしょう。



次戦は6/29、パラグアイ戦。23時キックオフ。

パラグアイは強敵ですが、グループFの状況から見て希望も持てる相手です。
次戦も、行くぜ!