「KATI THAI CAFE」でタイ料理を堪能してきました。
唐突ですが、辛いものが好きです。
突然めちゃめちゃ辛いものを食べたくなって豆板醤増し増しの麻婆豆腐作ったり、タバスコ山盛りのパスタを食べたり、チリパウダー大幅増量のカレーを作ったりしますが、大抵胃を極端に痛めることなく美味しく食べちゃいます。多分、日本国内の「辛いもの」だったらほとんど問題なく食べれるであろう…と思ってるんですが、しかし聞くところによるとタイ料理の辛さといったらないそうじゃないですか。僕にとってタイ料理といったらレッドカレーとグリーンカレーとトムヤンクンで全部食べたことはあるけれども、それはいわば数多くあるタイ料理の中のごくわずかでしか無くて、味として考えたらどちらかといえば日本向けのメニューらしい…これは一度しっかりタイ料理を食べなくてはいけない、ってことで、近所にあって美味しいと評判のタイ料理屋「KATI THAI CAFE」でしっかり堪能してきました。
何はともあれビールでしょってことで、とりあえずビールを注文。メニューには生ビールもありましたがせっかくなので、タイビール「チャーンビール」を注文。
少しさっぱり目で少し香ばしい飲みやすいビールです。ドライなんかに比べると少し物足りなく感じるかも知れませんが、タイ料理と一緒に飲むことを考えるとこのさっぱり感もさもありなん。むしろぴったり。
タイビールといえば、もう一つ有名なのが「シンハー」ですが、
こちらはチャーンビールに比べると少し濃いめの味。それでも日本のビールやスタウト、エールなどに比べると随分あっさりしていることには代わりありません。
そうこうしているうちに1品目到着。
春雨のサラダ、ヤム・ウンセン。タイ料理をよく知る彼女の指定で、砂糖抜き。
春雨のほか、海老、イカ、もやし、トマト、鶏肉、タマネギ、干しエビなど色んなものが入っています。味は…ナンプラーがしっかりきいていて美味しい。そしてもちろん辛い。さっぱりしてるのになんなんだこのテンションの上がり方は…若干入りすぎと思っていた冷房が心地よくなってきて既に汗だくです。素晴らしい。
続いて鶏バジル炒め、パット・カパオ。
『タイの屋台図鑑』で見ていて、是非一度食べたいなぁと思っていた料理なので迷わず注文。肉は、豚、鶏、牛から選べるので鶏を指定。これは…美味い!バジルの風味が香辛料の香りとほどよくマッチして食欲をそそる上、もちろん辛い!多分、これでも日本人向けに手加減されてるんでしょうけど…気持ちいいくらい辛いですねぇ(ちなみに、お店の人に頼めば辛さの調節は可能です。今回は全部デフォルトの辛さで出してもらっています)。
ただ辛いだけじゃない、豊富な調味料の芳醇な味わいがベースにきちんとあってこその辛味が本当に心地良いです。癖になりそう。
続いて、スープが欲しいねってことで定番料理トムヤム・クンをオーダー。
クンは言うまでもなくエビ。コブミカンの葉、レモングラスなど様々なハーブが入った、甘い、辛い、酸っぱい全てをまんべんなくカバーする凄いスープ。当然美味しい。唐辛子の輪切りだけじゃなく各種粉末も入っていて見るからに辛そうで、実際に凄く辛いんだけど止められないんだよなぁ。当然汗も止まらないわけですが。ビール美味すぎ。
最後に、1つくらい辛くないものをということで、これも定番タイ風焼きそばパッタイ。
米の麺にもやし、卵、タマネギなどが入り、ピーナツが香りを添えた主食。お好みで、ナンプラー、酢、塩、唐辛子などで味を調えて食べる。これは辛くないので、なんか必然的に辛いものの箸休め的存在になってしまったけど(笑)、これはこれでやっぱり美味しい。
これだけ食べて、1人2,000円くらい。そりゃタイで食べるのに比べればべらぼうに高いけど、この味だったら十分に満足。美味しかった…とはいえ2人で言ったので4品しか食べれず、まだまだ食べたいものが山のように。こりゃ近いうちにまた行くしかないなぁ。
辛いものが好きな方、興味がある方は是非。お店の雰囲気も良く、オススメです。
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