[ZizaRu] 大変そうだけど楽しそうでもある、ベネチアの洪水の様子。

いやいや、普通に大変だとは思いますけれども。

ニュース – 環境 – ベネチア冠水――品定めする買い物客 – ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

2008年12月1日にベネチアを見舞った洪水ぐらいでは住民はめげていないようだ。冠水した店内を長靴姿で買い物をしている。

 スコットランドのスコッツマン紙の報道によると、ベネチアのマッシモ・カッチャーリ市長は住民に外出を控えるよう求めるとともに、旅行予定者には再検討を呼びかけていたという。

 店員は取材に対し、「あっという間のことだった。20分後には水が腰の高さまで来ていたのだから」と話している。


生活を停滞させるわけにはいかないもんなぁ…
飯も食わなくちゃならないし。


なぜ、こんなことになってるかというと、ベネチアの立地が原因。
元々干潟だったところに建物を建てているため地盤沈下の影響が大きく、
大潮などの条件で高潮が起き、街全体が冠水してしまうそう。


こちらの記事によると、今回は海面155cmまで冠水したと言うから…
まさに街が水没した、という感じですね…

ニュース – 環境 – ベネチア冠水――日常生活を続ける人々 – ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

ベネチア市長からの外出自粛勧告を無視して、洪水の最中、街を行き交う住民や旅行者たち。12月1日、ベネチアは22年ぶりに最悪の冠水被害に見舞われた。

 イタリアの水の都ベネチアは運河に囲まれ、高潮被害が毎年のように発生している。今回の冠水では、水位が海面155センチまで上昇した。これは市が観測を始めた 1872年以降4番目の高水位である。観測史上最高の水位は1966年の194センチという記録。そのときはすべての街路が水に沈んだ。

194cmって…高潮っていうレベルじゃないですね。。
衛生状態も心配です。


しかし、少なくとも100年以上、年数回発生してるとなれば、
(もちろん迷惑で、困ってはいるけれども)ある意味で年中行事なわけで、
人々は案外普通に暮らしてたりするわけですね…

ニュース – 環境 – ベネチア冠水――船頭の腹ごしらえ – ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

ロンドン・タイムズ紙の報道によると、2008年12月1日に最高水位に達したベネチアの大洪水により、「ベネチアの都市機能は完全に麻痺している」と市の担当職員は話している。

 だがどうやらその状況はこのゴンドラの船頭たちに伝わっていなかったらしい。彼らの朝食を取る姿は、年に数回は発生する洪水にゴム長靴で対抗する地元住民の不屈の精神を象徴しているかのようだ。

そうか、もはや意地でもあるんだなw
それも含めて好きなのかもなぁ。


Ziza.Ruでも、ベネチアの洪水に関する特集があったので、そちらからも何枚か。



呆然とする女性。
これだけ見せられると、何が起きてるか分からなくなりますね…




でも、人々は結構普通に歩いてたり。
向こうに見えるのは海、でしょうね。荒れてます。




旅行者は大変そうですね…
雨季とかそういうことではないみたいですし、
運が悪かった(もしくは良かった?)ということなんでしょうか。




店のお姉さんも苦笑い。

それにしても、長靴がオシャレです。可愛い。あと、長い。
こういう場所だとみんな長靴必須だし、
バラエティに富んだ長靴が売られてるのかもしれませんね。




一応、外出自粛勧告は出てるみたいですが、そうは言ってもせざるを得ないわけで…
主要な場所にはこのような歩道が造られるんでしょう。
なんかはしけみたいにも見えますが。




意外なほど普通に歩いてますが、よく見ると、街頭に赤白のテープが貼られてますね。
多分あの向こう側は運河、ってことなんでしょう。



「水の都」とは言うけれども、ここまで毎年大変な目に遭ってるとは思いませんでした。
それでもここに住み続けるベネチアっ子の生き様は、僕は格好いいと思います。

…大変だけど。



■ 参考リンク

ヴェネツィア – Wikipedia
Затопленная Венеция (15 фото) ? Интересное :: Картинки, видео приколы, анекдоты, свежий юмор на ZizA.rU