[move!] 全ての手続きが完了。

いやー長かった。でもやっと、終わりました。

昨日/一昨日と、旧部屋の立ち会いを済ませて、
一連の作業が終わりました。

やれやれ。
引っ越しってしんどいね。。。


何でそんなにしんどかったかというと、
仲介不動産業者の担当者が相当なうっかりもので、
何度も書類が足りないだの、印鑑が必要だの、
やっぱりこうでしたなどと繰り返したことと、
管理会社(管理人代行)の不動産業者の長栄が、
それに拍車を掛けていい加減で、
契約書にない請求をしてきたり契約条件が曖昧だったりして、
交渉が異常に面倒になったためでした。



“契約書にない請求”というのは、
例えば一部で話題になっている長栄のスマイルパックシステム。
詳しくはマンション管理者向け資料のこちらをご覧下さい。

CHOEI Smile Pack System – S.P.Sのメリット

簡単にまとめると、入居時に掃除や盗聴器の検査などを行うことで、
入居時により多くの収入を得られますよ、と言うサービス。


でも冷静に考えてみればさー
事前に掃除しておくのは当たり前だろ。
何のために敷金やら保証金やら払わせてるんだ?
前の入居者が原状回復するために使用するわけだろう?

で、法的に請求できない分(例えばエアコンのクリーニングとか床の凹みとか)は、
大家の持ち出しで埋めるのが当然じゃないの?
そもそも、次に借りる入居者だって礼金払ってるんだぜ?
サービスの意味が分からん。
名目変えれば(敷金とかいう名前を使わなければ)、
法律の網をくぐり抜けられるっていうだけじゃん。


書かれていたサービスはこんな感じ。

  • エアコンクリーニング
  • 盗聴器の検査
  • ヒノキの香りでリフレッシュ

締めて、50,000円。おい。
(価格は物件によって上下するみたいです)


サービスそのものが納得いかないことに加えて、
仲介不動産業者がそのサービスの説明自体を忘れていて、余計に寝耳に水。

こちらがそんなものは要らないと断ると、
長栄は入居者の意思の確認無しに既に発注済だからキャンセルできないとのたまい。
契約書も交わしてないんだぜ?(賃貸契約書にも盛り込まれてない)
どういう商習慣なのか超意味不明。
(どうも長栄という会社がと言うよりも、担当者がダメ社員ぽい)

結局、仲介不動産業者が負担することで話がついたっぽいけど、
どう考えてもサービスのシステム(説明から販売まで)がおかしくね?

コレで1週間延期。



さらには、保証人は一人で良いですよっていうから従ってたら、
もう一人の分は保証会社と契約してくれとか。それもかなりの額。

いやいや、それならもう一人立てるやん。

ちなみにコレも仲介不動産業者の説明漏れ。
これでまた契約書を返して貰ってもう一人の保証人に郵送して、
捺印して貰って書類を添えて返送して貰って。

さらに1週間延期。



さらには、今回の物件、
初期費用が“礼金”と“前払い家賃”という構成で。
名目上は敷金はゼロなので、退去時どうなるのかと聞いたところ、
『前払い家賃を充てる』
『礼金を充てる』
と話が二転三転。コンセンサス取れてねー

最終的には、礼金として支払われたものを原状回復に当てる(返金は無し)とのことだったけど、
このやりとりを見る限りではどう考えたって信用できない。
仲介不動産業者か、管理会社の長栄に一筆書いてもらわないと、
何年後になるか分からない退去時に何を言われるか…
(そのときの担当者がしっかりしてるって言う可能性もあるけど)

しかしそこはさすがに大企業、契約書のテンプレはいじれないと。
まぁそうそう特約(と解釈される項目)を付け足せないだろうから、
しょうがないんだけどね…理解は出来ます。
でも問題は特約とかそう言うことじゃなくて、
あなた方が信用できないってことなんだけどな…と思いつつ、結局諦め。

これにも、3日くらい充てました。



他にも、こちらが入居日は12日と言っていたのに、長栄の担当者から電話があって、

1日付け入居で契約書を作っちゃったんで入ってくれませんか?

あり得ないよな。
どういう社員教育したらそんなことになるんだ?
日本とは思えないくらいゆるいw
どんな社風だよww

もちろん、お断りしました。

引っ越し屋の手配、前の部屋の退去、日割り家賃の問題、など、
どう考えても無理だったので。
無理じゃなかったら引っ越してるっちゅーねん。




ここまで読んで。

そこまで嫌だったんなら他行けよっていう意見も沢山あるでしょうけれども…
最初のやりとりが凄くスムースだったんで、迂闊にも退去届を出してしまっていて。
既に、ケツが決まってる状態だったんですね。
その状況でイチから不動産業者を回るのは…日程的にキツかった。
だから、何とか話をまとめたいと。

それに、直感として今の部屋が気に入ってたってのもあって。
(実際に住んでみるとアレコレ問題はあるけどでも全体としては気に入ってる)



そういうわけで、もうホントにリアルに胃が痛くなる2ヶ月でしたが、
何とか問題も全て解決して無事に住む場所が決まりました。

はー。


京都は貸す方が圧倒的に強くてかなり苦労することは知ってたけど、
なんかここ何年かでさらに厳しくなってるような気がするね。
敷金とか保証金とか取り巻く状況は全国的なレベルでは貸借人に有利に傾いてるんで、
それに対抗すべく、不動産業者もあの手この手で負担(=利益)を増やそうとしてくるし。
でも、かと言って相手に流されてると、どれだけむしられるか分かったもんじゃないし…


皆様も契約条件など十分に気をつけながら、
不動産業者との交渉をお楽しみ下さい。


あ、あと、契約がきちんとまとまるまでは、支払いをしたり、
退去届を出したりしない方が良いね。
そのところはちょっと油断でした。反省。